伊織糸郎とは (イオリシロウとは) [単語記事]

伊織糸郎とは、アニメ「キルラキル」の登場人物である。　いおりん
 CV: うえだゆうじ

概要

皐月の命令で極制服を生産している裁縫部の部長。オレンジ色のマスクと、胸に二つ星の付いた身長に合わない裾の長さを持つ科学者風の極制服を着ている。ほかの部長たちとは明らかに立場が異なり、公式サイトの登場人物欄でも彼だけは別枠で紹介されている。
第2話で初登場して以来、ことあるごとに登場し準レギュラーキャラのような立ち居地に。しかしOPには出れなかった

極制服の製作という重要な役割についているだけあって、いち部長でありながら四天王とも対等に口を利くことができる立場である様子。四天王が駆り出される作戦時には必ず登場するものの、前線に立つ役割ではないためか大きな出番は無く、基本的に解説・ツッコミ役である。ただ18話にて鬼龍院家の奥底にしまわれていた原初生命戦維の凍結を皐月の命で行っているため、戦闘の心得自体はあるようだ。なお、この時伊織は両腕を負傷してしまう(特に後遺症は無かった模様)。
16話三都制圧襲学旅行帰りの飛行機の中で、皐月を幼き頃より見守り続けた鬼龍院家執事・揃三蔵の甥であることが語られ、公私に渡って皐月を支えている人物であることが判明した。
また生命戦維に関わる事は全て裁縫部が務めている為、極制服の開発の他にも19話以降は生命戦維への対抗兵器の開発も行っている。 17話における決戦前の盃の儀式にも参加しており、皐月の学園を作った本当の「目的」を四天王以外で知っていた人物は、揃と彼であったことが19話で明かされた。やたらとアクが強い人物の多いキルラキルにあって、徐々にではあるが回を追うごとに存在感と重要性が増していったキャラクターである。

キルラキル DVD4巻特典ドラマCDでは、そんな彼と皐月との出会いが語られている。

※反転でドラマCD ネタバレ
その出会いは古く、彼が皐月と知り合ったのはなんと二人が５歳の頃。
皐月の父・鬼龍院装一郎に皐月を託された揃は、父の死から一週間後、暗くなったまま立ち直れない皐月を慰めるために同い年で遊び相手になるかもと伊織を会わせたという。そして現在、伊織は生命戦維に対する反逆計画の良き協力者となり、皐月が｢流石は揃の一族だ｣と褒め称えるほどに信用される間柄となった。父が消息不明になった5歳の頃から反逆を企てていたというので、この流れだと最初の協力者は伊織だった可能性がある。

まさかの蛇崩乃音と同レベルの付き合いの長さであったおかげで二次創作では皐月様の婿になるものが多い

長らくの間、流子との面識を持たなかった（同じ場所にいても顔を合わすシーンが無い）が22話にて合流。神衣「純潔」の仕立て直しの際に、流子を「流子さん」と呼んだ。

ファンからはなぜか「いおりん」というニックネームをつけられている。かわいい

極制服

「三つ星極制服　誂の装」を着用。カバーズとの戦いで入手した生命戦維を使い、一人で極制服を量産する為に登場した。ドレス状の黒い衣装でミシンのようなアーム（ウネウネ動く）が背中に付いている。顔にはマスク以外にバイザーが追加された。モデルはスパイダーマンのドクター・オクトパスか？ちなみに変身の際、セリフのテンションが異様に高い。

登場は遅く22話から。今まで生徒会四天王以外に三つ星極制服を持つ者はいなかった上に語られることも無かったため二つ星だと思われており、襟の下に隠された三つ目の星が出た時は視聴者を驚かせた。おそらく誰も予想していなかったであろう。やはり裁縫部らしく極制服の製造に特化した能力の様で、その縫製スピードは凄まじく、多分100着は軽く超えているであろう本能字学園生徒らの極制服を短時間で仕上げるほど。その際には犬牟田に「最速縫製記録更新だな」と言われた。

最後の極制服だからな、全部の引き出しを空にするつもりさ！

マコの二つ星極制服を始めとして、四天王やカバーズから解放された部長達など本能字学園生徒の極制服を完成させ、最終決戦の戦力を増強した。これら極制服は「復元ではありません、パワーアップさせています」とのこと（それを表すためか極制服の星数が2.5になっている）。仕事の速さと完成度に、皐月様も「見事だ伊織」と褒め称えた。