代弁とは (ダイベンとは) [単語記事]

代弁とは、代わりにしゃべる事である。

ただし、その内容の真偽や正当性は非常に怪しい。

概要

所謂、特定の人とかみなさんの代わりに誰かが出てきて主張することである。「代わりに」というのがミソ。
この行為のポイントは本人が言ってるわけではないことである。こういうのは往々にしてそれを代わりにいう奴が都合の良い解釈をしていたり曲解していたりするパターンに入っている事が多く、自分の主張に都合のいい部分だけを抜き出して誇張しているパターンもある。

他に代弁をはたらいている本人が自分を一般的でみんなと同じ普通の人だと思いこんでいる事がある。世の中は年齢も性別もましてや趣味もセンスも違う人ばかりなので一般が何かを決めるのは難しいはずなのだが、なぜか不思議なことに自分の意志はみんなの意思みたいな自分と皆さんを合体させた思考で主語の大きい言葉が出てきたり「普通は」「常識」「モラル」という言葉を多用したがる輩が一定数湧いて出てくる。それが代弁である。

代弁の関連項目

代弁と思われるものの一覧

下にあるものは実際に動画や静画のコメントとか、百科の掲示板のレス、あと世の中に溢れているものの例である。

みんなも掲示板などでこういうのを見たら「こんな奴みたいにならないようにしよう」と心がけることが大事。

〇〇さんに迷惑だ！

本当に迷惑かどうか決めるのは〇〇さん本人です。少なくともあなたじゃありません

✕✕さんだって同じ気持ちのはずだ！

本当にそうかどうか決めるのは✕✕さん本人です。本人にちゃんと意思の確認取りましたか？

△△さんはそんなこと望んでいない！

本当にそうかどうか決めるのは△△さん本人です。本人がそういったのですか？

△△さんは〇〇な人だから言えないんだ！相手の気持になって考えろ！

お　前　こ　そ　相　手　の　気　持　ち　を　確　認　し　て　か　ら　考　え　ろ

みなさんに迷惑（公式に迷惑）

それを思っているのはまず自分だけだという可能性を一度は考えてみましょう。他の人に確認していないならあなたは「ボクちんが気に食わない」というくだらない個人感情を「みなさんに迷惑」にすり替えて正当化しているだけのただの「代表者気取り」です。「みなさん」などと主語を大きくする前にせめてアンケ取るなり挙手を取るなりで具体的な見える数字を用意して根回しぐらいしてから物を言いましょう。

うけると思ったの？（面白いと思ったの？）

どんな作品もネタもそれを面白くないと感じる層もいれば需要のある層もいます。
あなた一人だけが面白くない・センスないと感じているだけという可能性をたまには考えてみましょう。

～～は〇〇するべきだ！

「べき」だと決まったかのような物言いになる人は多いですが、
それを決めたのは誰ですか？ルールですか？指示した人がいるのですか？それとも俺ルールですか？

我々は～（〇〇は～）

我々とか〇〇界隈などと全体を代表するのはけっこうですが別にそれを支持しない人だって条件付きで支持している人だって世の中にはいます。頼まれてもいないのに勝手に全体を代表しないでください。

代弁と笑われないようにするために

一番いいのは自分が出しているものは個人の意見に過ぎないことを自覚することである。自分が何かを話している時うっかり「普通は～」「常識的に」と言ってしまいがちだろうだが、その人の言う「常識」はあくまであなたとそのお友達の周りだけで形成してきたものに過ぎない。あなたの目の前にいる相手やあなたがネットを挟んで対話している相手はまた別のどこかで別の誰かとの関係の中で培ってきた「常識」を持ってくる可能性が高いのである。常識の中身が違えばその時点でみんなが知っているはずの「常識」が成り立たなくなるんだから、確かめてもいないのに常識だの普通だのとのたまった方は大恥をかくだろう。
あと何かを語るときには本人が考えていることを勝手に決めつけないことである。本人は本人なりになにか考えている場合とか考えていてもあえて言わないようにしている場合とかだって・・・もしかしたら本当に何も考えてない可能性はあるかも。なんにしても自分がその人の感情や迷惑に配慮をするというのは大変マナーのある心遣いで済むが、勝手にその人の気持ちを考えたり決めつけたりして本人の意見であるみたいに装って押し付けてしまった時点で立派な代弁者様（笑）の仲間入りであるから、きちんと相手の気持を考えて話すことを心がけよう（なお書いている人も十分に矛盾しているもよう）

代弁単語

概要

代弁の関連項目