人間のクズ

もしかして

• 野獣先輩 - 人間の屑。
• GO(淫夢) - 神。
• カン・ユー大尉 - 「装甲騎兵ボトムズ」の登場人物。「あんたは人間のクズだな」と評されながら谷底に放り投げられた。
• 安藤守 - 「賭博黙示録カイジ」の登場人物。
• ピップ・ベルナドット - 「HELLSING」の登場人物。家系が人間のクズであると評された。
• ダラス・ジェノアード - 「バッカーノ！」の登場人物。
• TRPG「迷宮キングダム」に登場するモンスター。戦闘の先攻後攻を決める大事な要素に影響を与える《策士》とアイテムを盗んで作戦を崩壊させる《盗む》を持ち、特に《策士》が非常に強力なためレベル1かつ残念な名前に反して高レベルシナリオでもよく投入され、真っ先に倒されたり《策士》を封じられたりする。
• TRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版」のモンスターマニュアルに記載されている敵。なぎ払われることが前提の雑魚モンスターとして設定されているが、隣接するマスに同じ人間のクズが居ると若干強くなる性質を持つ。上位種に「人間の下っ端」がいる。
• 伊藤誠 - 「School Days」（特にアニメ版）の登場人物。彼もまた、家系も人間のクズである。しかしゲーム版の一部ルートでは漢となる。
• 沢越止 - 『Overflow』のゲーム作品の登場人物。上記の伊藤誠の父親であり、人間のクズの家系を作り上げた張本人であり全ての元凶。止死ね。

実在人物・団体の追加は禁止！

関連項目

• 人間の鑑
• クズ
• 最低の屑
• 【人】
• 吐き気を催す邪悪
• 許さんぞ、人間のクズめ！
• クズかわいい

余談

人を罵倒する意味で「人間の屑」やそれに類似した言い回しを用いる例は古くから存在している。

いかに若気の誤りも、一生此村の芥になれと、勘当はなさるまい。人間の屑、男子の屑、親兄弟を笑はせて、生まれた子まで屑にする、

清水紫琴　『移民学園』　（1899年）　青空文庫より

何だいべらぼうめ、女をこしらえちゃ悪いのかい、女をこしらえねえような奴は、人間の屑（くず）だい……というような悪口も聞え出す。

中里介山　『大菩薩峠　みちりやの巻』　（1913年）　青空文庫より

「不鍛煉（ふたんれん）」は「不覚」が、心掛の沸（たぎ）り足らないところから起るに比して又一段と罪の軽いもので、場数を踏まぬところから起る修行不足である。聞怯（ききお）じ、見崩れする奴ほど人間の屑（くず）は無いが、扨（さて）大抵の者は聞怯じもする、見崩れもするもので、

幸田露伴　『蒲生氏郷』　（1925年）　青空文庫より

真壁　　僕は、自分にもさういふところがあるからかも知れないが、快活な悪事といふものには、そんなに反感が起らないんだ。なんにも出来ないで、不平ばかり並べてる奴は、人間の屑だと思つてる。

岸田國士　『牛山ホテル（五場）』　（1929年）　青空文庫より

苦悶を回避し又は苦悶と戦ひ得ない人間は、人類の屑だ。文学は、さういふ人間の為めに在るのではない。

岸田國士　『「明るい文学」について』（1927年）　青空文庫より

俺が詩人だといふことも、他には何の役にもたゝぬ人間の屑だといふ意味を充分にふくんでゐるのだが、しかも不幸なまはり合せにはくだらぬ詩ばかりを書いてゐるので、だんだんには詩を書かうとは思へなくなつた。

尾形亀之助　『障子のある家』　（1930年）　青空文庫より

「Ｋ、そんなに、さびしいのか。Ｋ、おぼえて置くがいい。Ｋは、良妻賢母で、それから、僕は不良少年、ひとの屑（くず）だ。」

太宰治　『秋風記』（『愛と美について』収録）　（1939年）　青空文庫より

何が「私だって」だ。嘘も、いい加減にしろ。
おまえは、いま、人間の屑、ということになっているのだぞ。知らないのか。

太宰治　 『鴎 ――ひそひそ聞える。なんだか聞える。』 　（1940年）　青空文庫より

菊子さん。やっぱり、あなたのおっしゃったとおりだったわ。小説家なんて、人の屑（くず）よ。いいえ、鬼です。ひどいんです。私は、大恥かいちゃった。

太宰治　『恥』（1942）　青空文庫より

ルンペンの本来の意味は、ボロとか屑とかいう意味である。つまり、宿なし、失業者、浮浪者といった意味のルンペンとは、人間のボロ、人間の屑というわけであろう。宿がないということは、屑であるということだ。

織田作之助　『夜光虫』　（1947年） 青空文庫より

東京は、人間の屑の、掃溜めのやうな処だと、坂田のおばあさんは云つてゐたけれども、定子は、結局、田舎よりも東京がいゝといふ信念を持つてゐた。

林芙美子　『愛する人達』　（著作年不明）　青空文庫より

さて、社内の刷新といふことだが、手をつけるとすれば、まづ、人員整理といふことになる。人間の屑ばかりよくも集めたもんだ。製産コストは上る。販売ルートは塞がる。事務能率はめちやめちやに下る。これでいつたい赤字の出ないわけがあるか？

岸田國士　『椎茸と雄弁』（1950年）　青空文庫より

最後に…

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