佐世保市交通局とは (サセボシコウツウキョクとは) [単語記事]

佐世保市交通局（させぼしこうつうきょく）とは、長崎県に存在した公営バス事業者である。

本項ではその路線を引き継いださせぼバスについても記載する。

概要

平成の大合併以前の佐世保市全域にバスを走らせていた。通称「佐世保市営バス」。

もともと佐世保市には民間の西肥バスの路線もあり、結構激しい競合関係にあった。また、ただでさえ複雑極まりない運行ダイヤなのに、市営バスと西肥バスでバス停の名前が違っていたり、西肥バスが停まるバス停を市営バスが通過するなんてこともざらだった。

しかしその後利用者減少が続いたことから、公共交通維持のため西肥バスに路線を譲渡することが決定。2019年 3月23日に市営バスとしての最終運行日を迎え、同年3月31日に組織としての交通局が廃止された。

バス以外だと以前は九十九島観光船の運航もしていたが、西海パールシーリゾートに経営譲渡している。なお現在ある佐世保市営交通船（小値賀町と宇久町を結ぶ航路）はそもそも管轄したことがない。

2009年に佐世保市交通局が経営効率化を図る目的で設立、一部路線を移管した子会社。2019年の交通局廃止後も、西肥バスからの受託運行という形で存続している。これと同時に、交通局から駐車場事業と貸切バス事業も引き継いだ。

かつてHPは佐世保市交通局と共通だったが、交通局の廃止後は独立したHPを持っている。ただし路線バスの時刻表・運賃等については受託運行という性質上、西肥バスのHPで情報提供が行われている。

現在はいずれもさせぼバスの営業所となっている。