世界線とは、相対性理論などで提唱されている概念であり、「四次元時空の中である粒子が動く経路」のことである。
本来の意味から派生して、SF作品などでは「パラレルワールド」の同義語として使われることも多い。
アニメ化もされたゲーム「シュタインズゲート」作中でも世界の一つの可能性を表す用語として「世界線」が使われ、同作が人気を博したことからこの言葉の普及に大きく貢献した。
そのため「世界線」と言う言葉が「シュタインズゲート」が元祖だと勘違いされることもあるようだが、実際には冒頭に記したように学術分野の用語である。
さらに「パラレルワールド」のような意味で使用したのも「シュタインズゲート」が初と言うわけではなく、より古い複数のSF作品で既に使用されている。
世界線は無限に存在するが、世界はただひとつの世界線に必ず収束しており、別の世界が同時に存在することはない。また、世界線の近傍において、ある程度の揺らぎはすべて同じ未来に収束してしまう現象が起こる。つまり、どんな行動を起こしても結果が定められてしまい、そこから逃れることはできないものとされる。
世界線が移動する場合、前の世界は消えてなくなり、新たに世界が再構成される。その時、その世界の住人に世界線の移動を観測することはできない。ただし、岡部倫太郎にはリーディングシュタイナーと呼ばれる能力があり、唯一移動を観測することができる。またその場合、ダイバージェンスメーターという装置を用いることにより、元いた世界とどれぐらい異なる世界線にいるかがわかる。
なお「パラレルワールド」は複数の世界が平行して存在していると解釈されるのが普通なので、「シュタインズゲート」における「世界線」と厳密には「パラレルワールド」は同じものではない。
掲示板
159 ななしのよっしん
2024/04/29(月) 05:34:26 ID: 2PpXAygpy7
シュタゲにおける「世界線」という言い回しの利点って
世界を大分岐ポイント(厳密にはそこで分岐するに至る因果?)で固定されているある種の線≒弦に見立てて
弦の振動の最大幅が世界線収束範囲(アトラクタフィールド)
アトラクタフィールドの許す振動の幅の外に行くには弦を張り替える(アトラクタフィールドを移動する)しかない
という構図な所だろうし一般的な時間移動もの・並行世界ものに持ち込んでも微妙な気がする
(並行世界ものや一過性の過去改変もの辺りなら樹形図になるだろうし、時間移動までガッツリ絡めると樹形図の先の方から根本の方に線が合流しつつ分岐するだか手前の方の樹形図が再出現するだかする様な図でも出さないと扱えない)
歴史の修正力(≒大分岐ポイント)方面とかを単に不都合な揺り戻し以上に扱うんなら
世界を線に見立てて意味がある話作りはできるんだろうけども……
160 ななしのよっしん
2025/06/26(木) 06:53:22 ID: Atd3RY6C6q
現代における世界線の一般的な理解、つまりシュタゲで使われて広まった意味としての世界線を、
シュタゲより前に同じように使っていたSFって具体的に何?
触れてるのにその提示が無い意味がわからない
161 ななしのよっしん
2025/06/26(木) 13:33:38 ID: 6Kv7Od7tva
1988年くらいには自称未来人のジョン・タイターがネット掲示板で「自分と彼らが居る世界線は異なる」とかいう話をしてたのでシュタゲよりかは普通に昔から今のような意味合いで使われてる
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最終更新:2025/07/19(土) 02:00
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