東北の田舎に生まれた大庭葉蔵は、人間の営みが理解できず、苦しむ。彼は人間への最後の求愛として道化となることを選んだ。
人間失格は、彼の独白を綴った小説である。
ただし近年、太宰自身が度重なる推敲を重ねた直筆原稿が見つかっており、太宰の自伝的作品とすることに疑問の声も上がっている。
2007年に集英社文庫の新装版で小畑健が表紙を描いたことで大きく話題となり、売り上げがアップした。
2019年にも実写映画と劇場版アニメが作られたが、実写映画の品質はあまり良くなく、劇場版アニメに至ってはタイトル以外ほとんど原作とは無関係という有り様で、原作ファンの失望を招いた。
掲示板
66 ななしのよっしん
2024/01/24(水) 19:24:59 ID: HT0yTE9huk
葉蔵は多分毒親の被害者 あの父親のおそろしさを浴びて育ったらそりゃああなるよ 読むたびに哀しくなる ヨシ子とかもさ… いやあつくづく救われない物語だ
67 ななしのよっしん
2024/04/20(土) 13:16:33 ID: JJkurIyHVD
「葉蔵は自分だ」と思う読者と思わない読者に二分される小説
私は決して彼を自分だとは思わない
しかし彼が人間として失格だとも思わない
彼はただ少しばかり運が悪かっただけなのだと思う
だからこそ私はこの小説で泣いてしまった試しはない
そして現実で彼と同じだと思える人に出会ってしまった試しもない
けれどもこの小説のおかげで自分を彼と同じだとする人がいたっていいとは思えた
だから私はこの小説はきっといつまでも読まれ続ける素晴らしい古典だと思う
68 ななしのよっしん
2024/05/19(日) 19:25:16 ID: crCf3PylS/
生まれや境遇の幸·不幸をどう考えるかで現代にも通ずる作品なんだというのは分かる
一方で共感性が低い自分は所詮境遇への甘えだとも思う
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最終更新:2024/10/04(金) 15:00
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