中田賢一

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中田賢一（なかた　けんいち、1982年5月11日-）とは、福岡県出身の元プロ野球選手（投手）である。現在は福岡ソフトバンクホークスのコーチを務める。

概要

福岡ソフトバンクホークス #012 四軍投手コーチ
中田賢一
基本情報
国籍	日本
出身地	福岡県北九州市
生年月日	1982年5月11日
身長 体重	181cm 84kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2004年ドラフト2位
引退	2021年
経歴
選手歴 福岡県立八幡高等学校 北九州市立大学 中日ドラゴンズ(2005年-2013年) 福岡ソフトバンクホークス(2014年-2019年) 阪神タイガース(2020年-2021年) コーチ歴 福岡ソフトバンクホークス(2022年-)
プロ野球選手テンプレート

小学校からソフトボールを始め、中学校では硬式野球部に所属した。

福岡県立八幡高校は甲子園出場なし。

北九州市立大学に進学し、3年時に150km/hの速球を投げられるようになった。

2004年ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団した。背番号は20。同期入団には川井進（現：川井雄太）や鈴木義広、石井裕也、金剛弘樹など。

中日時代

2005年（1年目）から先発ローテーション入りし登板2試合目であわや完封と言う内容で初勝利を挙げる。その後は打ち込まれ怪我もあり二軍落ち。しかし、8月に再び一軍入りするとその後は好投を続け先発6連勝を飾る。8勝3敗　防御率3.63でシーズンを終える。

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2006年、怪我で序盤を棒に振るが、中盤から復帰し7勝3敗　防御率3.93と上々の成績でシーズンを終える。

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2007年、初の2桁勝利の14勝を挙げる。決め球のフォークボールも決まるようになり奪三振率も大きく上昇し、奪三振王のタイトル争いもした。しかし、与四球・暴投数は共にリーグ最多で翌シーズンに課題を残す。余談だがメンタル面はスタミナ同様に強いらしく、与四球はリーグ最多でも押し出しはゼロであった。
クライマックスシリーズは1stステージ、2ndステージ共にマウンドに上がり共に勝利している。
日本シリーズでは先手を取られた翌日に登板し見事勝利。中日ドラゴンズの53年ぶりの日本一に勢いをつけた。

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2008年、4月は4勝1敗で好スタートを切ったものの5月以降は打ち込まれるようになり7月に二軍落ち。すぐに復帰するものの8月に試合中の転倒で左足を痛めて再び登録抹消された。9月に再び一軍復帰するものの調子はイマイチで7勝9敗と入団後初めて負け数が勝ち数を上回り、防御率も4点台と揮わなかった。

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2009年、好投することはあったが、やや安定感を欠くシーズンとなった。4月投球内容が揮わずに登録抹消されるが、復帰しての7月には好投を見せる。13試合の登板で5勝4敗　防御率3.44でシーズンを終える。
クライマックスシリーズ2ndステージで登板したが、2回7失点と精彩を欠いた。

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2010年は中田亮二が入団したため、表記は「中田賢」となる。

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2011年は故障に泣き、6試合の登板に終わった。

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2012年は好調だったが、セ・パ交流戦からムエンゴになり、オールスター以降は二軍落ち。7勝10敗に終わった。

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2013年は5月からリリーフに回り、セットアッパーとして起用された。7月末から先発に戻るが、9月に試合前のフリー打撃の打球が胸に当たって骨折するアクシデントに見舞われ戦線離脱、そのままシーズンを終えた。

オフにFA宣言し、福岡ソフトバンクホークスに移籍した。背番号11。

ソフトバンク時代

2014年は開幕から5連勝、5月3日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で通算1000投球回を達成。その後も閉幕までローテーションを守り、2007年以来の二桁勝利を挙げ優勝に貢献した。

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2015年は4月17日の千葉ロッテマリーンズ戦で通算1000奪三振を達成。この年もほぼシーズンを通してローテーションを守り、2桁勝利には届かなかったものの9勝を挙げチームの2連覇に貢献。クライマックスシリーズではファイナルステージ第3戦でCS通算6勝目を挙げた（史上最多）。

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2016年は右腕の故障で開幕に出遅れ、その後もちょくちょく抹消されたため、17試合の登板に留まった。しかし7勝3敗、防御率3.01と成績としては上々の数字を挙げる。

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2017年は開幕ローテ入りしたものの、5月に2試合続けて7失点するなど安定感を欠き、6月に抹消されて以降はローテの谷間扱いになった。最終的には18試合に登板し、7勝6敗、防御率4.57。ポストシーズンではリリーフ待機となった。

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2018年も開幕ローテ入りしたものの、前年に続いて投球内容はパッとせず、7月にウイルス性胃腸炎発症で戦線離脱。8月に復帰後はリリーフとして起用され、26日の埼玉西武ライオンズ戦で延長戦に登板、その裏にチームがサヨナラを決めて5勝目を挙げ、通算100勝を達成した。この年は23試合に登板（先発13試合）し、5勝3敗、防御率5.20だった。

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2019年は特に怪我もなく二軍で規定投球回数に到達し最優秀防御率を獲ったものの、一軍では若手投手の台頭もあって競争の中に割って入れず、シーズン終盤に1試合先発したのみに終わった。

阪神時代

2019年10月26日に無償トレードで阪神タイガースに移籍した。背番号は20。

2020年はローテの谷間で3回先発したが、いずれも5回保たずKO。0勝2敗、防御率7.59に終わった。オフに能見篤史が退団したため、2021年は投手陣最年長となる。

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2021年は二軍でも防御率5点台後半に終わり、一軍登板なし。9月28日に現役引退を表明した。

引退後

2022年からは福岡ソフトバンクホークスに戻り、三軍投手コーチに就任。2023年からは四軍コーチを務める。

プレースタイル

「暴れ馬」と評される荒々しく捉えどころのない投球スタイルが持ち味で、球威のあるがどこに行くか分からないストレート・落差の大きい決め球フォークボールに、カットボール・スライダー・カーブを投げる。イニング毎に人が変わったように制球を乱して四球から自滅することもあるが、ボールの威力は一線級で球種も多彩でスタミナもあるため、相手に狙いを絞らせず長いイニングを投げきることもよくある。

応援歌

球団	レス	No	プレイヤー
ソフトバンク	応援歌のピコカキコ一覧#971	11882

成績

• ※青はリーグ最高、赤はリーグワースト。

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2005年	中日	15	13	0	0	8	3	0	0	.727	86.2	30	60	36	35	3.63
2006年		20	17	1	0	7	4	1	0	.636	112.2	36	111	49	49	3.91
2007年		28	26	3	0	14	8	0	1	.636	170.1	81	177	73	68	3.59
2008年		23	21	1	1	7	9	0	0	.438	129.2	46	126	79	67	4.65
2009年		13	13	1	1	5	4	0	0	.556	81.0	25	73	34	31	3.44
2010年		19	18	4	2	7	4	0	0	.636	118.0	41	105	43	38	2.90
2011年		6	5	0	0	2	3	0	0	.400	30.1	4	26	19	14	4.15
2012年		22	22	2	0	7	10	0	0	.412	140.0	33	106	46	44	2.83
2013年		40	11	0	0	4	6	0	15	.400	98.0	45	83	41	37	3.40
2014年	ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ	25	25	1	0	11	7	0	0	.611	145.0	65	116	77	70	4.34
2015年		24	23	3	0	9	7	0	0	.563	155.1	61	130	60	55	3.24
2016年		17	16	0	0	7	3	0	0	.700	89.2	49	67	31	30	3.01
2017年		18	15	0	0	7	6	0	0	.538	86.2	40	78	44	44	4.57
2018年		23	13	0	0	5	3	0	0	.625	91.2	57	79	54	53	5.20
2019年		1	1	0	0	0	0	0	0	.---	4.2	3	2	1	1	1.93
2020年	阪神	3	3	0	0	0	2	0	0	.000	10.2	5	11	9	9	7.59
NPB：16年		297	242	16	4	100	78	1	16	.559	1550.1	621	1350	696	646	3.75

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関連項目

• プロ野球選手一覧
• 2004年度新人選手選択会議
• 中日ドラゴンズ
• 福岡ソフトバンクホークス
• 阪神タイガース