令和6年奥能登豪雨

令和6年奥能登豪雨とは、令和6年9月21日(土)ごろ石川県輪島市いわゆる奥能登を中心に発生した豪雨災害である。

概要

令和6年9月21日(土)に発生した豪雨災害である。当日朝から線状降水帯が発生し、この地方の観測史上最大の降水を観測。洪水・氾濫・土砂崩れが広範囲に生じ、大きな被害をもたらした。10月30日(水)、激甚災害として指定される。

被害

• 2024年10月16日の時点では人的被害は死者14名・行方不明1名・負傷者47名。住家被害は全壊・浸水含めて1389棟の被害が確認されている。
  • 注記:行方不明の1名の方については25日に発見され死亡が確認された。ここでは災害対策本部の会議資料を引用元とするため最新の16日時点の記述とする。
• 正月の地震(令和6年能登半島地震)からの復旧復興の最中であったため二重罹災という形になり「元日にもどってしまったようだ」「明るい兆しが見えていたのに」と住民の精神面にも大きな被害を与えた。
• 地震により崩落の危険性があった国道249号線の中屋トンネルも再開を間近にしていたが、土砂崩落により延期された。

時系列

• 9月20日(金)
  • 秋雨前線の影響で既に日本各地で記録的な大雨が観測されていた。
• 9月21日(土)
  • 午前9時頃から線状降水帯が発生。輪島で毎時121ミリ、珠洲で84.5ミリの1時間降水量を観測。輪島ではこの日の降水量が350ミリ以上となった。
  • 大雨と同時に県・自治体も対応を開始。輪島市・珠洲市・能登町は合わせて約21458世帯へ向けて避難指示を出す。石川県は災害対策本部を設置。自衛隊への災害派遣を要請した。
  • この日の夕方の時点で37カ所の道路寸断、16河川の氾濫が確認された。
• 9月22日(日)
  • 道路寸断により孤立集落が115カ所に上る。
• 9月24日(火)
  • 中断されていたボランティア派遣が再開。
• 9月27日(金)
  • 輪島・珠洲全ての孤立集落が解消される。

関連リンク

• 令和6年（2024年）奥能登豪雨に関する情報

関連項目

• 災害
• 豪雨
• 令和6年能登半島地震