佐渡酒造とは、復活篇を除き常に宇宙戦艦ヤマトに乗り組み続けた軍医である。担当CVは永井一郎/千葉繁。
たまに忘れられてしまうが、昭和のヤマトシリーズの佐渡先生は人間担当の医師ではなく「獣医」である。
あくまで人間の内科、外科治療も可能という理由からヤマトに乗り込んだだけで、初代では豚の手術に失敗し「こりゃもうトンカツにしかならん」などと、かなり破天荒なキャラクターであったりもする。
但し非常時においては医師として一流の面を見せ、多くの負傷者を治療し、宇宙放射線病に冒された沖田艦長の主治医でもあった。
酒と猫を深く愛する人物で、航海中は常に愛猫ミー君と共にあり、「さらば」でも運命を共にした。
また、「永遠に」では地球がデザリアム帝国軍の侵略を受けた際、自らが世話していた動物たちを逃し、英雄の丘で悲嘆にくれるなど、平時は獣医として過ごしている描写なども存在する(小説版)。
酒豪、徳川機関長とのダブルキャストなど特徴も多いが、佐渡先生を語る上で避けられないのが「誤診」である。
多くの方の御存知の通り、初代で戦病死したと思われた沖田艦長は、完結篇で一度復活している。
これについて佐渡先生は「わしの誤診で脳死には至っていなかった、全国の皆さんに坊主になって詫びねばならん」と釈明している…但し佐渡先生は既に禿頭なので、今更どうやって坊主になるのか不明であるが。
初代の名シーンである、挙手の礼で沖田艦長の亡骸へ敬礼する場面が台無しと、この点は批判も多い。
復活篇ではフィールドパーク(動物園)の獣医をしており、古代進の娘、美雪にも獣医としての心得を教えている。
初期の原型、そしてディレクターズカット版の何れにおいても、愛猫ミー君とともに地球の最後を見届けようとしており、 この点は技術局長官となった真田さんともども、年齢相応の達観を抱いている一面もある。
初代のリメイクである宇宙戦艦ヤマト2199では、地下都市中央病院勤務と、歴とした人間の医師となっている。
また、沖田艦長や土方竜司令の若い頃からの知己であり、沖田艦長の重い持病を知悉する数少ない人物。土方司令から特にと頼まれ、ヤマトに乗艦している。兵科士官ではないが2佐待遇と、軍医長に近い立場に付いている。
愛猫ミー君と清酒を深く愛するなど、嘗ての設定を引き継ぎ、下駄履きなどデザインもそれほど変わっていない。
しかしアルコールハラスメントまでは行わず、原田真琴を始めとする衛生士複数を部下に持ち、手術にあたっては現実の医師とほぼ同様の治療服を着用するなど、かなり常識的な「人間の医師」に落ち着いている。
また、古代や島といった若いクルーに時に教えを与えるなど、年長者としての落ち着きも深く描写されている。
しかしアドリブの天才・千葉繁氏の演技などによる、コミカルな描写もかなり残っている。
ヤマトが反射衛星砲を被弾して、慣性制御システムがダウンした際は、ちゃっかり真琴のスカートの中を覗いていたりもする。このあたり、シリアスな場面と嘗てのコミカルな要素が、うまい具合に緩急のついたキャラとなった。
2010年代現在基準の、普段はコミカルだが真面目な時はきちんとやる、大人の医師といったところである。
7話と8話は、普段の佐渡先生と真面目になった時の佐渡先生、その切り換えがよく分かる回である。
掲示板
提供: のらきち
提供: このしろ後輩
提供: オペレーター「山城」
提供: ぷでお
提供: オペレーター「山城」
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/08(火) 22:00
最終更新:2025/04/08(火) 21:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。