佐賀空港とは (サガクウコウとは) [単語記事]

佐賀空港とは、佐賀県佐賀市にある地方管理空港である。
有明海に面した干拓地にあり、「有明佐賀空港」の愛称がある。

概要

1998年に佐賀市のかなり南方に開港。

近隣に福岡空港があるため、存在が薄い。後述するように航空路線の撤退等もあり、長らく利用低迷の悪循環に陥っていた（福岡空港までは佐賀駅からでもバスで1時間15分であり、佐賀県民の多くも福岡空港を利用していた）。

国内線は昔は名古屋便があったが、2003年に廃止。大阪便も2011年 3月に廃止され、現在は全日空（ANA）により東京/羽田線が5便運行している。以前は日本エアシステム（JAS）も発着していたことがある。
2014年 8月に中国の航空会社「春秋航空」の子会社である格安航空会社（LCC）の「春秋航空日本」が成田便2往復を就航。だがすぐ減便され、現在では1往復となっている。

国際線は韓国のTWAY航空が仁川国際空港へ、先述の春秋航空が上海虹橋国際空港に飛ばしている。いずれもLCCにあたる。福岡空港には韓国方面以外のLCCが発着していないため、後者は福岡方面からの利用客も一定数存在している。

移動はバスで出来るが、佐賀駅バスセンターからも遠いため、35分かかってしまう。春秋航空の上海便が就航する日は、福岡の天神・博多から西鉄バスの直行便が運行されている（所要2時間）。

なお、市街地に位置する福岡空港は深夜の運行が不可能なため、佐賀空港が肩代わりしている。

福岡都市圏の流通を陰で支えていること、時々でいいから思い出して上げてください。

佐賀空港には、福岡空港の過密な運航状況により、『九州国際空港化』という計画があったのだが、コスト面などにより計画が困難となっている。

2011年、中国・上海の格安航空会社、春秋航空と県が連携し、佐賀～上海便を2011年内に運航することで合意し、2012年春に国際線ターミナルを西側に建設することが決定した。佐賀～上海の航空便は週3回運航される。
2013年 12月に国際線ターミナルがオープン。ソウル（仁川）便も就航し、更に東アジアからの旅行客を呼び込もうと戦略を立てている。