佐藤康光とは、将棋棋士である。棋士番号は182。京都府出身。田中魁秀九段門下。永世棋聖資格保持者。
いわゆる羽生世代の一人。元来居飛車党の棋士であるが、新手が定跡化される程度にも振り飛車も指せる棋士。深い読みには定評があり、「1秒間に1億と3手読む」と形容され、「緻密流」と呼ばれる。一時期、羽生善治に負け続けており、そのあたりから気風が変化して、定跡にとらわれない、独創的な力戦形の将棋を指すことが多くなった(ファンからは変態、変態流とも)。近年では更に進んで、丸太とも評される力強い攻め筋で[1]若手相手にも勝利を収めている。
2011年からは棋士会長、2017年からは谷川浩司の後を継いで将棋連盟会長を務めている。
ネット上では「モテ」と呼ばれることが多い(将棋棋士で親友の先崎学の文章に由来)。対局ではミネラルウォーターのペリエを持参することが多く見られる。特技はヴァイオリン演奏、趣味はゴルフ。
1982年12月に中学1年で6級で関西奨励会に入会(後に関東奨励会に移籍)。
1987年3月25日、プロ入り(四段昇進)。1993年、第6期竜王戦で羽生善治五冠(当時)を4勝2敗で下し、初のタイトル獲得を果たす。しかし、翌年の第7期竜王戦では、羽生善治に2勝4敗で敗れ、失冠。1996年にA級八段となる。
1998年、第56期名人戦で谷川浩司名人を4勝3敗で下して初の名人位獲得、九段昇進。翌年の第57期名人戦では谷川浩司九段を4勝3敗で下し名人位を防衛するが、2000年の第58期名人戦では丸山忠久八段に3勝4敗で敗れ名人位を失冠する。
2006年、棋聖位通算5期を達成し、永世棋聖の資格を得たほか、タイトル戦に5連続挑戦するなど多くの棋戦で活躍し、将棋大賞の最優秀棋士賞を受賞した。
竜王 | 1期(第6期-1993年度) |
---|---|
名人 | 2期(第56期-1998年~57期) |
棋王 | 2期(第32期-2006年度~33期) |
王将 | 2期(第51期-2001年度・61期) |
棋聖 | 6期(第73期-2002年度~第78期) 永世棋聖の資格を保持 |
タイトル戦登場37回、獲得13期。
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最終更新:2024/10/14(月) 02:00
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