五月雨(艦これ)単語

サミダレ

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五月雨っていいます! よろしくお願いします。
護衛任務はお任せください!」

五月雨さみだれ)とは、大日本帝国海軍所属の白露型駆逐艦6番艦「五月雨」をモデルとした、ブラウザゲーム艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する五月雨教ご神体艦娘(かんむす)である。

担当イラストレーター雨宮、担当声優種田梨沙

いよいよ概要の出番ですね!

艦これ」開始時に選べる5人の駆逐艦娘初期艦)の一人。後期白露型の「涼風」と同じ、袖のセーラー服に、同じ色のミニスカートを身にっている。ロングヘアが特徴。数隻集めても最上になったりはしない。
また、絶妙な度で描かれているため、艦娘の特徴である機械部分がほとんど見えないのも特徴といえる。上着の裾に付いている2つの珠は青色

史実で色々とドジを踏んだためか、ドジっ子であることを気にしている様子であるが、ゲーム中では艦娘がドジを踏むも踏まぬも運用する提督次第である。ちなみに運のパラメータも姉妹艦とほぼ変わらないので、安心して運用されたし。慢心、ダメ。ゼッタイ。

色々とった属性の多い駆逐艦娘の中で、明るく健気で前向きで一生懸命、時々ドジっ子で泣きと、王道ヒロイン属性てんこ盛りなためか、一部の提督からは熱い支持を受けているようだ。駆逐艦を崇拝する教団の中でも五月雨教それなりのがあると思われているらしい。

ちなみに、同じイラストレーターが描く(準)同艦娘の「涼風」とは顔立ちがよく似ている。簡単に見分けるならロングヘアーなのが「五月雨」、を左右にわけてまとめているのが「涼風」。瞳の色と上着の裾の2つの珠の色が青いのが「五月雨」、緑色なのが「涼風」である…正直、ここまで書かなくともわかるのではないかと思う。しゃべればまったく違うし

史実、一生懸命頑張ります!

駆逐艦五月雨」は、白露型駆逐艦の6番艦として、浦賀船渠1937年1月工した。ちなみに白露型駆逐艦の中で、「五月雨」と「涼風」だけが初代、つまり初めてその名が使われた駆逐艦である。「艦これ」中でこの2人が他の白露型装が違うのはそのせいかもしれない[1]。単純に白露型は10隻なので、艦これでは1番艦から5番艦と6番艦から10番艦の5隻ずつで絵師を分けた、という考え方もあるのだが。

太平洋戦争開始時には図鑑でのナレーション通り、同艦である「村雨」「夕立」「春雨」と共に第2駆逐隊を編成し、戦場を駆け回った。

1942年11月第三次ソロモン海戦では、混戦の中で旗艦である金剛型戦艦比叡」を誤射し、高で反撃される、というドジをやらかしている。これが原因ではないが、その戦で「比叡」は失われてしまった。放置時のメッセージで「になると思うんです、比叡さんごめんなさいって・・・ でもよぉく思い出せなくって・・・なんだっけっかなぁ・・・」と喋るのは、このエピソードが由来だろうか。

南方より「長波」と戻ったのち、1943年7月、「島風」も交えて3隻で「阿武隈」率いる部隊の警隊としてキスカ島撤退作戦に参加し、こちらは事に「奇跡の撤退作戦」の任務を果たしている。

同年11月2日、ブーゲンビル夜戦で、本人も言っている「白露」との衝突事故を起こしている。ただ、これは「五月雨」だけが悪いわけではなかったりする。
判りやすく状況を説明すると、単縦で進んでいたところで、先頭にいた「川内」が攻撃を受けて機関停止・航行不能となってしまい、続く「時雨」がそれをよけようと転進、の前に「時雨」が出てきたので慌てて「五月雨」も転、「時雨」をかわしたと思ったら、そこに「白露」がいて衝突してしまった、という経緯があった[2]
その結果、「白露」の艦尾に追突する形になった「五月雨」は、艦首が圧壊し面下をえぐり取られるという状況で、横須賀に長時間(2ヶほど)入渠となってしまう。なお、「白露」の方はそこまで大破したわけではかったもよう。
余談ながら、この夜戦が「川内」の最後の夜戦となってしまった。

ともあれ、どうにか横須賀に帰り着き、そこで修理してから戦線に復帰した「五月雨」だったが、既に帝国海軍は制権を喪失しており、「五月雨」も主任務は輸送団の護衛となっていた。
この間、1944年4月26日には、潜水艦撃されて航行不能になった軽巡夕張」を牽引しようとしたが、排水量が大きすぎたため失敗、「夕張」を沈ませてしまうという一件もあった[3]
そして、1944年8月18日パラオへの輸送作戦中に誤って座礁、身動き取れないまま1週間放置され、26日になって潜水艦バットフィッシュ」の撃を受けて[4]沈んでいる。

戦後、「五月雨」の名前2000年就航のむらさめ型護衛艦さみだれ」として受け継がれている。なお、奇しくも2代目の「さみだれ」は初代の「五月雨」と同じく、6番艦だったりする[5]

あ…、新しい関連動画? 早く会いたいですね。

関連静画ですね、お疲れさまでした。

嬉しい! 新しい関連コミュニティお見せします。

関連項目が届きましたよ。

白露型姉妹 / 白露型駆逐艦
[27駆] 1.白露 - 2.時雨    (+ 春雨五月雨)
[2駆] 3.村雨 - 4.夕立 - 5.春雨 - 6.五月雨
[24駆] 7.海風 - 8.山風 - 9.江風 - 10.涼風

脚注

  1. *白露型駆逐艦を分けるとすれば、「白露」~「五月雨」の6隻と設計変更のある「海風」~「涼風」4隻(白露型/海風)、という分け方が一般的である。
  2. *ちなみにこの手の多重事故はよくある話だったりして、「川内」の妹達(「神通」と「那珂」)もやらかしたことがある。興味がある人は「美保関事件」で検索してみよう。
  3. *夕張」の沈時のセリフ参照。
  4. *なおも大熊安之助艦長は離礁を諦めておらず、艦と運命をともにするつもりだったが、五月雨救援に来た「」の田中艦長直々の説得(大熊少佐田中少佐同期)に応じ総員「」に移乗救援された。大熊少佐はセブを降り、10月1日付で「初春」艦長に着任。なお、その「初春」も同年11月13日のマニラ襲で戦している。
  5. *ちなみに、むらさめ型護衛艦の5番艦が「いなづま」、7番艦が「いかづち」である。転生した「五月雨」が同じく転生した雷電姉妹に挟まれていると考えると胸熱である。
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最終更新:2024/03/29(金) 10:00

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