佐々井夕奈とは、現在の萌え属性の一種「ヤンデレ」の始祖とされるゲームキャラクター。
ファンからは「ねーちん」としても親しまれている。
ゲームブランド「ねこねこソフト」が2000年に発売した同ブランド第2作目となる「銀色」の劇中、第3章『朝奈夕奈』に登場する。後に発売された「銀色 -完全版-」にてボイスが付いた(CV:藤沢智子)。
この章では大正と思しき時代を舞台とし、父母亡き後に残された洋食屋「佐々井亭」を継いだ佐々井夕奈・朝奈を中心にストーリーは進んでいく。
女手で父が遺した店を切り盛りする夕奈を手伝う妹の朝奈は、そんな日々に忙殺され女としての幸せ、即ち色恋に無縁になってしまっている姉を想うあまり母から託された「銀糸」に願いを掛けてしまう。
願い通りに、店に来客した青年、鍋島志郎を意中の人として夕奈は思慕を募らせていく。だがどんな願いも叶える「銀糸」の負の力により夕奈は豹変してしまい、姉妹の関係は取り返しの付かない結末へ向かっていくのだった・・・。
ヤンデレという概念が勃興・市民権を得るようになるのは「School Days」における桂言葉やアニメ版「SHUFFLE!」における芙蓉楓(ex:空鍋事件)の凶行が業界を席巻した2005年頃とされる。
しかし、佐々井夕奈の登場はそれより5年も先駆けており、(諸説はあるが)「ヤンデレの始祖」として注目される存在となった。
ある者には夕奈を指して「時代がねーちんに追いついた!」とまで言わしめた伝説的キャラクターである。
後に大きな成功を収めることとなる声優や原画家を輩出したねこねこソフトの、もうひとつの偉大な功績であろう。
掲示板
27 ななしのよっしん
2017/09/26(火) 22:14:52 ID: qLpqoLwsQJ
動画ダラダラ流して寝ながら聴いてるんだけど
どうやらこういうの好きみたい。
こういう感じのデレてるドSキャラ他に居ませんか?
28 ななしのよっしん
2022/02/07(月) 22:50:43 ID: 5licDn6zOt
>>22
>明確にヤンデレ
江戸川乱歩の『芋虫』(昭和4年)に出てくる「須永時子」さんはどうだろう?
戦傷で四肢と聴覚と声(おそらく嗅覚も)を失った夫を介護している女で、夫の元上官から献身的な妻と評価され、本人も夫を憎んだりとかはしていない。
でも、文字通り何もできず手も足も出ない夫をさらに無力化してみたくなって、彼の唯一機能が残った目を潰してしまう。
これをヤンデレと言わずして何というか。
29 ななしのよっしん
2022/04/22(金) 00:51:41 ID: 7GFO3tjimH
単に頭がおかしい女をヤンデレと言うのは違うかと。
恋によって狂ってしまうのがヤンデレでしょ。
つまり恋さえしなければ、あるいは恋が実ってさえいればマトモでいられたのに、恋をしたり恋が実らなかったばかりに狂ってしまうのがヤンデレ。
清姫はまず初手からして一目惚れでお坊さんに対し逆夜這いかけるところからスタートしてるので最初から頭おかしい。彼女の狂気は恋ゆえではなく、彼女自身が元から狂ってただけ。
須永時子も恋ゆえに狂ったわけではなく、無力な夫を介護してる内に嗜虐趣味に目覚めただけ。
これらはヤンデレではなく単に頭がおかしい、もしくは悪趣味な女、変質的な女というだけ。
とはいえ、マトモだったのに恋ゆえに狂う女なんて、神話や伝承や創作でも古くから良く見るキャラクターではある。
ただ、それらは大抵男側が浮気症だったりするのが定番で、男の不誠実さに怒り嫉妬して狂うのであって、男に何の落ち度も無いのに恋ゆえに狂う女性、というのはちょっと簡単には思い浮かばないなぁ。
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最終更新:2024/04/25(木) 15:00
最終更新:2024/04/25(木) 15:00
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