会食とは (カイショクとは) [単語記事]

会食とは、人が集まって食事をとることである。

概要

人が集まって食事をとることを指す。高級レストランの会合でも、安い居酒屋の飲み会でも、ピクニックでも、別々のところに暮らす人たちが2人以上集まって食事をとった時点で会食である。

ただし、「一人客2人が、同じレストランの別々のテーブルで食事をとった」などの場合は会食とはならない。食事をとるメンバーに社会的な関係（友人、上司と部下など）がある場合は会食となり、会食をとるときはメンバー同士で会話をすることが多い。

集まった人間の親睦を深める目的で行われる。デジタル大辞泉には「恩師を囲んで会食する」という用例があり、おそらく同窓会の意味合いで使っていると思われる。

また、儀礼に伴って食事をとるときにも「会食」の語が使われる。特に冠婚葬祭で多い。

この意味での会食はフォーマルな意味で使われることが多い。大学生の飲み会やキャバクラ等は、「日常語では」会食と言われにくい。ただし、後述するように感染症対策の意味で使っている場合はすべて会食に含まれる。

通常時の会食は禁止されていないが、飛沫が感染のきっかけとなる場合、密を避けるため、会食を控える必要がある。この場合の会食は、形態を問わず「集まって2人以上で食事をとること」を指す。

どうしても会食をしなければならないときは、人数を抑えて、マスクを外した状態で会話をしない「黙食」とし、換気・距離を十分に取り、対面での食事を避ける必要がある。

対面の配置を避けて横に2人が並んでいても、顔を横に向けて話をするのは控える必要がある。スーパーコンピュータ「富岳」の計算によると、正面の人より左右隣の人の方が感染率が高い（参考）。