人狼王とは、汝は人狼なりや?をもとにして組長X(kuminagaX)氏が製作したツール型のネットワークゲームである。特にタブラの狼をベースにしている。初心者の方は、当記事の上にある項目リンクの、「ゲームプレイ方法」「人狼用語」「配役」「初心者の方へ」「流れ」のあたりに目を通しておくことが望ましい。
汝は人狼なりや?をもとにしており、村人サイド・人狼サイドにわかれ、それぞれの勢力の勝利のために推理力を駆使するゲームである。また、妖狐や悪魔くん、吸血鬼といった勢力も追加することができる。通常の人狼モードに加え、Ver.17より追加されたワンナイト人狼モードもある。
村人は村人の中に紛れ込んだ人狼・一匹狼を見つけ、投票によって処刑して人狼・一匹狼・妖狐を全滅させれば勝利。村人の中には能力を持った村人もいる。能力を持った村人をうまく活かせるかどうかがカギ。
人狼は村人の中に紛れ込み、毎晩村人を襲撃し、噛み殺す。処刑されないように人狼が村人の役職を騙ったり、村人でありながら人狼の協力者である狂人などの助力で勝利を目指す。妖狐がいない状態で村人サイドの総数と人狼の総数が同数になった時点で勝利。人狼・一匹狼以外の狂人などの人狼サイドは勝利条件に入らないので、処刑されても問題はない。
妖狐や悪魔くん、吸血鬼といった勢力がある。とりわけ妖狐は注意すべき存在。詳細は配役の項目で説明する。
まず必要なのは、「人狼王」の最新版のダウンロードである。人狼王の配布サイトは、こちらからリンクしている。ホストやクライアントの人狼王のバージョンが異なると不具合が生じることがあるので、常に最新版をダウンロードしておきたい。古いバージョンから最新版にアップデートする際、更新されたファイルに古いファイル(システム関連の画像ファイルなど)を上書きしないように気をつけること。
自分がホスト(主催者側)となって村を開くためには、ポート開放(TCP)が必要となる。ポート開放されたポートを「ポート番号」のところに入力して、村人名の入力や好きなフォントを選んでから「HOST」ボタンを押すと村を開くことが出来る。ポート開放されたかどうかの確認とグローバルIPの確認はこちらのリンクを参照してもらいたい。ホストが村を閉じる時は、右上の×(閉じる)ボタンで終わらせることが出来るが、当然村にいたクライアントも全員ログアウトさせられるので注意。
クライアント(参加者側)が、ホストの開いた村に入村するためには、ホストのグローバルIPとポート番号を教えてもらう必要がある。ホストから教えてもらったグローバルIPを「接続先IP」に、ポート番号を「ポート番号」に入力して、村人名の入力や好きなフォントを選んでから「JOIN」ボタンを押すと、入村することが出来る(既にゲーム開始がされている場合は、入村待機状態に)。クライアントはポート開放不要である。入村した時の状態は「観戦」なので、「観戦解除」ボタンを押すとゲーム参加が可能となる。死亡もしくはゲーム終了後にゲームから抜ける場合は、右上の×(閉じる)ボタンで終了できる。
各人の発言からのコピペができない。ただ、シスコピができないようになっていると肯定的に捉えることも。また、一度に発言できる文字数が2行半分と制限がある。ログを見返すのがやや大変。Ver.16よりタブ機能が導入され、投票結果や各人の発言、重要な発言を確認しやすくなった。
更新ボタンを押す必要がない。人狼王はリアルタイムで進行するため、自動的に会話が反映される。また、村を作り直す必要がないことから、連戦が可能である。
能力者の能力行使や、投票などがワンクリックで出来る。例えば占い師ならば、占いたい人の顔グラフィックをクリックするだけで占える。そのため、暴発(人狼王の画面外のメモ帳などに切り替える際、クリックしたことになって能力行使してしまう現象)には気をつけたい。
通常の人狼モードとVer.17より追加されたワンナイト人狼モードの切り替えが可能になり、通常の人狼が出来ないような少人数でもプレイすることが出来る。設定者の設定しだいで様々な配役を用意することが出来る。
初日犠牲者設定で【NPC犠牲者が出る】にしておけば初日犠牲者を設定可能である。人狼王では人狼・一匹狼・妖狐・悪魔くん・吸血鬼以外は初日犠牲者になる可能性があるので、タフガイが初日犠牲者になると、初日犠牲者なのに死んでいないということもある。(とはいえ処刑投票終了後、夜になると死ぬ)。
初日犠牲者は能力の行使をしない。初日犠牲者が占い師だとすると、夜に誰かをランダムで占って妖狐を銃殺(呪殺)は行なわず、初日犠牲者が爆弾魔であれば、人狼を巻き込んで爆死しないことになる。
人狼が誰も襲撃しなくても、占いが誰も占わなくても、狩人が誰も護衛指定しなくても突然死しない。オプションの【無投票は死刑】をオンにした場合のみ、投票しなかった者は死刑=突然死になる。
引き分けはない。投票が3回引き分けると、【投票が3回引き分けたら最多得票者からランダムで処刑】がオンの場合は、3回目の投票の最多得票者の中から誰かがランダムで選ばれて処刑(処刑者名は上部に赤字で表示)され、オフの場合は処刑なしで夜に移行する。
朝に半角・全角問わず、文頭にアスタリスク[*/*]を打って、その後にメッセージをつけて送信すると、そのメッセージはログ上では背景色が変わり、顔グラにポインタを合わせることによって誰でもずっと見ることができるメモ機能がある。新しいアスタリスク発言で上書きされるまで有効で、夜や霊界では使えない。Ver.16よりアスタリスク発言は過去のものも含めて、「*」タブで確認できるようにもなった。
朝に「マーカー」ボタンを押すと、各種マーカーを選択することができる。役職COした後、投票ミスを防ぐためにわかりやすくするなど、補助的な目的で利用するといいだろう。また、Ver.15より過半数の廃村マーカー投票で、廃村処理も行えるようになった。
公式サイトでダウンロードできる、「SE,BGM追加セット」を人狼王フォルダ内に入れると、各種効果音が反映される。人狼の吠え声など、いらないと思った効果音は隔離したり、削除したりして調整も可能。「CO」という単語にSEが反応するようになったり、投票(再投票)の際にSEが鳴ったり、投票終了15秒前にSEが鳴ったりするので、便利。
妖狐の計算方法が違う。例:村2、狼2、狐1なら狐勝利で同数終了だが、人狼王だと狐を村として計算しているため、村3(うち狐1)、狼2となるため終了しない。Ver.13より妖狐は村人として計算されなくなった。例:村2、狼1、狐1で村が死亡した場合、村1、狼1、狐1となる。妖狐は「村人の数(妖狐以外の独立勢力含む)」にも「人狼の数(人狼・一匹狼)」にも含まれないため、村カウントは1人、狼カウントは1人となり、人狼サイドの勝利条件を満たし、さらに妖狐が生存しているため、妖狐の勝利となって終了する。
朝は全員が「沈黙」すると一気に投票までスキップ、夜は全員が「寝る」と一気に朝までスキップできる。迅速に処理したい時にはおすすめ。呪術者に沈黙の呪いを受けている場合でも、呪いを受けている人以外の全員が「沈黙」すればスキップ可能。
朝の最初の5秒は発言できない。また、夜の襲撃は夜が始まってから15秒が経過しないとできない(早噛み防止)。
初日犠牲者の設定は、「初日は襲撃無し」「NPC犠牲者が出る」「初日に襲撃有り」の3種類から選ぶことができる。「初日に襲撃無し」だと、1日目夜の襲撃は行われず、2日目朝には死体が出ない。「NPC犠牲者が出る」だと、1日目夜は人狼は初日犠牲者を「自動で」襲撃したことになり、2日目朝に初日犠牲者が死体で出る。「初日に襲撃有り」だと、1日目夜に任意のプレイヤーを噛み殺すことができ、2日目朝にそのプレイヤーの死体が出る。
「襲撃の失敗理由を知る」系は難易度調整等に。「狼は~」は狼が狐噛みか、悪魔噛みか、タフ噛みか、狩人GJなのか判別がつき、狼有利。「霊界は~」は霊界の要望に応じて。「被襲撃者は~」はタフや悪魔がいる時はオンにするといい。「護衛成功者は~」は護衛の成功がわかり、狩人COするタイミングを見つけやすい。
「村人は護衛成功時に銃声と爆発音を聞く」は夜に狩人GJ・爆弾魔の道連れだと全員にわかるため、村に有利に働く。
「吸血鬼処刑時の固有メッセージを表示しない」は吸血鬼を処刑した際に出る固有のメッセージを表示しないようにする機能。吸血鬼の処刑が村に発覚せず、まだ村に残っているかもしれないという疑心暗鬼を楽しむことができる。
「霊界にて配役を非表示(独り言も聞こえない)」は霊聴者、転生者がいる村(ランダ村も含めて)なら必須。ニコ生配信等するなら状況にあわせてオンにするといい。
「観戦者は霊界発言が聞こえない」はゲーム中に霊界における死亡者の発言を観戦者から見られないようにするオプション。観戦者の発言は同じ観戦者や死亡者に見えるが、死亡者からの発言はこれをオンにすると見られない。
「無投票は死刑」は投票しないという選択肢を封じる機能。全員に投票を義務付ける。投票を迅速に行いたいという時にも是非設定しておきたいオプション。
「投票が3回引き分けたら最多得票者からランダムで処刑」は処刑投票が3回とも不調に終わった場合、3回目の投票の最多得票者の中の誰かがランダムで処刑されることになる機能。その際の処刑者の名前は上部に赤字で表示される。オフの場合は、処刑投票で3回引き分けると処刑なしになる。そのため偶数進行でも村2、狼1、狂1で狼COからの票合わせで引き分けて村を噛んで次の日に村を処刑といった同数PP(半PP)が可能になる。
「村人名をランダムに割り当てる」は「Namelist.txt」から参加者の名前をランダムに割り当てる機能。「Namelist.txt」の中身を変更すれば、名前の種類やパターンを増やすことが可能。個人で後述する「名前再設定」をしていた場合は、割り当ての名前よりもそちらが優先される。
「観戦解除」は人狼王に入った後の初期状態が「観戦」であるため、参加するにはボタンを押す必要がある。もちろん観戦したいなら「観戦解除」は押さなくてよい。ゲーム中に接続して、ゲーム終了後に入れるようになるまで放置してしまう人への対策機能である。Ver.15よりゲーム終了後には必ず「観戦」状態になるようになったため、引き続き参加したい人は「観戦解除」ボタンを押す必要がある。
「名前再設定」は名前と顔グラフィックをゲーム内で変更する機能。設定した時点で変更されるわけではなく、ゲームが開始した時点で設定した名前と顔グラフィックに変更されるので誰がどんな名前に変更したかわかりにくく出来る。固定ネームで参加して、ゲーム中は別の名前にするなど、メタ推理防止に役立つ。
「死者表示」チェックボックスにチェックを入れると、死者を表示することができる。誰が死んでしまったかを確認したり、死んでしまった人の過去の発言を「個人」タブから確認したりするのに便利な機能。
「Kick」はゲーム画面の下の方に小さくあるボタン。ホストが放置してる人や荒らす人などを強制的にログアウトさせる機能。Kickすると「JINROH」フォルダ内の「BANADDR.txt」にIPが登録されて入れないようにブロックできる。また入れてあげたいなら、「BANADDR.txt」内の該当IPを削除した上で保存すると、入れるようになる。
「ログ保存」はその時点までのログを保存する機能。面白かった村や勉強になった村などを保存しておくといいかもしれない。ゲーム終了後にボタンが現れる。IPやポートを入力する最初のタイトル画面の「ログ回覧」から見ることができる。Ver.17.7よりログの形式が変更されたため、それ以前のログはVer.17.61(旧形式最終版)を使って読み出すこと。
○=「白」…村人(人狼ではない)のこと。なお、暫定白とは、占い師候補に「村人」判定をもらった人のこと。占い師の真偽が定かでないときに、暫定白は確実な村人ではないことに注意。それに対して確定白は占い師候補全員から「村人」判定を出された村人。「完全白」ともいう。 潜伏占い師や初日犠牲者が占い師でない限り人狼ではなくなる。「占いCO aaa○」
●=「黒」…人狼(一匹狼)のこと。ちなみに確定黒とは、占い師候補全員から「人狼」判定を出された村人、もしくは霊能者候補全員から「人狼」判定を出された村人。確定黒の場合、潜伏している能力者がいない限り、必ず人狼になる。「霊能CO bbb●」
CO=「カミングアウト」…自分の役職などを名乗り出ること。「占いCO」「霊能CO」「共有CO」など。
PP=「パワープレイ」…例として、村人1・人狼1・狂人1のように同数終了にはならないが、人狼サイドがCOし、票を合わせて強制的に村人を処刑してしまうといった、人狼がCOしても負けがない状況において数の力でゴリ押しする戦術。【投票が3回引き分けたら最多得票者からランダムで処刑】オプションがオフの場合は、村人2・人狼1・狂人1で票を合わせて処刑なし→その夜、村人を襲撃→村人1・人狼1・狂人1で投票→村人が処刑される→人狼サイド勝利といった処刑なし前提の同数PP(半PP)も可能。
RP=「ロールプレイ」…ゲーム中の人物、もしくは何らかのキャラクターになりきってプレイすること。役職とは関係ないRPをすることで、本来の役職を隠蔽することにもなる。ただし、ロールプレイであっても、暴言や無意味な発言を繰り返した場合には当然処刑されてしまうので注意。過度なRPは避けるのが賢明である。
グレラン=「グレーランダム」…占いに「村人」判定○をつけられた暫定白と占い・霊能・共有などといった能力者候補以外に処刑投票すること。序盤の展開ではよくやる手法。人狼の組織票に弱いため、中盤以降もグレランを続けるのは危険だが、投票から怪しい人物を特定することもできる。
グレー=占い師から占われていない人のこと。またその状態。白とも黒ともつかない灰色の状態であることから。「灰」「灰色」などとも言う。能力者COした真偽不明の能力者候補はグレランの際にはグレーに含めない。COした占い師が複数いる場合、その内の何人かから「村人」判定○をもらったけれども(暫定白)全員から「村人」判定○をもらった(確定白)わけではない人たちのことを「(まだその人を占っていない占い師の名前)のグレー」などと呼ぶこともある。この場合と区別するため、どの占い師からも全く占われていない人のことを特に「完全グレー」と呼ぶ。「Xさん視点のグレーは、AさんとBさん」
ロラ=「ローラー」…複数の候補が出た場合、それらすべてを日数をかけて確実に処刑しきること。「霊能3も出たし、霊能ロラでいいよ」
ラン=「ランダム」…複数の候補が出た場合にどちらかをランダムで処刑するということ。「占い候補2人とも別の人に●出してるから、今日は●ランで霊能の結果待ちだね」
GJ=「グッドジョブ」…狩人の護衛が成功したこと。「今日、死体が出なかったのはGJかな?」
LW=「ラストウルフ」…最後に残っている人狼のこと。これが吊られれば人狼サイドは敗北となる。妖狐がいる場合、LWが吊られれば妖狐勝利=村人敗北となってしまうので迂闊に吊ってしまわないように注意する必要がある。
*/*=「アスタリスク」…人狼王のメモ機能を利用する際、文頭に打つ記号。アスタリスク発言者は、文章の背景色が変わり、発言者の顔グラにポインタを合わせると、その発言を見ることができる。次のアスタリスク発言で上書きされるまで有効。また、Ver.16よりアスタリスク発言は「*」タブをクリックすることで確認することができるようになった。占いや霊能の結果や重要なヒントなど見落とされたくない文章に活用できる。夜や霊界では使えない。
吊り=処刑のこと。「あと3吊りか」=「あと3回処刑できるのか」
噛み=人狼の襲撃のこと。喰いとも。襲撃の成功についても噛めたという。「占いを噛めないかと思ったら噛めた」=「占いを襲撃できないかと思ったら襲撃成功した」
人外=人狼・妖狐・悪魔くんなどの人間以外の役職の総称、特に村人の敵となる人狼・妖狐のことだけを指す場合が多いが、文脈によっては狂人も含める。
平和=朝に死体が出ないこと。原因としては狩人のGJ、人外(妖狐など)を噛んだ、そもそも噛んでいないなどと考えられる。
真=人外などによる騙り(偽)ではない、本物の村役職のこと。主に占い師と霊能者について言う。「あの占い師は真っぽいな」
対抗=同一能力者が複数COしたときの、ある能力者に対する他の能力者のこと。占い師A,B,CがCOしたとき、AにとってはB,Cが、BにとってはC,Aが、CにとってはA,Bがそれぞれ対抗となる。また、対抗COする人のことを指す。
対抗CO=誰かがある役職をCOした後に、その対抗馬として同じ役職のCOをすること。同じ役職に2人以上がCOすることになる。
騙り=能力者でないのに能力者であるとCOし、そのように振る舞うこと。占い師や霊能者の騙りはほぼ常時見られる。妖狐や人狼、狂人の十八番。共有者や狩人などの役職者が騙ることはあるが、村人(素村)は原則騙っちゃダメ。
破綻=騙りが矛盾してしまうこと。人狼が2人しかいないのに霊能者が2つ目の「人狼」判定●を出す(ゲームが終了していないとおかしい)、占い騙りが共有者に「人狼」判定●を出す、「人狼」判定●を出した先が朝に死体で発見される、全ての人を占ったのに「村人」判定○しかいないなどが挙げられる。狂人はわざと破綻して人狼のために吊られる戦術もある。
3-1/2-2等=COしている能力者候補のカウント。簡略化した役職カウントであり、1番目の数字が占い師候補、2番目の数字が霊能者候補である。3-1ならば占い師COしているのが3人、霊能者COしているのが1人、2-2ならば占い師COしているのが2人、霊能者COしているのが2人ということになる。設定にもよるが、通常は同じ能力者が複数いることはないので騙りが混ざっていると判断できる。ちなみに、2-1-1など3番目の数字はCOしている共有者の数であることが多い。
2W1F/3w1f等=現在村にいる可能性のある人外のカウント。W/wは「Wolf(狼)」から人狼を指し、F/fは「Fox(狐)」から妖狐を指す。その他にもK/kを狂人、D/dを悪魔くん、V/vを吸血鬼の略として用いることもある。現在いる可能性のある人外の最大数を整理するために用いることが多い。
内訳=各プレイヤー、特に役職CO者の実際の正体。これをまず推理するのが基本である。3-1(占い師候補数-霊能者候補数)であるなら、「真狂狼-真」「真狂狐-真」「真狼狼-真」「真狂狼-狐」など多数の可能性が考えられるが、状況証拠により徐々に絞られることになる。
視点=ある特定のプレイヤーの立場からの物の見え方。各視点からの見え方を発言などから総合して真相を推理する(人外であれば欺く)こととなる。人外が、村視点ではなく自分の視点からしか見えない事実に基づいて発言してしまうことを「視点漏れ」と呼ぶ。「それって村視点じゃわからないよね」
指定=共有者などのまとめ役が今日の吊り先・占い先・護衛先などを指定すること。また、そうやってゲームを進めていくこと。吊り先の指定は、票をまとめることで、人狼が結託し特定人物を吊ろうとする(組織票)のを防ぐ目的がある。この指定や指示に背いた行動をすると人外と目される可能性が上がるが、まとめ役が信頼できないときにはあえて異を唱えたり外していったりすることも戦術として必要になる。
パンダ=2人以上の占い師候補から「村人」判定○と「人狼」判定●がでること。また、その判定を受けた人の状態をパンダと呼ぶ。白でもあり、黒でもある状態だが、灰色ではないことから。状況にもよるが、通常は吊って占い師と霊能者のラインを確認することが多い。
ライン=占い師と霊能者の間に成立する「片方が真ならもう片方もほぼ真」「片方が偽ならもう片方もほぼ偽」という関係・組み合わせ。占い結果と霊能結果の一致などから判断される。例えば、村人Xが占い師Aから「人狼」判定●、占い師Bから「村人」判定○を受けた(パンダ)後に吊られたとする。翌日に処刑された村人Xの結果が霊能者Cから「人狼」判定●、霊能者Dから「村人」判定○を受けた場合、AとC、BとDのXに対する判定結果が一致している事から「A-C、B-Dのラインが出来た」などと言われる。ラインが出来てしまえば、狂人の誤爆「人狼」判定や人狼の身内切りが発生しない限り、崩れることは無いことから、芋づる式に人外を予想できる。
囲う、囲い=人狼の騙り占い師が、仲間の人狼に「村人」判定○を出すこと。グレランなどで吊られる危険性が少なくなるメリットがある反面、その騙り占い師が偽だと判明した場合には疑いを掛けられやすくなるデメリットもある。狂人や妖狐などから囲われることもあり、この場合、人狼にはその占い師が偽であることがわかるので、状況を把握しやすくなる。
誤爆=狂人の騙り占い師が村人に「人狼」判定●を出したつもりで、本当に人狼に当たってしまった場合のこと。身内切りと同じように、判定を出した狂人の騙り占い師は、村人サイドから信用を得やすくなるかもしれないが、人狼にとっては占いの真贋の判断がつけにくくなるなど混乱することに。
身内切り=人狼の騙り占い師が、仲間の人狼に「人狼」判定●を出すこと。ほとんどの場合、判定を受けた仲間は、その日のうちに吊られてしまうが、翌日に霊能者によって人狼であることが裏づけされれば、判定を出した人狼の騙り占い師は村人サイドから信用を得やすくなる。
潜伏=能力者・狂人・人外などがCO(騙りCO)をせず、普通の村人のフリをすること。特に、共有者や人狼が全員潜伏することを「全潜伏」と呼ぶ。占い師や霊能者が潜伏したまま死ぬことを「潜伏死」と呼ぶ。何も情報を残さないまま死んでしまうため、推理がおかしくなりやすい。占い師の潜伏はハイリスク・ハイリターン、霊能者の潜伏はハイリスク・ローリターンな戦術となることが多い。狩人は潜伏が基本である。
飽和=妖狐生存時に、村人(妖狐を除く独立勢力も含む)と人狼(人狼・一匹狼)が同数になってしまうこと。したがって、妖狐勝利となってしまう。妖狐のいる構成の場合は、人狼サイドも勝利のために飽和に気を付ける必要がある。
銃殺(呪殺)=占い師が妖狐を占い、呪い殺すこと。人狼が狩人のGJや人外噛みなどで失敗しなければ、翌朝死体が2つ見つかる(人狼が爆弾魔を噛んでいた場合は死体が3つになる)。場合によっては、それだけで真占いの証明につながることもある。
スナイプ=占い師が人狼を見つけだすこと。特に初日に人狼に●出しした時に言われることが多い。妖狐を銃殺(呪殺)した場合にも用いられる。「初日スナイプか」「おはよう、妖狐スナイプしたか」
エスパー=占い候補が次々と人狼をスナイプしてしまうこと。また、狂人などの真でない占い候補が誤爆スナイプし続けた場合にもよく用いられる。特に霊界やゲーム終了後に話題になる。「●3連続?あいつはエスパーか」
ステルス=目立たないように消極的でいること。序盤で判断材料が無い場合速攻で吊られるので注意(ステ吊り)。派生語に、一言も喋らない「完ステ」(完全ステルス:一日を通して一度も発言しない)や、朝に挨拶だけしてその後無言でいる「おはステ」(おはようしか言わないステルス)がある。これらは初心者が陥りやすい。単に喋らない完ステやおはステと、喋りながらも気配を消すステルスとは似て非なるものである。口数が少ないことは寡黙と呼ばれる。
信用=ある役職者候補、特に占い師が村からどの程度真目に見られているかの度合い。役職者候補が噛まれず、候補同士でこの信用を競い合うのが信用勝負である。信用を獲得できなければ真占い師でも吊られてしまい負けかねず、「占い師の仕事は人外を見付けることではなく信用を獲得することである」とも言われるほど重要な要素。
決め打ち=複数COした能力者の内の1人(2人)を本物だと信じ、全吊り・両吊り(ロラ)を行わない事。吊り回数に余裕がない場合にPP回避を目的として行われることが多い。安全策の全吊り・両吊り(ロラ)とは逆の積極策。「占い2で明日PPの危険があるならどちらかに決め打つしかない」
乗っ取り=人外が騙りによって真認定を勝ち取ること。村人サイドには絶望的な状況である。占い騙りが銃殺(呪殺)対応に成功して信用勝負に勝利する、真役職が潜伏死などで不在である、といった状況で発生しうる。
初日犠牲者=1日目夜に、人間のプレイヤーの身代わりとして自動で人狼に襲撃されるNPC。「初日先生」「初日」などとも呼ばれる。人狼王において初日犠牲者は、人狼・一匹狼・妖狐・悪魔くん・吸血鬼以外の何らかの役職を持っている可能性がある。タフガイが初日犠牲者になると、噛まれても死ななかった初日犠牲者が2日目朝に生きていることも。爆弾魔が初日犠牲者になっても人狼を道連れに爆死してはくれない。
役欠け=初日犠牲者が村人(素村)ではなく村役職のいずれかを引いてしまっている状態。特に、占い師か霊能者が初日犠牲者である場合を指すことが多い。初日犠牲者が狂人を引いている場合は狂欠けという。2人以上いる共有者のうち1人が初日犠牲者の場合は、相方の共有者には初日犠牲者が共有者であることがわかるため、他に役欠けがないことが自明となる。「占い1、霊能1しか出てないなら、役欠けも考えたほうがいいな」
マーカー=役職マーカー機能のこと。「マーカー」ボタンを押すことでそれぞれ役職などのマーカーをつけることができる。役職者がCO後に補助的に使うことで、誤投票などを防ぐことが期待できる。Ver.16より自動マーカー機能が追加され、*/*(アスタリスク)+(役職名)COで、自動的にマーカーがつくようになった(主要役職のみ)。また、廃村(不慮の事故等でゲーム継続が不可能と判断された場合、ゲームを途中終了させる)投票するのにも用いる。
タブ=Ver.16より追加された、ログ切り替え機能。「投票」「個人」「*」「全て」の4種類がある。「投票」は、これまでの投票結果を確かめることが出来る。「個人」は、プレイヤーにカーソルを合わせることで、その個人の発言だけを抜き出して見ることが出来る。「*」は、アスタリスクを使った発言だけを抜き出して見ることが出来る。「全て」は自分から見える、全ての発言を見ることが出来る。基本的には「全て」のタブで進行し、確認したい時は切り替えると良い。
ミスリード=間違った推理・誘導。見当外れの推理で村人サイドを負けの方向に導いてしまう発言。誰しもやらかすものなのであまり責めたりしないように。
リア狂=リアル狂人。村人(素村)で能力者を騙る、村人が確定した能力者を処刑投票する、など村人サイドとは思えない利敵行為をする人のこと。人狼サイドでPPを拒否するなどといった利敵行為もそうである。カオスな構成でもない限り、やってはいけない。
戦犯=(最も大きな)敗戦の原因を作ったプレイヤーのこと。そのプレイヤー自身が反省もしくは自虐の意味で使うことが多い。他人に向けて使うのは好ましくない人狼用語である。
戦略的突然死=【無投票は死刑】をオンにしている場合の最終日に人狼・狂人・村人がいたとする。この場合に狂人が投票せずに死刑になれば人狼サイドの勝利が確定する。このように自分の陣営を勝たせるために通常の吊り・噛み・銃殺(呪殺)以外で死亡することは推理するゲームとしての面白みを損なうため、各サーバーから長期間のアクセス禁止などの重いペナルティが課されることもある。人狼王においてもやらない方がいいだろう。
ランダ村=役職にランダム要素を加えた村。すべての役職を0~最大人数に設定した完全ランダ村(闇鍋村)や人狼などの一部の役職を固定して行うランダ村などがある。まともに推理しようとすると困難だが、少人数だったり、普通村に疲れたりした場合などにわりと気楽にプレイできる。
同期ズレ=人狼王において起こることのある現象。オンラインで対戦する以上、発生するのは仕方のないことである。周囲の人が全員無投票になったり(周囲の人から見ると自分が無投票になっていることも)、霊界の会話が(【霊界にて配役を非表示(独り言も聞こえない)】にチェックしていない場合は配役も)見えてしまったりするなどプレイに支障をきたす。同期ズレが起きた場合は申告してやり直してもらうか、ゲームに影響を出さないためにひたすら空気になるかのどちらかになる。同期ズレの原因は時間ギリギリの行動(夜明け直前の発言・襲撃、投票時間終了直前の投票)にある場合が多いので時間ギリギリの行動は避け、余裕を持って行動すること。
吊り回数=あと何回処刑できるかという回数。処刑と襲撃で1日経過するごとに2人減り、残った村人の人数が2人以下になった時点でゲームが終了となることから、現在朝に10人いるとしたら、10>8>6>4>(終了)で>の数を数えて「4回」となる[厳密には(朝の人数 ÷ 2 - 1)の端数切り上げ]。村人サイドはその回数内に人狼をすべて処刑しなくてはならない。狩人GJや妖狐(悪魔くん・吸血鬼)噛みで吊り回数が増えたり、占い師系の銃殺(呪殺)や爆弾魔の道連れ爆死で減ったりする。
詰み=自動的に村が勝利できる手順が存在する状況。たとえば、6人時の内訳が「共○○○灰灰」(○は確定村、灰はグレー)で妖狐死亡であれば、残り2吊りで灰の2人を吊れば人狼がどこを噛んでも必ず村が勝利する。基本的には(吊り回数 ≧ 役職者を含むグレー数 + ●数)となれば詰みである。複数いる占い師の真偽が不明だが、特定の占い師の視点では詰んでいる状態は「視点詰み」である。どちらの視点を採用しても詰ませることができれば「両視点詰み」となる。
カウンターCO(CCO)=●判定を自分に出されたとき、その占いが偽だと証明するため役職をCOすること。例えば占い師は即吊ろうという流れにはならないため、占われた人物が本当に人狼だとしても、とりあえずの吊りは免れられることもある。ただし共有以外でCCOした者の信用は必然的に低くなる。
共有トラップ=共有者が潜伏し、偽占いが自分に●判定を出してしまうのを期待する戦術のこと。一般に共有者はすぐに村人である事が確認できるため、●判定を出した占い師の偽が即座に確定する。派生例として、潜伏共有者が吊られた時に騙り霊能者が●判定を出してしまうトラップや、噛まれた潜伏共有者&占われた狐の死体が2つ並んだ時に騙り占い師が共有者に○判定を出してしまうトラップなどもある。共有潜伏下では騙りの占い師は●を出しにくくなるので、●を出した占い師の信用は高めになる。
全潜伏=共有者が1人もCOせず潜伏すること。強力なトラップを仕掛けられる一方で、処刑投票で吊られてしまったり、無駄占いされたりするリスクも大きい。もう一つの意味は、人狼が1人も騙りに出ず、全員が潜伏を選ぶこと。真占い師を噛めれば有利だが、何らかの理由で狂人も騙りに出なかった場合には苦しい展開となる。
ハーフオープン(HO)=共有者2人のうち1人だけがCOした状態を指す。まとめ役を確保すると同時にトラップも仕掛けられるバランスの取れた策であるが、COしている方が噛まれた直後に人外に乗っ取られるリスクもある。この場合のCOは「共有CO 相方生存」のように宣言する。
フルオープン(FO) =「2日目朝」(初日)の間に、占い師・霊能者・共有者が騙りも含めて全員COすること。実際は初日に共有者が2人ともCOした状態のことを指す場合が多い。グレーが狭まり、無駄占いの危険もなくなる反面、共有トラップは期待できず、グレーの狩人が噛まれやすくなる欠点もある。
撤回CO(スライドCO)=一度何らかの役職をCOした後で、それを取り消して別の役職をCOすること。共有者が占い師や霊能者をCOしてから撤回する、(霊能者や人外が)占い師COしてから撤回して霊能者COする、狩人がCCOで占い師を名乗ってから取り消す、などの方法がある。撤回COするなら早い段階で行うことが望ましい。
相互占い=2人以上の占い師がお互いを占うこと。大抵は占い師の真が確定できない状態で、占い騙りをしている妖狐の銃殺(呪殺)を期待するために行われる。それなりに余裕がある時にしか行われない。あくまでも特殊な戦術なので、安易に行うと信用が暴落してしまう。2日目朝(初日)で偶然起こってしまい、「占い師Aさんが占い師Bさんに○を出したからAさんが真占いならBさんは狂人だ」(「占い師Cさんは人狼か妖狐になるから、Cさんが噛まれたらAさんは破綻だ」)と判断する材料になったりする。初日に占い師候補が4人出た場合は、妖狐混じりである可能性が高いと考えられてまとめ役が相互占いを指示する場合もある。この場合、完遂には最大3手必要なので、妖狐が混じっていなければ村には苦しい展開となる。
占い予告=占い師が前日に占い先を予告すること。「占い指定」「占い先指定」とも。複数の占い師候補がいる状況で、なおかつ妖狐のいる構成で用いられる戦術。他の占い師候補と被らないように対象を予告し、対象は複数人選択することが多い(対象の1人がグレランで吊れてしまっても、他の対象を占うことが出来るため)。予告先に妖狐がいて、呪殺(銃殺)すれば真占い師が一目瞭然となるが、人狼に予告先を噛まれてしまうことで後述の噛み合わせとして見られてしまうこともある。
圧殺=占い師が○を出し続けることで、グレーを狭め人外を発見しやすくすること。真占い師がほぼ確定している場合、●を引いてその人を吊るとグレーが1しか狭まらないが、○を引いて他のグレーを吊ると2狭まるのでより早く詰む。人狼としては、○を噛むことである程度は応戦できる(グレーコントロール)。「圧殺狙いで白っぽいところを占う」
変態護衛=真確定の占い師がいるのにただの○やグレーを護衛するなど、狩人がGJを狙って通常の護衛先ではなく特殊な護衛先を守ること。成功すれば高い満足感が得られ、吊りが増える場合もあるが、失敗して重要な人物を噛まれてしまった時の村の損失は甚大である。
バランス護衛=複数の占いがいて真占いが分からないときに、●を出していない方の占いを護衛すること。狼を1匹も吊れない事態を避ける安全策。
真即抜き(真即噛み)=真役職(通常は占い師)がCOしたと分かったら即刻に噛むこと。占い師が噛まれた場合、真と見分けがついての即抜きか、見分けのつかぬままの噛みか、それとも狂噛みかは村側からは判別が難しい。妖狐ありの村でこれを行い成功した場合、人狼サイドは飽和を避けるために妖狐の処理に苦労することも。
漂白噛み(囲い噛み)=狂人に囲われた後に人狼が、その狂人をあえて噛むことで村人に見えるようにすること。人狼がわざわざ噛んだ占い師候補だから真に見えるという心理を利用した作戦。ただし、狂人を噛んで日数が経過した後に残った真占い師が呪殺して一気に不利になったり、PPが出来る可能性を消してしまったり、早期に噛むと後述のベーグルの可能性が浮上したりとリスクが高い。
ベーグル=人狼視点でも占い師の真贋や妖狐の正体が分かっていない状態で占い師を噛むこと。この戦術を得意とするコテハンの名前から命名された。「ベグる」「ベグり」「べぐる」「べーくる」などとも表記される。最近では、人狼が占い師の真贋・妖狐の正体を把握している、していないに関わらず、早期の占い師噛み全般についてこの呼称が使用される場合が多い。
噛み合わせ=占い騙りをした狼が、その日噛み殺した村人に○を出すこと。占い判定の対象を噛み対象と合わせることから。狼が噛み合わせを行うことには、呪殺(銃殺)+狩人のGJに見せかけて狼占い師の信用を上げる、狼占い師視点のグレー人数の減少を抑えるなどのメリットがあるが、それを狙ったのではないかという疑念を村人に持たれると、逆に信用が下がってしまうというデメリットもある。真占い師の占い先がたまたま噛まれてしまった場合、この噛み合わせに見えてしまい、信用が落ちてしまう上にグレーも狭まらないといったことになる。
身内投票=人狼が同じ仲間の人狼に投票すること。「身内票」「迷彩投票」とも。人狼は基本的に仲間には投票しない(仲間が吊られると狼の人数が減り、当然不利になるため)ことを逆手に取った戦術。(例:「霊能結果でグレランで吊った太郎さんが●だった」→「狼は身内には投票しない」→「太郎さんに投票しなかった人の中に狼がいそう」などといった推理)。信用のある霊能者がおり、かつ仲間がグレランで吊れそうな状況などに使えるが、無闇な身内投票は自分の首を絞めることにも繋がる。
スケープゴート(SG)=犠牲の山羊。人狼側が人狼と仕立て上げる村人のこと。具体的には、占い騙りから○を貰った(囲い疑惑のある)村人のことである。
吠え稼ぎ=人狼が空白など適当に入力して見掛けの吠え数を増やすこと。人狼の死亡を隠蔽する目的などで行われる。過度な吠え稼ぎはマナー違反となるのでほどほどに。「占い理由作ってるからその間に吠え稼ぎしといて」
吠え抑え=人狼が意図的に夜の遠吠えの回数を抑えること。人狼が吊れたと誤認させる目的で行われる。「明日からは吠え抑えしていこう」
潜伏狂人=役職を騙らずに潜伏している狂人。何らかの理由で序盤に騙りに出られなかった場合がほとんどであるが、意図的に最後まで潜伏する狂人もいる。潜伏狂人は最終日まで残ればパワープレイで勝利できるほか、人狼に有利な方向に村をミスリードすることもできるが、現実には狂人には誰が人狼であるかが分からないことが普通であるため活躍できるかは不明である。
人柱CO=自分が人柱になってもいいと宣言すること。占い師の真確定後などにグレーの村人がこれを行うと 「妖狐を吊る前に最後の人狼を吊る」「狩人を吊る」などが回避できる。ただし、無意味なタイミングで人柱COしても吊りの無駄にしかならないのでやってはいけない。また、人外があえて人柱COを行うことにより、 自分を村人(素村)だと思わせ、より強固に潜伏しようとする戦術も存在する。人柱COした人は確実に処刑するのが基本となる。
バランス吊り=複数の占い師候補がいて真占いが分からないとき、それぞれの●を吊っていくこと。どの占いが真でも確実に人外は吊れるが、たいてい無関係な村人も一緒に吊れてしまうのが難点。稀に、全ての占いが偽で人外が一人も吊れていないことがあったり、身内切りや誤爆の●が含まれていたりする。
吊り逃れ=「自分が吊られないようにする」ことを目的とした誘導・投票。再投票の際に最多得票者の1人が他の最多得票者に票変えすることを指す場合が多い。人外や潜伏中の能力者などに多く見られる。また、「仲間が吊られないようにする」ことを目的とした狼の誘導・投票。例えば、人狼Aと村人Bの得票が同数で再投票になった場合、人狼全員が村人Bに投票し、狼Aが吊られないようにする、など。吊り逃がし。
殴る=相手に嫌疑をかけること。村人の攻撃手段にして人狼の防衛手段でもある。例えば残り3人で、確定白、村人、人狼がいるとすると村人と人狼が殴り合うことになる。
村アピ=村人アピールのこと。自分が人外ではなく村人であるとアピールすること。最終日付近では過去の発言・投票や占いや霊能結果などを総動員して白要素を挙げていくことになる。
誘導=騙りの内訳などを主張して、村の方針や吊りの対象を自論に沿った形へ傾けようとする行為のこと。根拠が曖昧だったり、対抗する主張を無視して話をすすめようとしていると取られると、人狼や妖狐が誘導しているのではないかと批難され、吊りの対象とされることもある。反面、誘導を全く行わなければ逆に、議論に積極的に参加しないことで気配を消している人外ではないかと疑われることもある。
メタ推理=「村人たちが、村に潜伏した狼たちを見つけ出す」というゲームの基本設定を越えた、いわゆるメタレベルから推理をすること。代表的なメタ推理には「プレイの癖からの推理」(例:「あの人は村人のときは~するはずだ」→「今回は~していない」→「今回はあの人は村人ではない!」)などがある。一般に、メタ推理を元にした誘導は「メタい」などと呼ばれて敬遠されることが多い。
人狼王の特殊役職を含めて説明する。黒字は村人サイド、赤字は人狼サイド、緑字はその他の勢力として扱う。また、[占]=夜間に占われた結果(占い師・狂占い共通)/[霊]=処刑後の霊能結果/[予]=予言者の予言結果/[噛]=襲撃されてどうなるか/[吊]=処刑されてどうなるかを簡略表示する。
基本的な部分はワンナイト人狼のルールを人狼王のシステムに合わせたものとなっている。
処刑は1度しか行われず、処刑投票がメイン。ワンナイトなので人狼の襲撃はない。能力者(占い・怪盗)の能力行使は、通常の人狼と同じく夜に顔グラやボタンをクリックすることで行う。必ず欠けが2人存在し、役職だけでなく人狼も欠ける。
処刑投票において、最多得票者が単独の場合はその最多得票者だけ処刑され、複数いた場合は最多得票者たちは全員処刑される(複数吊り)。全員が1票ずつ投票される、つまり票がばらけると処刑は行われない。最多得票者の中に人狼が1人でもいれば村人サイドの勝利、最多得票者の中に人狼がいなかったり、人狼がいるのに処刑なしとなった場合は人狼サイドの勝利となる。人狼が完全に欠けている状態(平和村)で誰かを処刑してしまうと全員敗北(欠けた人狼の勝利)となる。夜の時点では陣営不確定な「怪盗」というワンナイト人狼特有の役職がキーマンとして挙げられる。
人狼王では占いや霊能結果などのコピペはできないため、シスコピはできないと言えるが、システムメッセージを丸写しすることもこれと同じ意味になり、禁止行為である。真占い師がシステムメッセージを丸写しすると、それだけで真占い師が信用され、偽占い師がどれだけ頑張っても信用されないことになり、ゲーム性が崩壊してしまう。必ず「占いCO Aさん○」「霊能CO Bさん●」のように自分の言葉に書き換えること。
ゲーム中に閉じる(×)を押すことでログアウトすることが可能だが、処刑する回数が狂うなどゲーム参加者に迷惑がかかるのでやってはいけない。このゲームはある程度の時間の余裕をもって参加することが望ましい。途中でログアウトしないといけなくなるかもしれないという予感がするなら参加せずに観戦すること。どうしてもという時は一言断ってからログアウトしよう。故意ではないエラー落ちや死んでしまった後に霊界からログアウトする場合は特に問題ない。
村人(素村)が能力者を騙ると人数計算が合わなくなってしまうため、禁止行為である。例えば、人狼2・狂人1・妖狐1といった人外がいる村で、占い師候補が3人いて、内訳が占い師・狂人・村人だとする。本物の占い師が他の2人を占うとどちらも当然「村人」判定が出る。この村構成で「村人」判定が出て騙りをするのは狂人と妖狐なのでどちらかは銃殺(呪殺)されるはずだが、どちらも死なずに2人とも「村人」判定が出て真占い師が破綻してしまう。こうなると村人サイドがまともに推理できなくなる。
無益な騙りは許されないが、許されうる有益な騙りもある。例えば、占い師が狂人で、最後まで残っているとする。そして最終日の朝、村人・人狼・狂人が残っている。占い師候補は狂人であるため、どちらが人狼なのかわからない状況で村人が、人狼を騙って「人狼CO」または「LWCO」すると狂人にはどっちが本物の人狼かわからなくなり、狂人を利用して本物の人狼を処刑することが可能になるかもしれない。この場合でも村人にとっては占い師候補が狂人かどうかはわからないため、村人(素村)の有益な騙りであっても機会はほとんどない。
人狼王をプレイしながら他のゲーム等をプレイするのはやめた方がよい。もちろん推理等に影響が出ないなら構わないが、真面目にプレイしている人の足を引っ張るようなことをやってはいけない。
リア狂プレイはやらない。村人が確定した能力者を無意味に処刑投票する、狂人がパワープレイ(PP)を拒否して人狼を処刑投票する、意味もなく村の流れに逆らった処刑投票(グレランの流れで占い師に処刑投票など)をする、理由もなく能力者に因縁をつける、などゲームに悪い影響が出る利敵行為は慎むこと。
ゲーム内の「自分しか知らない事実」を参加者が見ている可能性のある外部で話したり、書き込んだりするのは避けたほうがよい。外部の情報を知って、参加者の推理に悪影響が出るのを避けるためである。言いたいことがある場合は、参加者には見えない霊界(死亡者・観戦者)のチャットで打つようにするといいだろう。
初心者であっても「ゲーム中の初心者CO」は避けるべきである。例えば占い師候補になって「自分は初心者なので」と言うとそれだけで真占い師に見えてしまい、狂人などの占い騙りが意味をなさないことになり、ゲーム性が崩壊しかねない。人狼や共有者など相手がいる場合、夜の間に自分が初心者だと伝えることは大切である。
その他、ゲーム崩壊に繋がる行為は避けたい。例としては、第三勢力が好き勝手にやることである。妖狐が初日から妖狐COして、勝ちを捨てた上に騙りの役職を不利にする(妖狐だとわかっていたら共有者の占い先指定などで、占い師候補に日ごとに順番に占わせることで真贋の判断がついてしまう)ことや、吸血鬼が主要な役職を本当にばらしてしまうことなどである。村人と人狼の戦いに水を差すような行為は控えること。
夜明け直前に発言したり、襲撃したり、投票時間終了直前に投票したりすることは避けた方がいい。投票や襲撃などで悩むことは多いだろうが、時間ギリギリの行動は避け、せめて15秒前には誰かに投票・襲撃するなどと決めて、余裕を持って行動すること。
まずは役職について理解することが重要。その役職や振る舞いを覚えることが上達の近道。そして人狼用語を頭に入れること。ゲーム中にグレランって何?PPって何?などと聞くとその解説に時間を取られて推理が進まなくなる。この記事に人狼用語を載せているので、わからないうちは見ながらプレイすることをおすすめする。また、奇策はしないこと。初心者の奇策は自分の陣営の不利益、ひいてはゲーム性の破壊に繋がることが多い。対人でプレイする以上、なんでもやっていいわけではない。ある程度慣れるまでは「素直に」プレイすること。また、慣れないうちはメモをしっかり取って誰が何という能力者候補で残った完全グレーは誰になるかということを整理しておくといい。
村人(素村)になった場合は、絶対に村人COしないこと。村人COすると「ただの村人なのに村人COしてまで吊り逃れしようとするのはおかしい」と逆に疑われることになる。推理することが村人の証明なので甘えないように。騙りの占い師から「人狼」判定をもらった場合は、「COはない」もしくは「COはありません」と答えるのが基本。役職(占い・霊能・狂人など)になった場合は処刑されるのを避けるためにも潜伏を考えず、早めにCOすること。初心者の潜伏能力者は、後述の理由により非常に処刑されやすいので、処刑されるデメリットを考えればCOしておくべきである。逆に人狼や狩人になってしまった場合は頑張って潜伏すること。
能力者になった場合は、能力行使を忘れないこと。夜には、占い師なら誰かを占わなければならない、人狼なら誰かを襲撃しなければならない(初日は設定による)、狩人なら夜になってから15秒以内に誰かを護衛指定しなければならない、など対象の指定が必要な役職になった場合は、対象の顔グラフィックをクリックして能力を行使すること。また、夕方に行われる投票や再投票の際も同様に顔グラフィックをクリックして投票するので、十分に気をつける(「あなたは、XYZ(投票先)さんに投票しました。」というメッセージが出ているかきちんと確認する)こと。これらの流れは下記の「流れ」の項目に記述している。
「おはよう」としか言わなかったり、一言も発言しないままだったりするとすぐに処刑されてしまうため、発言することが重要。何を発言すればいいのかわからないよと思われるかもしれないが、能力者がCOしたら能力者の数や名前を整理する「占い3だね」「Aさんが共有で相方潜伏かぁ」、あと何回処刑できるか「あと8人だから、8>6>4>の3吊りだね」、誰がもしくは何人が完全グレーなのかといった状況分析から、違和感のある発言・投票をしている人はいないか、なぜあの人が噛まれてこの人は残ったのか、~という発言をしてるからXさんは村人or人狼or妖狐っぽいなどとログを見て推理したことを発言するのも重要である。そのためには夜の間や投票時間などにログをしっかりと読み返すことが必要になる。何が自分の陣営の利益になるかをきちんと考えて発言・行動すれば、上達の近道である。このあたりは「習うより慣れろ」というところ。
村人サイドから見て、誘導している人や多弁な人を怪しいと思うのは初心者特有の心理である。それよりむしろ、誘導しない人や村の議論に消極的な人を目立ちたくない人外(もしくは狩人などの潜伏役職)と疑ってみていい。一般的に、前者(発言多い)は占う対象、後者(発言少ない)は処刑対象である。ステルスが吊られやすい、ステルスを占うのは無駄だと言われるのはこれによる。ただし、誘導の根拠が曖昧、発言数は多いが内容が大したことがない(相槌ばかりだったなど)という場合は疑ってかかるといい。逆に人外になった場合はこれらの点に気をつけること。
1日目 | 朝 | 挨拶や設定の打ち合わせ、名前再設定(ゲーム開始時反映)などを行う。 朝は長め、夜は短めの時間設定がおすすめ(朝は全員が合わせて沈黙すればすぐに投票に移行するが、夜は合わせられない) |
夜 | ゲーム開始、自分の役職が判明する。 占い系は必ず占い対象を選び、クリックする。 人狼や共有者はそれぞれ会話する。 狂人系もしくは人狼系などは占い等を騙る準備をする。 人狼系は襲撃対象を選び、クリックする(夜になって15秒経過後)【初日に襲撃有りの場合】 狩人は護衛対象を指定する(夜になってなるべく15秒以内)【初日に襲撃有りの場合】 全員が「寝る」ボタンを押すと朝までスキップするので、暇な人や仕事が終わった人は「寝る」こと。 |
|
2日目 | 朝 | 遺体発見【NPC犠牲者が出る・初日に襲撃有りの場合】 朝の最初の5秒間は発言できない。 狩人がいる場合、占い系は早めに占いCOしておく。例:「占いCO 甲乙丙○」 狂人系もしくは人狼系も早めに結果を貼る。例:「占いCO 出鱈目○」 占い系も狂人系・人狼系も狩人がいない場合は、●を見つける(出す)まで潜伏することが望ましい。 占いで●が出たら→●を吊って霊能(いる場合)の結果待ち、○しか出なかったらグレランなどという流れ。○進行で狩人がいる場合は、共有者(いる場合)の片方・両方をCOさせてもいい(場合によっては霊能にCOさせる) 役職者及び役職騙りの人は、役職COの際に文頭にアスタリスク(*/*)をつければ、発言を目立たせることができ、「マーカー」ボタンを使えば、何の役職をCOしているか、はっきりさせることができる。 |
夕 | 朝の時間を使い切るか、全員が「沈黙」ボタンを押すと投票時間になる。 朝に決めたグレランなり●吊りなりに従って、処刑したい人の顔グラをクリックする(クリックミスに注意) 村人の投票により処刑される人が決定される。 10秒間で処刑される人に別れを告げる(遺言タイム) 処刑される人が潜伏していた能力者でCOしていい役職なら遺言タイムにCOしても構わない。 投票が3回引き分けると、【投票が3回引き分けたら最多得票者からランダムで処刑】がオンの場合は最多票者の中からランダムで処刑対象が決定(上部に処刑者名表示)、オフの場合は処刑は行われないため、遺言タイムはない。 |
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夜 | 霊能者は処刑された人が「人狼」かどうか判別する。 人狼系は襲撃対象を選び、クリックする(夜になって15秒経過後) 狩人は護衛対象を指定する(夜になってなるべく15秒以内) 他役職は1日目夜と同じように準備をする。 |
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3日目... | 遺体発見 このような流れが勝利条件を満たすまで続く。 |
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最終更新:2024/04/24(水) 07:00
最終更新:2024/04/24(水) 07:00
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