仙石線とは (センセキセンとは) [単語記事]

仙石線とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線である。JR東日本で最後の103系が走行した路線としても有名。

概要

仙石線

基本情報
運行事業者	東日本旅客鉄道
路線総延長	50.2km
駅数	31駅
軌間	1067mm
最高速度	95km/h

宮城県仙台市青葉区のあおば通駅から仙台駅を経由して石巻市の石巻駅を結ぶ路線。幹線である。
元々宮城電気鉄道という私鉄が開業させた路線であるため、東北地方のJR線では唯一の直流電化路線である。全列車 205系 3100番台で運転される。
日本三景の一つでもある松島へは東北本線の松島駅より当路線の松島海岸駅の方が便利。
また、地下鉄に乗り換える際は仙台駅よりもあおば通駅の方が便利。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う大津波により沿岸部を中心に壊滅的な被害を受けた。
線路脇で90度に折れ曲がる205系の光景は日本中に衝撃を与えただろう。

2011年 10月10日からあおば通駅～東塩釜駅間で新型の保安装置であるATACSの使用を開始した。

205系ももう年なのかE131系の導入が予定されている。

現在終点の高城町駅

東北本線との接続

復興支援として仙石線の被災区域が復旧される2015年 6月までをめどに東北本線塩釜駅と仙石線高城町駅の間に接続線を設ける事がJR東日本から発表された。
これにより仙台駅の地上島ホームから石巻駅までの直通が登場することになる。
車両には気動車（ディーゼル車）を用い乗車時間は10分ほど短くなるとされている。
（東北本線の当区間は交流、仙石線は直流であること、コストパフォーマンスなど複数の要因から気動車の投入となっている。）

後にこの接続線を含めた東北本線・仙台駅～仙石線・石巻駅間の愛称を「仙石東北ライン」とすることが発表され、仙石線が復旧する2015年 5月30日に開業した。
この「仙石東北ライン」の開業により、現行の快速は廃止し、新たに仙石東北ライン経由の快速・特別快速が設定された。

駅一覧

凡例　●：停車　┃：通過　○：朝夕の一部停車

全駅は宮城県内に所在

あおば通駅～東塩釜駅は複線。※は単線区間で行き違いの出来ない駅

快速	快速	特別快速	駅名	■乗り換え路線　○駅周辺施設	所在地 (宮城県)
			あおば通駅[仙] あおばどおり	■仙台市交通局仙台市地下鉄南北線(仙台駅) 仙台市地下鉄東西線(仙台駅・2015年 12月6日開業)	仙台市青葉区
●	●	●	仙台駅[仙] せんだい	■JR東日本　東北新幹線・秋田新幹線東北本線・常磐線・仙山線・仙台空港アクセス線 ■仙台市交通局仙台市地下鉄南北線・東西線(2015年 12月6日開業)	仙台市宮城野区
仙石東北ライン経由	仙石東北ライン経由	仙石東北ライン経由	榴ヶ岡駅[仙] つつじがおか		仙台市宮城野区
			宮城野原駅[仙] みやぎのはら	○Kスタ宮城	仙台市宮城野区
			陸前原ノ町駅[仙] りくぜんはらのまち		仙台市宮城野区
			苦竹駅[仙] にがたけ		仙台市宮城野区
			小鶴新田駅[仙] こづるしんでん		仙台市宮城野区
			福田町駅[仙] ふくだまち		仙台市宮城野区
			陸前高砂駅[仙] りくぜんたかさご		仙台市宮城野区
			中野栄駅[仙] なかのさかえ	○夢メッセ宮城	仙台市宮城野区
			多賀城駅たがじょう		多賀城市
			下馬駅げば		多賀城市
			西塩釜駅にししおがま	○東北本線　塩釜駅	塩竈市
			本塩釜駅ほんしおがま	○鹽竃神社・志波彦神社	塩竈市
			東塩釜駅ひがししおがま		塩竈市
			陸前浜田駅※ りくぜんはまだ		宮城郡利府町
			松島海岸駅まつしまかいがん	○松島	宮城郡松島町
●	●	●	高城町駅たかぎまち	■JR東日本　仙石東北ライン ○東北本線　松島駅	宮城郡松島町
｜	｜	｜	手樽駅※ てたる		宮城郡松島町
｜	｜	｜	陸前富山駅※ りくぜんとみやま		宮城郡松島町
｜	｜	｜	陸前大塚駅りくぜんおおつか		東松島市
｜	｜	｜	東名駅※ とうな		東松島市
●	●	｜	野蒜駅のびる	○奥松島	東松島市
●	●	｜	陸前小野駅りくぜんおの		東松島市
｜	｜	｜	鹿妻駅※ かづま		東松島市
●	●	●	矢本駅やもと		東松島市
｜	｜	｜	東矢本駅※ ひがしやもと		東松島市
●	●	｜	陸前赤井駅りくぜんあかい		東松島市
○	○	｜	石巻あゆみ野駅※ いしのまきあゆみの	2016年 3月26日開業	石巻市
●	●	｜	蛇田駅※ へびた		石巻市
●	●	｜	陸前山下駅りくぜんやました		石巻市
●	●	●	石巻駅いしのまき	■JR東日本　石巻線(2016年 8月6日より一部列車直通) ○石ノ森萬画館	石巻市