京都ハイジャンプとは (キョウトハイジャンプとは) [単語記事]

京都ハイジャンプとは、JRA（日本中央競馬会）が京都競馬場で施行する、4歳以上・障害芝3930mの重賞競走である。格付けはJ・GⅡ。

概要

前身は1953年から1998年まで行われていて、年2回行われていた京都大障害の秋の開催の京都大障害(秋)で、1999年に障害競走のグレード制導入に伴い創設された。春に行われていた方の京都大障害(春)は京都ジャンプステークス(J・GⅢ)となった。なお前年までのレースは廃止の上で新設の形なので回次は引き継がれていない。

当初は元になったレースから秋の開催であったが、2009年から京都ジャンプステークスと時期の交換が行われ現在は春に行われるようになっている。

元になった京都大障害の時のみ使用していた向こう正面の専用コースをこの京都ハイジャンプでも使用し、今でも春と秋の重賞の時のみ使用しているため、ここを通過する際に「大障害コース」と呼ばれることがある。また他の競馬場にないこのコースのみある、飛び上がって飛び降りる専用の障害はビックスワンとも呼ばれている、

負担重量は重賞勝利による別定で、4歳59kg、5歳以上60kg、牝馬 2kg減に、J・GⅠ 優勝馬は+2kg、J・GⅡ 優勝馬は+1kgとなる。

このレースの勝ち馬からJ・GⅠに繋がる馬はテイエムドラゴン、スプリンゲント、キングジョイ、ニホンピロバロン等がいて、複勝圏内からはゴッドスピード、マーベラスカイザーがいたりする。

このレースのトピックとして、第1回は出走13頭中7頭が落馬と波乱の結果に、第17回のルールプロスパーは平地での2歳の勝利からこの時の10歳時まで毎年勝利していた。

また2021年の中京競馬場での代替開催の時は、このレースで騎手生活を最後にする三津谷隼人がマーニで初重賞勝利をしたこと等があげられる。

歴代優勝馬

2000年以前も現行の年齢表記
第23回、24回は中京競馬場 3900m

回数	開催日	優勝馬	性齢	勝利騎手	勝ち時計	動画
第25回	2023年 5月13日	ダイシンクローバー	騸7	森一馬	4:33.7
第24回	2022年 5月14日	タガノエスプレッソ	牡10	石神深一	4:17.7
第23回	2021年 5月15日	マーニ	牡5	三津谷隼人	4:14.8	sm38739209
第22回	2020年 5月16日	スズカプレスト	牡8	北沢伸也	4:43.9
第21回	2019年 5月11日	シゲルヒノクニ	牡7	植野貴也	4:32.2
第20回	2018年 5月12日	アスターサムソン	騸5	林満明	4:33.8
第19回	2017年 5月27日	マドリードカフェ	牡6	熊沢重文	4:32.2	sm33196700
第18回	2016年 5月28日	ニホンピロバロン	牡6	高田潤	4:27.4
第17回	2015年 5月30日	ルールプロスパー	牡10	白浜雄造	4:26.2
第16回	2014年 5月31日	ルールプロスパー	牡9	白浜雄造	4:22.6
第15回	2013年 5月25日	テイエムハリアー	牡7	熊沢重文	4:23.5
第14回	2012年 5月12日	エムエスワールド	牡9	横山義行	R4:21.6
第13回	2011年 5月14日	タマモグレアー	騸7	林満明	4:27.1
第12回	2010年 5月15日	エーシンディーエス	牡5	五十嵐雄祐	4:23.1
第11回	2009年 5月16日	テイエムトッパズレ	牡6	佐久間寛志	4:25.9
第10回	2008年11月15日	キングジョイ	牡6	高田潤	4:26.2	sm5271489
第9回	2007年 11月10日	テイエムドラゴン	牡5	白浜雄造	4:24.6	sm1510892
第8回	2006年 11月11日	スプリングゲント	牡6	小坂忠士	4:28.3
第7回	2005年 11月12日	テイエムドラゴン	牡3	西谷誠	4:32.2
第6回	2004年 11月13日	ロードプリヴェイル	牡6	熊沢重文	4:32.2
第5回	2003年 11月15日	ウインマーベラス	牡6	白浜雄造	4:28.5
第4回	2002年 11月9日	メジロライデン	騸6	嘉堂信雄	4:31.0	sm6387770
第3回	2001年 11月10日	アイディンサマー	牡4	熊高田潤	4:26.1	sm6203032
第2回	2000年 11月11日	テイエムダイオー	牡4	白浜雄造	4:26.4
第1回	1999年 11月20日	ロードアトラス	騸4	熊沢重文	4:28.2	sm198610