交通系ICカードとは、鉄道・バスなどの改札機・車載機器などで利用可能なICカードのことである。「ICカード乗車券」「IC乗車カード」などともいう。
ICチップを搭載したICカードの電子マネー機能を交通機関の乗車券として活用したシステムである。
世界初の交通系ICカードは香港の八達通(オクトパスカード)であり、Felica技術が採用された。2001年JR東日本が日本初の交通系ICカードSuicaを導入した。現在では世界各地や日本の多くの地域で交通系ICカードは利用されている。近距離無線通信技術(NFC)の規格として諸外国ではType-Aが多く採用されているが、日本国内や香港ではFelicaが採用されている。
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交通系ICカード全国相互利用のシンボルマーク |
配色の「金」は高いサービス品質を,「赤」は本サービスに対する熱意を示している![]() |
2013年3月23日より、我が国で以下に掲げる「交通系ICカード」の相互利用が開始された。また、相互利用の目印として、右記のようなシンボルマークがカード読み取り部付近や、取扱い機器などに掲出されている(掲出され始めている・横並び一線とは限らない)。各カードの詳細や、付随機能である「電子マネー機能」については、記事が存在する場合それらを参照されたい。
※ソースのあるもののみ
この他「えちぜん鉄道」「しなの鉄道」「近江鉄道(鉄道線)」などが、ICカードの導入を検討している模様。
上述した、2013年3月23日から共通利用開始となった交通系ICカードにおいて、どの提供者も公式には見解を述べていないが、「紛失(盗難)再発行」「各種割引」「ポイントサービス」(「Suicaポイントクラブ」・「バス特」・「(PiTaPaの各種ポイント・割引制度)」など)の点では、いちばん居住地に近い(地元の交通機関が発行する)カードを所持し、残りのカードは機会を見つけて整理、返却しておくのが無難である。以下は新聞やweb上の報道を基にした、現実にありそうなフィクションを「たとえば」として記す。カード名や付帯機能はあくまでも例なので、他の「無印」共通利用交通系ICカードの種類・名称に置き換えた場合でも同様の事象が起きうる。
なお、紛失や盗難に遭った際の「使用の差し止め」自体は、全事業者の取り扱うすべての係員窓口で受け付けている(取扱い時間や場所などは、各事業者の「別途定めるところ」による。再発行にかかる方法、場所、手数料なども同様)。また、手続きには裏面に刻まれた固有ID(Suicaなら「JE」で始まる17桁の英数字)が必要になるため、万一に備えて、こちらも控えを取っておくことをお勧めしたい。
上述した例え話は「JR東日本の熱海駅」であるが、これを「新千歳空港駅など、札幌圏のJR駅」「仙台圏のJR駅」「函南駅」「富士宮駅前(富士急バスの案内所・PASMO窓口の最西端)」「新静岡駅(PiTaPa窓口の最東旗艦駅)」「豊橋駅」「近鉄名古屋駅」「米原駅」「山陽姫路駅」「岡山圏のJR駅・岡山近郊のPiTaPa取り扱い窓口」「広島圏のJR駅」「北部九州のJR駅」「福岡市営地下鉄の窓口」「nimoca取扱い窓口」などなどに置き換えて述べることも可能。実際にありうるから恐ろしい。
なぜ融通を利かせてくれないのかといえば、過去に「ICOCA」を用いてチートな不正行為を働いたり、「PASMO」の乗車履歴でストーカー行為をした社局従業員(元従業員)などがいたため、結果としてこういった、顧客本位の取り扱いに相反する、厳しいものになっている。手口や対象社員、顛末などについては「どうしてこうなった」と、後学のためにググって調べるのも良いだろう。
カード自体に有効期限のあるPiTaPa以外の交通系IC乗車カードは「原則10年時効」などの項目が記されていたりするので、今一度裏面をよく読み、記念柄カードなど思い入れのあるもの、コレクション目的で集めたもの、その他価値のあるカードでなければ、上述したような面倒な出来事が起きないとは言えないので、ここは思い切ってすっぱりと使い切り、取り扱い窓口で返却払い戻し、解約の手続きを取ることをお勧めしたい。別種の交通系IC乗車カードが幅を利かせている地域に転居などの場合も同様である(その旨をウェブサイトで述べている事業者・協議会もある)。また「オートチャージ」「クイックチャージ」などと呼ばれる、クレジットカード(親カード)と紐付けされた交通系IC乗車カードの解約も、その親カードを定期的に支払う各種公共料金の決済手段としていたような場合、切り替え、そしてクレジットカード本体の解約(更に、任意ではあるがIC残額の使い切り)の手間もかかることを付記しておきたい。
ちなみに、PASMOの解約(返却)を例に取ると、やはり一定の所要時間がかかる。
プリペイド式/定期券タイプの交通系ICカードを、教育機関の卒業や転勤などで使用メリットを喪失し、そして返却可能な日時(早朝・深夜だったり…)や、取り扱い窓口(もし、自宅最寄り駅が遠隔管理システムで制御された駅係員無配置駅だったり…)を逸すると(あまり言いたくはないが)事業者は500円+αを丸儲け、である。くどいようであるが、JR東日本が管理する駅窓口でPASMOは解約させてもらえない。「単に利用客の便宜を図って残額を交通はじめ様々なシーンで相互利用させる協定を結んでいるだけ」であり、逆のパターンだったり、エリア違いの相互利用可能窓口でも同様である。また、Suicaでも「モノレールSuica」の解約は東京モノレールの自社窓口のみ、「りんかいSuica」は大崎駅を除くりんかい線自社窓口のみであり、JRの窓口で解約を申し出ても表裏の一瞥で門前払いである。これまた、発行事業者と窓口事業者をシャッフルさせても同様。
試しに裏面自署記名式・クレカ紐付けオートチャージ付きであったもの・クレカ解約済み)にかかる時間をカウントしてみたところ、デポジット500円を取り戻すまで約5分(2013年10月・某大手電鉄会社旗艦駅定期券発売所にて)を要す。内容は、利用履歴および残高の確認、オートチャージ設定の解除、クレカの生死判定、本人確認書類の提示および控えの複写、そして「(今後の参考のために)お客さまが今回PASMOの解約にいたるまでの理由をお聞かせください」と題された、PASMO協議会が用意した簡単なアンケートへの記入、提出、内容確認、そして「私◯◯ ◯◯(氏 名)はPASMO協議会様より確かに金500円の返戻を受けました」という趣旨の用紙に署名を済ませると、切符柄地紋ロール紙に印字された払い出し証明とともに、晴れて手元に500円玉が1枚戻ってくる。
同じく、表面ロイコ染料印字記名式のものであっても、約2分(2013年11月・別の某大手電鉄会社旗艦駅係員窓口)。こちらも当然ながら本人確認書類の提示を要する(アンケート記入などはなし)。
無記名式のもので残高0円のものの純粋な返却でも、こちらはこちらで念のため紛失(盗難)届けが出されているか否か、いわゆる「ネガティブリスト」と照合する作業が必須と思われる。
め ん ど う っ ! さっさと済ませておいたほうがいいです。
掲示板
77 ななしのよっしん
2024/11/17(日) 12:12:36 ID: PivUOXATUa
熊本が資金難で全国系ICカードでのバス利用を停止へ
今後は地域限定ICカードか、現金、クレジットカードのみ対応
78 ななしのよっしん
2024/11/18(月) 07:37:19 ID: PivUOXATUa
あと訪日客に対応するためクレジットカードへの対応も迫られている。
ICカード以外での顧客数調査も兼ねて
79 ななしのよっしん
2024/11/29(金) 14:42:57 ID: Z2q83AYDve
横浜市営地下鉄と横浜高速鉄道みなとみらい線の全駅でタッチ決済乗車の実証実験
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今回の実証実験はみなとみらい線と相互直通運転を行なう東急電鉄と連携しており2社の路線を相互に跨って利用可能
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最終更新:2025/03/28(金) 16:00
最終更新:2025/03/28(金) 15:00
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