井笠鉄道株式会社は、かつて岡山県笠岡市に存在していた鉄道事業者。
当記事では、この企業の存続会社である「株式会社井笠バスカンパニー」についても取り扱う。
1911年、井原笠岡軽便鉄道として発足。軌間は762ミリメートルの特殊狭軌鉄道であった。
笠岡駅を起点に、矢掛駅・井原駅・神辺駅を結んでいた。
笠岡駅で国鉄山陽本線と、神辺駅で国鉄福塩線と連絡していた。
1915年に井笠鉄道に改名した。井原と笠岡の略であることは言わずもがな。
バス事業には1925年から参入。岡山県笠岡市・井原市と広島県福山市をテリトリーにしていたことから、岡山県・広島県 両県のバス協会に加盟していた。
1971年に鉄道事業から撤退しバス専業事業者となる。その際、井笠鉄道の線路跡は鉄道建設公団に買収され、その後、井原鉄道が建設されるいしずえとなった。
井笠鉄道はかつて近畿日本鉄道グループの一員であった。1964年に近畿日本鉄道が資本参加しグループ入りを果たしたが、2004年にグループから脱退している。
2012年10月、中国運輸局に事業廃止届を提出しバス事業から撤退を表明。その翌月、岡山地方裁判所に破産を申し立てた。負債総額は32億3600万円だった。
その後、井笠鉄道が運行していたバス路線は中国バスが一時的に運行を受け持った。
中国バスは公共交通の再生請負人として知られる『両備ホールディングス株式会社』(両備グループ)の一員であり、そこに白羽の矢が立った。
そして、2013年、中国バス100パーセント出資の完全子会社『株式会社井笠バスカンパニー』として再出発し今に至る。
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最終更新:2024/10/07(月) 22:00
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