本名「安達寛高」。別名義に「中田永一」「山白朝子」。また「越前魔太郎」の中の人のひとり。
1996年『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、わずか十七歳でデビュー。
作品の特徴として、ノンシリーズの短編を書くことが多く、長編は滅多に書かない。
デビューがジャンプジェイブックスで、角川スニーカー文庫でも作品を刊行していることからライトノベル作家にくくられることが多いが、『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞するなど、ライトノベルの枠を超えて評価・人気を集めている。
本人によれば、学生時代、自らも『スレイヤーズ』などに代表されるような、ライトノベルを愛読していたという。
しかし、内容の薄さを挿絵で誤魔化している作品が多いのではないか?という疑念に突き当り、読者としてはライトノベルから遠ざかったという。
とはいえライトノベルを嫌悪、あるいは蔑視しているわけではなく、むしろ低く見られがちなライトノベルの現状を憂いているのだとか。
一般、ライトノベル双方で活躍する特殊な作家であり、ライトノベルのレーベルから刊行した作品を、ハードカバー化して刊行したこともある。その作品の一つである『失はれる物語』の後書きにおいて、「ライトノベルのままでは手に取ってもらえない客層がいる事実を覆せなかった点では、ある種の敗北である」と述べている。(これは上記のライトノベルの対する氏の価値観によるもの)
「せつなさの達人」と呼ばれるような路線(いわゆる「白乙一」)と、グロテスクな残酷さを淡々と描く路線(いわゆる「黒乙一」)というふたつの作風を持つ。前者の代表作に「しあわせは子猫のかたち」(『失踪HOLIDAY』収録)や『きみにしか聞こえない』『暗いところで待ちあわせ』、後者の代表作に『GOTH リストカット事件』や「SEVEN ROOMS」(『ZOO』収録)など。
作品の多くが漫画化、映画化されている。特に大岩ケンヂによる『GOTH』の漫画版の人気が高い。乙一自身も『ジョジョの奇妙な冒険』第4部「ダイヤモンドは砕けない」のノベライズを出版している。
近年は「中田永一」名義で恋愛小説や、「山白朝子」名義で怪談系のホラーを書くことも多い。
同じジャンプ小説大賞出身の定金伸治・松原真琴と仲が良く、3人で旅行記を出版したりしている。本名で映画監督や脚本もしていたり。
また、本人のブログでニコニコ動画を見ていることについて度々言及している。(2009/4/2、2009/4/10
更新分など)
『ニコニコチャンネルGTV』の生放送にたまに出演
掲示板
64 ななしのよっしん
2018/06/07(木) 21:46:01 ID: 7RmdWWOVs0
65 ななしのよっしん
2019/04/10(水) 19:13:33 ID: rDag2j2qj2
学生時代にハマりまくってほとんどの作品読んだわ。
最近アークノアってファンタジーを書いてることも知ってそちらも読んだ。今も変わらず面白い!
なんていうか、すごく読みやすい文章。挿し絵がほとんどないのに情景が想像しやすくて、読むのが苦痛じゃない。
66 ななしのよっしん
2021/12/12(日) 22:51:51 ID: VHM1IWTYGl
この人にウルトラマントリガーにきて欲しかった
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最終更新:2023/06/05(月) 15:00
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