『世界樹の迷宮X』とは、2018年8月2日発売の3DダンジョンRPGである。
対応プラットフォームはニンテンドー3DS。発売元はアトラス。"X"はクロスと読み、本作が3DS最後の世界樹の迷宮シリーズとなる。
概要
2017年12月13日に行われた「世界樹の迷宮10周年締めくくりトークショー」にてディレクターの小森成雄氏が、現在ニンテンドー3DS最後の世界樹の迷宮シリーズを制作中であり、ナンバリングタイトルや新シリーズとは異なる「お祭り作品」の予定が明かされた。2018年4月10日にYouTube LiveとPeriscopeにて『世界樹の迷宮X』というタイトルと共に正式発表され、同年8月2日発売。
これまでの作品に登場してきた職業、システム、迷宮、音楽、そして敵など、世界樹の迷宮シリーズの全てをクロスさせた「お祭り作品」になっている。
これまで3DS登場したⅣ・Ⅴ・新・新2・新3の迷宮・キャラクター・モンスターなどなどのあれやそれやを使いまわしつつも新要素も多数含んでおり、結果として本編自体がこれまでの倍以上はある特大のボリュームとなっている。
また、世界樹の迷宮Vで「後半のイベントが少ない」といったユーザーの意見を踏まえて『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』のシナリオライターである葉月陽氏の協力も得ているという。
先着購入特典は「新たな冒険者イラストパック」のDLC。これまで数多くの世界樹イラストを寄稿してきたシガタケ氏、コミック『世界樹の迷宮2~六花の少女』の高畑雪氏(FLIPFLOPs)、セブンスドラゴンシリーズのモタ氏・三輪士郎氏、ペルソナシリーズの副島成記氏の5名の描いた冒険者イラストを使用できる。
本作は正式発表前から3DSの手描きマップの世界樹の迷宮としては最後の作品になると明言しており、シリーズの大きな区切りとなった。
そしてこれは3DS以外、手描き以外の続編ならあるとも取れる表現であったが、後継作と思われる「SQ」が本作発売直前に発表されている。
スタッフ
システム
本作のシステムはIII・IVのサブクラスシステム・新2のフォースブレイクシステム・Vのキャラメイクシステムなど、過去作のシステムをクロスしている。
ゲームの難易度は「PICNIC」「BASIC」「EXPERT」「HEROIC」の4段階。
単純な4段階難易度というわけではなく、従来とは区分が異なる。
「PICNIC」は非常に簡単なモードで、他からPICNICに下げることはできるが一度PICNICに変更すると他の難易度に戻せない。
「BASIC」「EXPERT」の間はオプションでいつでも難易度変更可能。戦闘中の与ダメ被ダメの数値や状態異常の確率などに影響がある、そこ以外の中身は変化しないので「BASIC」でも楽などということはなく十分に歯ごたえがある。
「HEROIC」は内容はEXPERTと同じだが、他の難易度からHEROICにすることができず、ニューゲーム開始時にしか選択できない(引継ぎ二週目でも選択できない)。そしてHEROICであることはギルドカードに明記されるため、これでクリアして友達に自慢することができる。
ちなみにHEROICからでも途中で難易度を下げることは可能なので、最初にEXPERTから始める理由はあまりなかったりする。
- キャラメイクシステム
- 世界樹の迷宮Vで好評を博した自由度の高いキャラメイクシステムが本作にも導入された。
髪・瞳のカラーリング設定は勿論、ボイスはVの40種類(男女20種類)から60種類(男女30種類)へと増えた。前作でアクの強いボイスばかりだった反省点を踏まえ、掛け声中心でキャラ付けが薄めの「無個性」が新たに追加されている。「中二病」「実況者」「異邦人」などアクの強いボイスもある。
君は戦いを賑やかにするためボイスを設定してもいいし、かつてのナンバリングタイトルを意識してボイスをオフに設定してもいい。なお、全60種類のボイスは以下から試聴可能。
『世界樹の迷宮X』PCボイス紹介ムービー(男性キャラ用)
『世界樹の迷宮X』PCボイス紹介ムービー(女性キャラ用)
作成したキャラクターのカラーリング・ボイス・名前はいつでも変更可能。そして今作では立ち絵も変更可能になったので、本作にいないクラスを再現してもいいし、矛盾塊を作るのも自由だ。
また、発売後に配信される『シリーズ全職業の外見イラストDLC』を導入すれば、本作に登場しない職業の外見も使用可能になり、最大468体の中から選ぶことができるようになる。(Vのプレイヤーイラスト以外はカラーリング設定に非対応)
- サブクラスシステム
- 世界樹の迷宮III・世界樹の迷宮IVに導入された職業システム。
メインとなる職業の他にサブの職業(サブクラス)を選択できる。
仕様はほぼIVのものに準じ、サブウェポンの装備が可能となり、スキルレベル上限は本職の半分。
- フォースブースト/フォースブレイクシステム
- 新・世界樹の迷宮2に導入された戦闘システムで、世界樹の迷宮IIに登場したフォーススキルの発展系。行動ごとに溜まるフォースゲージが100%になると使用可能になり、3ターンの間特殊効果を発動させる「フォースブースト」と、ブースト中にゲージ自体を破壊して強力なスキルを放つ「フォースブレイク」を駆使して戦う。
新2にいなかった職業にもフォーススキルが新たに設定されており、サブクラスで補えないメイン職ならではの強みを見せる要素となる。
飛行都市「マギニア」と絶海の孤島「レムリア」
今作の舞台は飛行都市「マギニア」。
東の果て「エトリア」 北の公国「ハイ・ラガード」 海都「アーモロード」 最果ての街「タルシス」
世界各地の冒険者たちは、王女ペルセフォネの命により飛行都市「マギニア」へと集う。
富と名誉、そして飽くなき冒険心を満たすべく、世界から隔絶された絶海の孤島「レムリア」へ挑むことになる。
レムリアの構造
絶海の孤島「レムリア」は5つの島々からなり、中央の世界樹がそびえ立つ島は周囲が断崖絶壁のため近づくことができず、その周辺に存在する4つの島々には歴戦の冒険者たちにとって見覚えのある樹海が数多く広がっている。しかし雰囲気は似ていてもその構造は大きく異なるようで、過去の知識が逆に命取りになるおそれがある。
今作には世界樹と不思議のダンジョンと同様のワールドマップがあり、ワールドマップ上で入りたい迷宮を選択することでその迷宮に入ることができ、迷宮をクリアするごとに次の迷宮が解放されていく。
また、本筋となる迷宮以外にも小迷宮が点在し、クエストなどで入れるようになる。
迷宮以外には、迷宮内で拾えるアイテムが入手できる「採集ポイント」や、ストーリー上で関わる人がいて会話などが発生する拠点も存在する。
また、ワールドマップ上の採集ポイントにFOEが登場する時があり、選択すれば戦闘可能。
職業
今作の職業は全19種類。歴代作品の職業に加え、新職業「ヒーロー」が追加された。
スキルツリーはキャラクターレベルで解禁されていくIVと同じ仕様。フォーススキル以外の固有スキルはないが、スキルレベルの後半(=サブクラスでは到達できない)から劇的に性能が強化される、事実上メイン限定のスキルも多い。
各クラスの性能はリニューアルされており、ステータスの種類がVと同じになったため原作でTECに集約されていたステータスがINTとWISに振り分けられてサブクラスとの相性が変化していたり、新スキルが導入されていたり、他のクラスと被ったスキルが削除されていたりする。
サブなしで2種類の武器を使い分けるクラスは少数で、武器なしでも使えるスキルも多いため、サブクラスの組み合わせの自由度は高め。
エトリアの冒険者たち
- パラディン(世界樹の迷宮)
その身を挺して味方を守る聖騎士。剣と槍を使えるが盾こそが最大の武器。
全職中最高の耐久力をもち、今回はダメージ軽減のガード系スキルとダメージ肩代わりのディバイド系スキルの両方を使用可能で。3色ガードによる完全無効化や吸収は本職限定。一列の封じを回復しつつ守る「リカバリーガード」や、次のターンまでガードできる「キープガード」などの特殊なものもある。
- フォースブーストは3ターンの間ガードスキル軽減率を上昇させる「大盾の守護」。
フォースブレイクは発動ターン中に生じる味方へのダメージ攻撃を全て無効化する「完全防御」。
サブで取得した場合、剣、槍、盾が装備可能になり耐久力強化のパッシブが大量に得られる。
ガード系スキルは使用者のステータスにかかわらず有用だが、属性攻撃のシャットアウトは本職しかできない。
- ブシドー(世界樹の迷宮)
異国の剣術を駆使する東洋の剣士。
全職中最高のSTR速度特化職に次ぐAGIを持ち、上段・青眼・居合の3つの構えから単体も範囲も含む6属性全てが使用可能な攻撃の達人。その結果、防御面はとてつもなく紙。
構えの仕様は新2の発展形で、構えの始動が攻撃技となっているが、さらに開幕の自動構えが基本仕様となった。また技も特定構え専用のものはなくなり、どの構えからでも出せるが適切な構えから使用すると必ずクリティカルが出る設計に変更された。技も刷新されVの一刀マスラオのものも混ざっている。
- フォースブーストは3ターンの間構えを維持しつつ、全ての構えの効果を擬似的に得る「無双」。
フォースブレイクは敵全体に強力な遠隔斬攻撃を与え、一定確率で即死させる「一閃」。
-
サブで取得した場合、
最強武器種である
刀が装備可
能になり、
刀を装備すれば構えの効果を利用できる。
- メディック(世界樹の迷宮)
味方の治療・回復を担う衛生士。
仕様変更により全職中最高のWISを手に入れ、蘇生・状態異常・封じ回復などあらゆる種類の回復行動ができる。新2同様に基本は回復特化型で、防御や毒など過去に持っていた補助的行動は切り捨てているが、異常に強い打撃技はむしろ強化されている。
- HPの回復以上に蘇生や異常回復を得意とし、「リフレッシュ」「バインドリカバリ」の列回復はメイン時限定。
フォースブーストは3ターンの間自身の全行動速度を上げ、治療スキルの回復効果を向上しつつ消費TPを半分に抑える「集中治療」。
フォースブレイクは味方全体のHP・戦闘不能・封じ・状態異常・弱体効果を回復する「超医術」。
- レンジャー(世界樹の迷宮)
弓攻撃と樹海探索技術に優れる狩人。今までは「前後衛」扱いだったが本作では純後衛扱いに。それでも後衛のなかでは打たれ強い方。
- 弓による攻撃以外にも回避率を向上するスキルや敵の狙いを操作するスキルなどの搦め手を多数持ち、回避をうまく狙えれば「朧矢」で火力を出していける。
また樹海探索用のスキルをほかのクラスより多く持ち、「整頓術」や不意打ちを防ぐ「危機感知」など便利なものが揃っている。
フォースブーストは3ターンの間味方全体の行動速度と回避率を下降上昇させる「夢幻陣形」。
フォースブレイクは敵1体に遠隔突攻撃を与え、命中率・行動速度を低下させる「ミラージュアロー」。
ハイ・ラガードの冒険者たち
- ガンナー(世界樹の迷宮II)
銃を使った攻撃を得意とする銃士。
旧Ⅱと新シリーズで能力傾向が異なるが、今回は高STR低AGIの旧Ⅱ仕様。
- 所謂鈍足紙耐久という弱点はあるものの、単体には跳弾や3色チャージ弾による強大な単発火力とスナイプによる部位封じを高いレベルで併せ持ち、大群に対しても旧Ⅱの「掃射」での全体攻撃、あるいは新1の「後方攪乱」による敵の抑え込みの両方が可能。さらにはバリスタの「照明弾」まで保持している。
- 新旧の技を同時に持っているためスキルの発動速度が速いか遅いかの両極端という性質があり、新2の「クイックアクト」で調節もできるので、立ち回りには頭を使う必要がある。
- フォースブーストは3ターンの間銃スキルが2回発動する(2回目は威力が減少するがTP消費無し)「アクトブースト」。
フォースブレイクは敵1体に遠隔突攻撃を与え、高確率でスタンさせる「至高の魔弾」。
- サブで取得した場合「後方攪乱」「照明弾」は銃なしで使用可能。居合ブシドーが銃を持つとシラフで敵に先んじてチャージショットが撃てるなどメインガンナーにない強みが生まれる。
- ドクトルマグス(世界樹の迷宮II)
巫術による回復と巫剣による攻撃で万能に立ち回る巫医。
性能はほぼ新2準拠だが一応味方のTPを回復できるスキルを再習得した。
- 巫術はメディックに次ぐ回復力があるものの緊急時の立て直し力はやや劣り、巫剣は強力なデバフ効果や威力を持つがまずは敵を状態異常にする必要がある。
- 今作は何かのついでに回復できる職が多く、状態異常撒き職が軒並み高性能なため他のメンバーと連携しやすく、しっかり連携できれば正真正銘の万能型となる。
フォースブーストは3ターンの間相手が状態異常でなくとも、巫剣スキルの追加効果が発動する「巫剣の力」。
フォースブレイクは味方全体のHP・封じ・状態異常を回復し、ターン終了時まであらゆる悪い効果を防ぐ「大巫術・精霊衣」。
-
- ハイランダー(新・世界樹の迷宮)
槍の扱いに優れ生命の力を武具に宿す力を持つ、正義を重んじる一族の者。
- 自分や仲間のHPをリソースにして強力な攻撃を行うことができ、HPを削った味方へのリカバリー用のスキルや通常の槍スキルも備えている。
フォースブーストは3ターンの間使用する槍スキルの威力が上昇し、与えたダメージに応じて味方全体のHPを回復する「英雄の戦い」。味方のHPを消費しながら全回復していく非常に強力なブーストとなる。
フォースブレイクは敵全体に遠隔突攻撃を行い、与えたダメージに応じて自身のTPを回復する「ゲイボルグ」。
アーモロードの冒険者たち
- プリンス/プリンセス(世界樹の迷宮III)
世界中に乱立する大小国家の王族の血を引く者。性能はIII準拠。
立ち絵変更が可能なため『セ』を任意に設定可能になった。
術士並みの頭脳と前衛並みの耐久力を両立した並外れたステータスの持ち主だが、メインが補助のためあまり目立たない。
主に味方を強化する号令スキルを用いるが、HPやTPの回復及び属性攻撃も可能。
新要素として自身の強化3つを解除して1ターン味方全体を超強化する「ラストオーダー」を新たに搭載、うまく回り始めると尋常ならざる効果を発揮する。
フォースブーストは3ターンの間使用する号令スキルを全体化し、更に消費TPを半減する「勝利への誓い」。
フォースブレイクは発動ターン中、味方全体の強化は解除されず、重複可能な特定の強化スキル効果が倍増する「高潔の証」。
- シノビ(世界樹の迷宮III)
異国の地で暗躍する影の存在。STRがやや下がりLUCが向上、INTも高い。
メイン時限定で後列からでも威力減衰なく攻撃でき、「分身」で完全に2人に分裂でき、高いLUCから各種ST異常をばら撒き、スキルを揃えれば回避盾もできるやりたい放題な性能、これでⅢより大幅に弱体化してるというから驚きである。
フォースブーストは3ターンの間自身の狙われ率と回避率を上昇させる「不忍」。
フォースブレイクは敵全体を一定確率で毒状態にする「毒霧」。尚「分身」している最中はフォース系のスキルは使用できないし、ブースト中に分身できない。
サブで取得しても強烈で、ST異常撒き、「煙りの末」でTP節約、分身などなど可能性は無限大。
-
- ゾディアック(世界樹の迷宮III)
エーテルと呼ばれる元素を用いた星術により、属性攻撃を行う化学術士。武器は杖。
- 今作唯一の純属性攻撃系の職業で最高のTPとINTを持ち物理性能は最悪、敵の属性攻撃を防ぐ先見術や味方のTP消費を抑えるスキルも持つ。
フォースブーストは3ターンの間星術スキルの威力を上昇させ、消費したTPの半分を回復する「占星時軸」。TP消費を抑えるスキルが発動するとTPが黒字になる。
フォースブレイクは敵全体に炎+氷+雷の複合属性攻撃を与え、更に使用したターンの味方の消費TPを0にする「アストロサイン」。
- ファーマー(世界樹の迷宮III)
一攫千金を夢見て樹海に挑む農民。剣、槍、鎌、そして銃が使用可能。
ドロップ率向上・採集・罠回避・歩いているだけでアイテムが集まるなど多種多様な探索スキルを持つため一人いるだけで迷宮探索が大きく楽になる。
- レア素材を複数個採集できる「自然の恩恵」は金欠気味な本作ではたいへんありがたいスキルである。
- 探索特化で戦力にならないという設定のため、STR・INT・WISが軒並み壊滅しているが、全職中ぶっちぎり最高の異常なLUCを持つためダメージを伴わない状態異常蒔きが得意(ダメージを伴うものはSTRの方が重要になる)。戦闘中に自身のTPを回復するスキルとそれを味方に分配するスキル、縛りあげた敵の首を刈り取る「収穫祭」なども備え、工夫すれば戦闘時も役割が持てる。
- フォースブーストは3ターンの間使用したアイテムの効果が再発動する「アイテムアゲイン」。
フォースブレイクは味方全体のフォースゲージを100%にし、ブレイクしたゲージも一定確率で復活させる「最後の秘策」。
サブであっても
探索は劇的に楽になる、また「収穫祭」が全体攻撃として単純に便利。
- ショーグン(世界樹の迷宮III)
遥か東方の異国で多くの軍勢を指揮・支配する将。
ブシドーとの差別化のためかステータスが平均化し、味方に攻撃をさせる陣スキルが強化された。原作で『弐の太刀』だったものがⅣソードマンの「攻防一体」と同様の物理ダメージを割合カットする「払い弐刀」になり、多くの陣スキルで自分自身も攻撃に参加できるようになるなど、ステータスとスキルの齟齬も解消されている。
ただ、味方に殴らせるという性質上味方の協力が必要で、パーティ編成の時点で気を使う必要がある。
- とはいえ、所持武器で攻撃する「双燕」も単純に強力なのでプリン(セ)スのアームズがあればそれだけでも堅実に仕事をしてくれる。
- 「血染めの朱槍」「介錯」などのショーグンならではのスキルはしっかり続投している他、自らの命と引き換えに回復・蘇生ができる「切腹」を習得した。正に狂気
- フォースブーストは3ターンの間味方全体の最大HPと攻撃力を上昇させる「力戦陣形」。
- フォースブレイクは発動ターン中、味方全体に対して敵からの効果(攻撃含む)を一度だけ無効化する「影武者」。分身していても片方自殺してブーストできるのは利点ではある。
タルシスの冒険者たち
- ソードマン(世界樹の迷宮IV)
剣・突剣による多彩な剣術を操る剣士。性能もIV仕様。
- 平均的なステータスを持つので、装備を軽量化して味方に先駆け「リンク〇〇」系のスキルで追撃を狙っていくか、あるいは鎧と盾で重装備して各種剣技や盾殴り技の「〇〇ブレイク」で戦うかの二択ということになる。
- いっそのこと剣を投げ捨ててサブの武器をメインにしてもいい。
- パッシブスキルでは単属性攻撃を大幅強化する「シングルデボート」が強力。
フォースブーストは3ターンの間攻撃力・命中率・行動速度を上昇させる「三位一体」。
フォースブレイクは使ったターンに自身が受ける効果を無効化し、次のターン、終了時まで攻撃力・行動速度を上昇させる「フルチャージ」。
-
- ナイトシーカー(世界樹の迷宮IV)
敵を状態異常で弱らせてから仕留める闇討ちのエキスパート。
全職中最速のAGIを持ち、遠距離からST異常を誘発する投刃スキルとST異常の敵に爆発的な火力を発揮する剣スキルを併せ持つ。今作ではST異常を撒けるクラスはかなり多いため、それらとも協力して戦いたい。
フォースブーストは3ターンの間攻撃力・状態異常成功率を上昇させる「キラースタンス」。
フォースブレイクは敵1体に強力な近接斬攻撃を与え、相手の状態異常効果を延長させる「ディザスター」。
- ミスティック(世界樹の迷宮IV)
状態異常や弱体効果をもたらす「方陣」を張り巡らせる異種族の方陣使い。
方陣は張ってから機能するまでにラグがあるが、一度張ってしまえば手が空きやすいという性質は何かと便利。方陣と破陣をすべて駆使すればかなり手広い行動が可能。
フォースブーストは3ターンの間封じ・状態異常成功率を上昇させ、張っている方陣が解除されない「方陣護持」。
フォースブレイクは敵の強化を全て解除し、封じ・状態異常の累積耐性をリセットする「解魔の札」。
- インペリアル(世界樹の迷宮IV)
独自技術の砲剣により、凄まじい火力を繰り出す帝国騎士。
砲剣は剣スキルが使用できるが他の武器を持てないという仕様はそのまま。
ブシドー並の攻撃とパラディン並の物理防御を併せ持つが、そのしわ寄せで魔法防御やらTPやらAGIやらLUCやらが最低という極端な性能。
超威力のドライブが注目されがちだがエッジ系のスキルも強く、隙を伺いながら気長に戦っていくこともできる。立ち回りはどちらかというとモノノフっぽい
フォースブーストは3ターンの間砲剣スキルを使用してもオーバーヒートしなくなる「イグニッション」。
フォースブレイクは自身のTPを最大TPを超えて回復させる「コンバージョン」。
アルカディアの冒険者たち
- セスタス(世界樹の迷宮V)
鍛え上げた拳を武器に戦況を切り拓く戦士。
Vでのアースランの種族的性質を(VIT以外)引き継いでおり、見た目に反して素の攻撃力(並びに武器の攻撃力)は高くない一方、LUCが高く封じのほうは意外と決まる今作の部位封じ担当。
性能的には連撃セスタスそのものであり、3か所すべての部位封じスキルを初めから持ち、封じた後は封じた個所を攻撃するスキルで追撃を狙っていける。
フォースブーストは3ターンの間封じ成功率を上昇させ、封じ・状態異常・スタンした敵を攻撃時に追加効果が発動する「シールラッシュ」。
フォースブレイクは敵1体に強力な近接壊攻撃を与え、一定確率で頭+腕+脚封じ効果が発動する「ファイナルブロー」。
サブとする場合「
闘魂」や「怒涛」などのパッシブが意外と強い。
- リーパー(世界樹の迷宮V)
身にまとう瘴気と手にした大鎌で死を刈り取る死神。
WISが高いうえデバフ職としてはかなり硬めで、場合によっては回復もこなせる特異な職業。
本作の性能はLUCを上げたブラニーの死遠リーパーに近い構成で、「瘴気兵装」で自身の能力を上げ、瘴気による多彩な弱体効果と回復・防御能力を使いこなす。メイン時なら「終わりなき衣」と「無限兵装」で瘴気状態を安定して維持したまま戦い続けることも可能。瘴気は兵装取得時点で戦闘開始時に纏うため序盤から使いやすくなっている。
もちろん鎌によるST異常の振りまきも強力。
フォースブーストは3ターンの間発動した自身の瘴気兵装を維持する「無限兵装」。
フォースブレイクは発動ターンに敵全体の攻撃力・防御力・回避率・行動速度・封じ、状態異常耐性を大幅に低下させる「瘴気の激流」。
- 単体で完結した性能を持つためサブはパーティーの穴を埋めるものを選びたい。
- サブで取得すると瘴気によるデバフ撒きが可能となる。手が空きやすい職なら瘴気兵装を維持して戦うことも不可能ではない。「終わりなき衣」はデバフをかけるならどんなスキルでも発動する。
本作の新職業
- ヒーロー(世界樹の迷宮X)
新職業。危機的状況であっても諦めることなく剣を掲げ、盾を手に戦う戦士。
攻撃行動の後に自身の行動を再現する「残像」を生み出す能力を用いて戦う。
往年のRPGにおける勇者そのものであり、物理よりで攻守とも標準以上の能力を持ち、各種剣技は単純に強力かつ特定の敵に異常に刺さる性質があり、仲間と協力する能力、盾による防御スキルまで持つ弱点の無い万能戦士・・・なのは普通のRPGでのお話。世界樹の迷宮においてはLUCがブービーかつ搦め手が全く使えない、残像が勝手に行動することで予定が狂うなど、通常のRPGでは問題にならなかった部分がそのまま弱点となっている。
- 前半は力任せに使っても強く、後半からは仲間と連携することで真価を発揮できる。
- フォースブーストは3ターンの間自身の残像発生率と自身の残像の全能力が上昇する「ブレイブハート」。
フォースブレイクは敵全体に近接斬攻撃を与え、味方全体のHPを最大値を超えて回復させる「ミラクルエッジ」。
登場人物
マギニアの街の人々
- ヴィヴィアン CV:長妻樹里
宿屋「湖の貴婦人亭」の受付を務める少女。糸目。自堕落且つ無気力な性格の持ち主で、受付も親の命令で仕方なくやっている。頭に猫のマーリンを載せている。ときどき5enの話やハイラガードの地図作成の話等歴代作品のネタを聞ける。
- ネイピア CV:佐倉綾音
「ネイピア商会」を経営する女性。世界樹の迷宮IIIの舞台「アーモロード」で冒険者相手の商売を営んでいたが、ゼニの匂いを嗅ぎつけて(?)飛行都市マギニアへ乗り込んできた。
- クワシル CV:大塚芳忠
「クワシルの酒場」を営む老齢の男性。見た目はお洒落なオジサマだが、いつも適当な発言で周囲を煙に巻いているようだ。危険人物。
- ミュラー CV:大塚明夫
「冒険者ギルド」のギルド長を務める男性。マギニアの軍人。軍人らしく冷静沈着な性格の持ち主。
- ペルセフォネ CV:坂本真綾
飛行都市マギニアの王女。集めた冒険者たちを統括するべく「探索司令部」を立ち上げ、自ら探索司令部の長を務める。
迷宮で出会う冒険者たち
- ウィラフ CV:深見梨加
世界樹の迷宮IVの舞台「タルシス」からやってきた冒険者の女性。
- シリカ CV:斎藤千和
世界樹の迷宮の舞台「エトリア」からやってきた商人の少女。
隠れ設定である職業「プリンセス」が珍しく地味に発揮されている。
- ビルギッタ CV:内田真礼
駆け出しのメディックの少女。
世界樹の迷宮IVに登場するメディックの衣装を纏っている。
度々即死攻撃満載の迷宮に誘ってくれる。
ビルギッタがウラギッタ
- マルコ CV:河西健吾
様々な知識に優れたゾディアックの青年。オリバーとタッグを組んでいる。
- オリバー CV:川原慶久
鍛えた身体と力が自慢のパラディンの男性。マルコとタッグを組んでいる。
- ロブ CV:斉藤壮馬
寡黙な青年ナイトシーカーの青年。カリスのことを気にしているようだ。
共に行動する際のスキルは何故かレンジャーの「危険感知」でありナイトシーカーらしさが皆無
- カリス CV:石上静香
明朗な性格の少女。
見た目は世界樹IIIのファランクスだがゲーム上はパラディン。
ネイビアからの依頼でしばらく面倒を見ることになる。素質はあるが、まだまだ新米。
- レオ CV:村瀬歩
独りで樹海を探索するリーパーの青年。ファユム
Vの職業だがエトリア出身だという。
今まで組んだパーティーは悉くレオを残して全滅しており自身を「死神」と卑下している。リーパーが非常に生き残りやすい職業なのは無関係ではないだろう。
- アーテリンデ CV:小島幸子
世界樹の迷宮IIの舞台「ハイ・ラガード」からやってきたドクトルマグスの女性。
マギニアと仲の悪い海の一族の雇われ冒険者だが本人にそのつもりはない。
巫術の扱いに長けており、クロガネJr.という相棒を連れて活動している。
- クロガネJr. CV:なし
アーテリンデに付き添う黒い狼。
世界樹の迷宮IIのクロガネの子らしいが詳しくは不明。
- エンリーカ CV:潘めぐみ
海の一族の王女を名乗る冒険家の少女。
数多くの水兵達を従えて七つの海を股にかける船長でもある。
- ブロート CV:松岡禎丞
明るく気さくな性格の冒険者の青年。ブロなんとかさん
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