乾パン(かんぱん、カンパン)とは、
非常食や、保存食などに利用される食品の一つ。イーストによる発酵を用いる点では通常のパンと変わりないが、水分が少なく硬い食感に焼き上げられている。食べると唾液によってパンの食感が少しだけ戻り甘味が出てくる。
日本においては幕末期の洋式軍隊導入の際に試作された堅パンがこの種の保存食の嚆矢であり、以後帝国陸海軍、自衛隊を通じて保存食・携行糧食として用いられている。旧日本軍に導入された当初は「重焼麺麭」(じゅうしょうめんぽう。繰り返し焼いたパンの意で、英語のビスケットも同じ語源)と呼ばれていたが、「じゅうしょう」が「重傷」に通じて縁起が悪いとされたため後に「乾麺麭」と改称された。こうした軍用乾パンは連食した際に食べ飽きるのを避けるため、あえて風味や甘みなどを付けないように作られていたが、後に唾液の分泌を促しカロリーを補う目的で金平糖が同梱されるようになった。
水分が少ないため長期保存に向いており、軽量でカロリーをきちんと摂取できることから登山などの際の携行食や、災害時における非常食として重宝されている。普通に食べるとパンなのかこれ? と思うこともあるがパンもビスケットも然程変わりはないし腹に入れば同じと納得させてかじるのが吉である。
一部地域では堅くし過ぎて釘が打てる乾パン(堅パン)が存在する。歯の弱い人は細かく砕いたり何らかの液体でふやかしたりしてから食べること。
源氏パイでお馴染みの三立製菓が日本での生産の大半を占める。スーパーに並んでいるのもほとんどが三立製菓製。
自衛隊には三立製菓製の小形乾パン(指先でつまめる程度の大きさのもの)と、カニヤ製の大形乾パン(トランプ大)が納入されている。
ニコニコ動画における絵描きの生パンが本気を出した時の姿のあだ名
いや、むしろ作画崩壊していると言うべきなのだろうか…生パンだとわぁい!させてくれるが、どうやら乾パンだとわぁい!させてくれないらしい。
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最終更新:2024/04/19(金) 14:00
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