人権屋 単語

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ジンケンヤ

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人権屋とは、社会運動などにいて人権の擁護を掲げる者に対して、非難の意を込めて呼ぶ言葉である。人権ゴロ、人権ヤクザとも。

概要

人権屋と言っても、もちろん人権は売ってませんよ。人権非売品です。

社会運動刑事事件などにいて、人権の擁護をするもののうち、「そのする人権が自分の都合よく解釈されたものであったり、政治のために使われている、また特権をするために人権を掲げている」ような者(個人・組織団体)をす言葉であるとされる。

例えば、

  • 組織団体の場合、違和感がある
    • 反社会的勢力など、活動内容に見合わない人格者が出入り・在籍している。(脅迫役)
    • 責任者や上層部の選出基準が人格や成果ではなく、根回し、コネ、官庁からの天下り
      • 出向者、委託といった形で所属だけして具体的に何もせず、高報酬・退職金を受領する場合もある。
    • 責任者や上層部に責任感がなく、高圧的、見下した態度。(被差別者に対しての態度も含む)
  • 組織団体の資金の流れが不透明バランスが合わない。
    • 資金と団体組織の規模人数・活動に対して、被差別者に対する支援内容や支援頻度が弱い。
      • 例:一かに大勢を十分支援できる資金があるのに支援内容や支援頻度が少ない。
    • 悪質な場合は「支援なんてほとんどされてない」「連絡しても適当にあしらわれる」「あいつらが支援金のほとんどを横領している」と被差別者側から摘される場合もある。(慰安婦財団)
    • 大きな利益を上げている営利企業でないのだが、金銭の流用を疑われる。
      • 妙に内装が、高級が並んでいる。借金返済に使われている。
      • 関係者が給与レベル以上の散財する様子が撃されている。
      • 日常的な活動内容に口を閉ざす。追い払おうとする。粗暴な応対。
      • 公式ホームページが取ってつけたような内容で、立った更新があまりない。
    • 各地の下部組織へのノルマ・上納金に近いシステムを構築している。

…といったときに、「らはまともな人権運動人権団体ではない。ただの「人権屋」だ!」と糾弾する論調で使用される。

なお、なぜか動物の権利(アニマルライツ)の活動家に対して使われることもあるが、訴えているのが「人」権ではないので言葉としては不正確である。

その他、
香港人や中国人朝鮮韓国の人は差別・弾圧されている」
沖縄から在日米軍は出ていけ!人殺しの自衛隊持って歩くな!」
と訴える人権活動に対して、
中国が行っているウイグルチベット差別・弾圧は批判しないのか」
「その元となってる中国にも文句言えよ、いつも領侵犯・領侵犯しまくりだぞ」
といった「あっちでも差別は起きているのになぜここの差別にだけ非難するのか! この人権屋!」という論調で使用されたり、または部落差別に対する運動に対して「部落民を優遇しろということか! この人権屋!」という論調でも使用されることもある。(→プロ市民)(→ダブルスタンダード

確かに一部だけの差別・弾圧のみではなく世界中の差別や弾圧も非難するべきであるし、「差別がある」として反対者を異常に攻撃したり利益をかすめ取ろうとする者たちも皆無ではないと思われ、人権活動のを見たら一見正しそうに見えても「その人権は一体人権だ?」と考えることも駄ではない。

ただし、「人権活動」と見ればすぐにを「人権屋!」と条件反射のように攻撃することもまた、考え物ではある。多くの強権的な政府において、政府に対して人権擁護を訴える活動は、えてしてそういったの元に弾圧されている。たとえば上記のウイグルチベットの例で言及された中国でも、政府人権弾圧に反対する人権派弁護士逮捕拘留されたりしている。

また、自身の何らかを批判された時に、直接摘に摯にこたえるのではなく「じゃあこれはどうなんだ」と話題をそらすことを「Whataboutism」という。日本国内の外国人人権問題について論じている人に、相対して外国人人権について論じることを全くせずに「中国ウイグル問題やチベット問題はどうなんだ! この人権屋!」とだけ返すことも典的な「Whataboutism」である。確かにウイグルチベット際的に対応していくべき人権問題であるかもしれないが、「その問題があるから、それが解決するまではわが内の人権問題などは無視していいのだ」という理屈に賛同する人は、そう多くはいだろう。

さらに、上記の「フェミニズム」や「LGBTQの権利」を「煙たい」と評する例のように、「煙たい」「どうでもいい」と感じる人が多いからと言って「そんな権利は擁護する必要がい」「そんな権利をするのは人権屋だからを貸す必要などない」とするのも、かなり乱暴な論理であるといえよう。

人権活動」を行う人に「本当に正当な活動だろうか」と批判的して吟味することは駄ではない。しかし十分な吟味をせず「あれは人権屋だ」というレッテルを貼って「彼らのを貸すに足らない」と断じてしまうのはあまりにも安易な行為でもある。

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