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キュウシュウシンカンセンナガサキルート
九州新幹線長崎ルートとは、整備新幹線である。
九州新幹線新鳥栖駅から長崎駅へ至る路線で、整備新幹線上は福岡市~長崎市を結ぶ新幹線である(博多駅~新鳥栖駅間は鹿児島ルートと共用を予定)。
便宜上「長崎新幹線」「西九州新幹線」と呼ばれる事もある。また「長崎ルート」や「西九州ルート」など呼び方は複数ある(呼び方が複数あるのは沿線となる佐賀県への配慮と言われている)。
この長崎ルートでは鹿児島ルートと違い「フリーゲージトレイン」または「ミニ新幹線」の採用を検討する事となっており、武雄温泉駅~長崎駅間のみフル規格の新線を建設し、新鳥栖駅~武雄温泉駅間については長崎本線・佐世保線の線路を使用するとしている(佐世保線については単線であることから、整備新幹線扱いで複線化工事が行われる予定)。
現在武雄温泉駅~長崎駅間が着工されており、佐世保線の複線化工事は準備中(新鳥栖駅の分岐については未定)。開業は2022年春の見込みであるが、可能な限り前倒しするとの合意が2015年にされていた。が、フリーゲージトレインの諸問題により2022年春から遅れる見込みであった。開業については鹿児島ルートと同様にリレー方式として開業時期を厳守する方向で話が進んでいる。
但し、フリーゲージトレインの技術確立が遅れている事や並行在来線に関する自治体との問題(これについては後述)、更には乗り入れ先となるであろう山陽新幹線を持つJR西日本がフリーゲージトレインの山陽新幹線乗り入れに消極的である事など問題は多いのが現状である。
※JR西日本が乗り入れに消極的な理由としては、現在山陽新幹線では100系はおろか300系も引退していて285km/h時代になっており、300km/h運転の列車も多くなるがフリーゲージトレインでは現状だと速度が270km/h程度と遅い事や、車体が重く線路の保守費が多く掛かる事、更には軌道変換に時間が掛かっている事などがある。
そもそもなぜフリーゲージトレインになったのかと言う話になるが、これは佐賀県区間の地盤が弱く難工事になることが予想されることや、佐賀県区間をフル規格にすると肥前山口駅を通らなくなる問題があったためである。このため、佐賀県側への配慮でフリーゲージトレインになった(長崎県は全区間フル規格化を要望しているが)。
ついでにフリーゲージトレインにすれば、佐世保方面へも新幹線車両で1本で行けることになり、現に長崎ルートの計画では佐世保方面への運行も行うとされている。
なお、フリーゲージトレインの試験が中断以降再開の目処すら立たない為、フリーゲージトレインの導入が見送られる事が確定的な状況であり、ついに2017年6月、フリーゲージトレインを断念することになった。これにより、武雄温泉駅での対面乗り換えと言う形となるが、新鳥栖駅~武雄温泉駅間を今後どうするかは不明である。
ただ、地元民の中でも「新幹線はいらない」とする意見が「新幹線は必要」とする意見より上回っているのも事実である(鉄道ファン2009年2月号より)。
長崎ルートの並行在来線区間は長崎本線の肥前山口駅~長崎駅間であるが、結論は当面の間は全区間をJR九州が引き続き運行することになっている。
当初、このうち肥前山口駅~諫早駅間については佐賀県・長崎県が設備を保有する上下分離方式とし、肥前山口駅~肥前鹿島駅間をJR九州が、肥前鹿島駅~諫早駅間を第3セクター会社が運行するとしていた。
しかし、この並行在来線分離計画に廃止を懸念した佐賀県鹿島市と江北町が合意しなかったため、長崎ルートの工事がストップしていた。なお、鹿島市と江北町は「JR長崎本線存続期成会」を結成し、第3セクター化への反対や長崎本線の複線化を主張していたが、後者については時間短縮効果が無いことや、複線化に60年かかること、原則佐賀県・長崎県が工事費用を負担しなければならなくなることから、長崎県を中心に否定的であった。
その後、長崎ルートをさっさと着工させたい佐賀県、長崎県はJR九州との協議で、肥前鹿島駅~諫早駅間についても開業後20年間はJR九州が運営することで2007年に合意(21年目以降については改めて協議するとしている)。これで経営分離ではなくなり、鹿島市と江北町が合意する必要も無くなったので、長崎ルートの工事は再開されることになった。鹿島市はこの案に納得したことから、「JR長崎本線存続期成会」は2009年に解散した。ただし、江北町は2015年現在も未だに反対の立場であり、この案も経営分離であると異議を唱えていたが、国土交通省により経営分離では無いと2008年に否定されている。
ただし、第3セクターへの分離の条件として運行本数増加や新駅設置があったことから、一部ではこれらの条件が実施されないのではとの声もある。
駅名 | 接続路線 |
新鳥栖駅 | 九州新幹線・長崎本線 |
佐賀駅 | 長崎本線・唐津線 |
肥前山口駅 | 長崎本線・佐世保線 |
武雄温泉駅 | 佐世保線 |
嬉野温泉駅(仮称) | |
新大村駅(仮称) | |
諫早駅 | 長崎本線・大村線・島原鉄道線 |
長崎駅 | 長崎本線・長崎電気軌道 |
掲示板
131ななしのよっしん
2019/11/05(火) 20:09:31 ID: 8undamoDBS
>>129
>フリーゲージがなくなった時点で無効
んなわけないじゃん、なんのための契約だよ・・・
契約が執行できなかった場合、その原因を作った方が何らかのペナルティーを負う。
今回の場合、政府が「FGTが出来る!」って言って(佐賀含め)皆契約したのに、「出来ませんでした・・・」ってなったから問題になってる。つまり責任を負うのは本来政府。
ただ、さらにややこしくしてるのが、実質県vs国だから力業で県を黙らせてしまうことが出来る点。
132ななしのよっしん
2019/11/08(金) 14:55:23 ID: eIJaAL+byb
JR長崎線維持、費用増額で対立 長崎県「負担割合折半を」 佐賀県「従来通り1対2」
https://
133ななしのよっしん
2019/12/06(金) 11:10:45 ID: eIJaAL+byb
佐賀県の勝ちかな?
<新幹線長崎ルート>国、フル前提から転換検討 4者協議実現へ譲歩 11日にも国交相と佐賀県知事会談
https://
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最終更新:2019/12/09(月) 03:00
最終更新:2019/12/09(月) 03:00
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