丸亀城

丸亀城 日本100名城 78
別名	亀山城、蓬莱城
城郭構造	輪郭式平山城
天守構造	独立式層塔型3重3階
築城主	奈良元安
築城年	室町初期
廃城年	1871年（明治4年）

丸亀城とは、香川県丸亀市に現存する平山城である。

概要

日本一高い石垣を誇る、現存12天守のうちのひとつ。

もともとは戦国時代に点在した中世的な山城のひとつであったが、江戸時代に入って丸亀藩の居城となる。
生駒氏・山崎氏を経て、万治元年に京極高和（京極高次とお初の孫）が入封。
以降、明治維新まで京極氏の城下町として栄える。

高さのみならず、その石垣の見事さは「扇の勾配」と呼ばれ、現代においてもその壮麗さを誇る。
2018年の西日本豪雨とその後の台風の襲来で、石垣の大規模な崩落が発生。2023年の修復完了を目指して作業が進められていたが、土中から新たに石垣が出土。1649年に石垣が崩落したことが記録されており、その時の石垣なのか2018年に崩落した石垣なのか調査を要することが判明したため、修復作業が完了するのが2024年以降にまでずれ込む見通しとなっている。

天守のほか、大手門や櫓など、現存する文化財は多い。
昭和期までは外堀も残っていたが、現在は内堀のみが残る。

春には桜の名所として多数の観光客であふれ、５月の「お城祭り」ではその舞台となり賑わいを見せる。

京極家と丸亀市を象徴する存在として、今なお市民から愛されている。

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関連項目

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