光輝の剣 フィデス 単語

フィデス

6.0千文字の記事

光輝の剣 フィデスとは、

  1. アニメカードファイト!!ヴァンガードG」に登場する
  2. TCGカードファイト!!ヴァンガード」に登場するユニットカード)。の持ちという設定
  3. TCGカードファイト!!ヴァンガード」のユニット設定に登場する

である。本項では1~3全てを解説する。

1・アニメ

綺場シオンの生である綺場に伝わる宝の
シオンによると別世界である「惑星クレイ」との繋がりがある疑いがあり、正しき者が手にした時、くという伝承がある。

この宝が盗み出され、「エース」を名乗る子供が駆け引きを持ち出したのが綺場崩壊の序章となってしまう。
おそらくの細工を施されたであろう偽の「フィデスを用いて、曲がりなりにも叔父の綺場ウヅキがかせる姿」を見せつけられてしまい、冷静さを失ったシオンは、ただの勝負を「綺場代表となったシオンが見せてしまった無様な姿」に演出させられ、エースによる買収を遂させるための具に使われてしまう。
その後このはウヅキが管理していたが、買収の仕掛人である東雲ショウマがこれを会社ごと奪い、綺場ホールディングス代表に就任する。
しかしそれも己の的のためであり、明神リューズの手でストライゲートが開いた際、そのシオンに明け渡す。全ては己の快楽のため。
そんなことなど、シオンにとっては知ったことではない。数々の苦難を乗り越え、誇りを保ったまま新しい未来に至ったシオン東雲との決戦の最中、己のイメージ明するかのように掲げた。それは伝承の如くき、そしてー―――。

正しき者よ、そのきを以て全てを打ち倒せ!
トライド・THE・ジェネレーションッ!

2・カード

Gユニット
クランロイヤルパラディン 種族:ヒューマン
グレード:4 パワー+15000 クリティカル1 シールドなし
:【越】 - ストライドステップ - [手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【越】する。
【V】ターン1回】:[Gゾーンから裏のカードを1枚選び、表にする,手札から1枚選び、捨てる] 山札からグレード2のカードを1枚まで探し、(R)にコールし、山札をシャッフルし、そのユニットが勇敢力を持つなら、1枚引く。そのターン中、このユニット【V】【GB(3)】 勇敢:このユニットアタックした時、あなたのGゾーンに表の「光輝の剣 フィデス」があるなら、相手のリアガードを1枚選び、退却させ、あなたのユニットを2枚まで選び、そのターン中、パワー5000。』を得る。

神界・地上、ふたつの異なる世界歴史に名を残す稀代の名。「世界から失われしロスト・ソード)」とも呼ばれる。使い手は皆、代々と同じ「フィデス」の名を名乗っていたとされ、かの「ブラスター兵装」の使用者が兵装の名を冠していたのも、そもそもはこの話にあやかったものであると伝えられている。最後の使用者は、歴代最強剣士にして、最も美しい技の使い手だったとされ、彼の存在があったからこそ、フィデスの名は神国家のみならず、世界全土に広まったのだという。かの事件で失われたはずのフィデスだったが、相はそうではなかった。フェンリル魔法を受けたことで、内蔵されていた自衛用の魔力暴走。膨大な魔力同士が衝突した余波で、時の狭間へ飛ばされていたのである。狭間を漂っていたフィデスが、「デミウルゴス」の調をしていた「クロノジェット・ドラゴン」の前に流れ着いたのもまた運命。今、時と時え、名は新たな使い手へと託される。

月刊ブシロードより引用

「正しき者が振るえば、自らき万難を断つ。」

ブースターパックG8弾「審判」に登場したカードレアリティはRRR。
起動効果と、その効果により得られる自動効果を持つ。

起動効果の中身は、Gゾーンの任意のカードを表返すことで、手札1枚をグレード2のユニットに変換する効果。単純に使うだけでも、サンクチュアリガード・ドラゴンの対グレード2になったような効果であり、カウンターコストを使わずにアタッカーを即座に補充できるため利便性が高い。
また、対手札が3枚以下の時に効果が有効になる「勇敢(ブレイブ)」力を持っている場合、スペリオルコール後追加で1枚ドローでき、単純に盤面が1枚増えた上に手札交換できる状態だが、肝心の「勇敢」持ちがまだまだ未発達であり、有効なユニットが少ない。除去にある程度の耐性があり、いざとなればガード10000に変換できるエスコートイーグルがもっとも難な選択肢だろうか。
「勇敢」をスペリオルコールした場合、効率は飛天の聖騎士 アルトマイルと同様になるが、あちらは初回越ではスペリオルコールができず、使いは異なる。ちなみに、こちらは表返すGゾーンカード自体は何でもよい。よほど表の特定ユニットを要する事態でもなければ、自身と同名のカードを表にするのが安定だろう。
この起動力を使用したターンアタック時に、GB3達成かつ同名カードが表になっており、「勇敢」条件を満たしていれば、このカードも「勇敢」を発揮できる。定した相手のユニット1体をノーコストで退却した上に、任意ユニット2体のパワーを+5000する。
これによりカウンターコストを使わない退却を実現でき、相手の厄介ユニットを潰すことができる。また、パワー+5000は確実にパワーラインを上げることができ、パワーを振ったリアガードトリガーが乗ることで追撃を通しやすくなる上に、状況によっては選ぶユニットのうち1体を自分にすることも可。ただし条件はやや厳しめなので、あわよくばといったところ。
総じて、手札枚数に左右されるために不安定なところがあるが、確実にアドバンテージを稼ぐことができる優秀なユニットといえる。退却はい段階で使いたいことが多いため、先に越する場合は厳しくなるが、相手が先に越準備が整った場合は、なるべくなら1回はGガーディアンを使用しGB3発動圏内にスタンバイしておきたい。
神聖竜 セイントブロー・ドラゴンを始めとし、殺傷力の高いユニットを多く抱えるロイヤルパラディンとしてはしく、アドバンテージを重視したカードであるため、繋ぎとしては極めて適切なカード

メディアミックスにおける活躍

アニメでは、1の「フィデス」がストライゲート内で変化した姿として登場。その割には当然のごとく複数枚存在するが、気にするな!
「フィデス」をかせたシオンの手に生まれ、即座に越。効果を使用した上で、パワーを上げた自身のアタッククリティカルトリガーにより強化されたことで、セ・フィニとなった。しかし……。

後に、最終話ではのフィデスカードのフィデスが両方存在する状態」であることが判明した。どういう関係かは不明だが、少なくとも「のフィデス」は二か月経過しても新品が如き状態になっており、シオンが綺場の後継者として認められた左となっている。

続編たるG4期「GNEXT」では、カードも一切登場しなかった。
しかし、その騒動が終わった後、G最終期「カードファイト!!ヴァンガードG Z」にて、両者ともに登場。
宝のに呼ばれたような気がして、流石に一年は経っているフィデスの様子を見たところ、フィデスを狙い、ディフライダーとして現れた蒼波元帥 ヴァレオスに強襲される。
普通りかかられシオンが咄嗟に迎撃したところ、見た錆びついていながらも、フィデス傷のままヴァレオスのだけ砕かれる。それを確認したヴァレオスは、かつて自身が「ギーゼ」と「メサイア」の抗争の中でフィデスに敗れたことから、フィデスを破壊するためにファイトを挑む。

シオン久々にフィデスを使用、追い詰めようとしたががれ、返しのターンにヴァレオスがゼロスドラゴンを降臨させ、シオンを下す。ヴァレオスはシオン執事もろとも、召喚したゼロスドラゴンによる破壊に巻き込み、ゼロスドラゴンの攻撃でのフィデスを粉々にしてしまった……

が。

ギーゼの器の準備が整い、に滅びを迎えようとする中。
たとえが、宝が折れようと、圧倒的な力に捻じせられようと、綺場シオンを折れさせるには至らなかった。
ディフライダー拠点を強襲し、再びヴァレオスと相対するシオンゼロスドラゴン全にぎきった上で、シオンはクレイとの繋がりを以て、フィデス意を説く。それは―――。

滅びぬ魂よ、その光を以て悪しき者を打ち倒せ!
ストライド・THE・ジェネレーション!!
《不滅の聖剣 フィデス》!!

Gユニット
クランロイヤルパラディン 種族:ヒューマン
グレード:4 パワー:+15000 クリティカル1 シールドなし
力:越】 - ストライドステップ - [手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【越】する。
【V】ターン1回】:[【CB(1)】,あなたのGゾーンから裏のカードを1枚選び、表にする] そのターン中、このユニット『永【V】:相手のガーディアンが1枚なら、勇敢力を持つユニットアタックパワーに関係なくヒットする。』を得る。
【V】【GB(4)】 勇敢:このユニットアタックした時、あなたのアルトマイル」を含むハーツカードがあるなら、山札から3枚まで探し、(R)にコールし、山札をシャッフルする。

「正しき者の強き信念がに新たな姿を与えた。」

ヴァレオスのの前で、喪失したのフィデスは再び実体を以て存在していた
繋がりのある二つの惑星、その繋がりの一端を担っていたシオンは、フィデス意により再びとしてのフィデスを手に取ることに成功。それはシオンの意に応えるように、またしてもカードとしての姿を成し、力に屈した狂信者に裁きを下すとなった。

「フィデス本質は、にあらず。その志に有る。
そして、皆の『意志』の具現化。それがフィデスなのだッ!!」

ブースターパックG最終期「竜神伝」にて登場した、最後に情報開されたレアリティGR」のカード
汎用的に使用できた「」とは異なり、強力なブラスター・ブレード関連出張ギミックとの両立を断つためか、全に「勇敢」と「アルトマイル」の専用カードとなっている。

初回から使える効果は、アタックヒットする範囲の拡大。
相手がガーディアンに呼んだカードが一枚であれば、「相手のパワー無視してヒットする」ため、実質的にガードのためにガーディアン2枚以上を要する。即ち、相手のガードの際により多くの手札を要する効果。
パワー」のみを無視してヒットするため、そもそも「ヒットされない」効果や、攻撃対を変更する効果を無視することができない。
そのため、ガード論のこと、限定的に同様の力を発動できるGガーディアン《神 ディフェンホールドドラゴンダークエレメント ディズメル、そして攻撃対自体を書き換える《禁忌のルビジウムなど、意外とが大きいので注意が必要。

起動効果でヴァンガードに効果を与えるため、ターン中ずっとこの効果は有効となる。
論このカードも後述の「勇敢」効果があるため対内だが、リアガードにも効果が及ぶため、構築によってはライン全体で効果を発揮できる。ただし「勇敢」力を持ったユニットアタック時という制限があるため、「勇敢」力の存在しない先述の「ブラスターギミックとは両立できない

効果の方向性上、アタックが多くなればなるほどその威力は増すのだが、このカード自体にもアタック回数を増やすギミックが存在する。
ハーツが「アルトマイル」でなければならないが、GB4かつこのカードアタック時に勇敢(手札が三枚以下)で、任意のユニットを山札から3体までスペリオルコールできるというな効果を持つ。
条件が厳しく、最初の越ですのは理があるこの効果だが、発動さえしてしまえばアタック回数はまず二回増えることとなる。呼び出す対が任意のため、アタッカーをさらに増やす効果を持つユニットを呼べば、さらにアタック回数を稼ぐことができるようになる。加えて、アタック時にアタッカーノーマルユニットが山札から抜かれるため、トリガーがその分出やすくなるという恩恵まで加わる。

任意ではあるが、二回越となれば山札は相当絞られてくる。
逆に山札のアタッカーの残弾を把握する必要があるため、細心の注意が必要となる。
また、このカードアタックするということは、トリガーチェックで手札が三枚増える。その増えた手札で「勇敢」の発動条件が満たせなくなる可性も考慮したい。

3・TCG背景設定

【神界史・地上史に残る事件「フィデスの喪失」】
「フィデス」――それは、鍛冶る神が地上に降りたった際、交を深めた剣士に贈ったという伝説を残す。地上にありながら、神界史にも名を残す名と謳われたが、数千年前に起こったある事件によって、フィデスはクレイから失われてしまっていた。事件を引き起こしたのは、度重なる暴挙を咎められ、神界のに繋がれていた戦闘狂フェンリル」だった。彼は「神に届く騎士」とまで称された当代のフィデスの使い手と一戦交えたいがために脱獄許可で地上に転移し、フィデスの使い手と三日三晩の死闘を繰り広げ勝利した。経緯は不明だが、フェンリルは戦いの後、フィデスの使い手を殺し、を破壊したという。その後、長時間の全力戦闘魔力を果たしていたフェンリルは、追手の神族によって敢えく捕縛。この罪により、フェンリルは故郷への帰還を禁じられ、長きに渡り地上界に封印されることになる。

背景設定である惑星クレイにおいても、喪失された名として伝承が伝わっていた。しかし、先述のユニット設定の通り、数奇な運命を経てアルトマイルの元に渡ったこのは、最後の「フィデス」の使い手を呼び出し、それが因縁の大罪人「フェンリル」に恐れを再び喚起させ、彼の運命敗北に導く最大の要素となった。
この「フィデス」の導きは、アニメの展開と類似しているが、TCG世界アニメが連携しだしたため、双方におけるフィデス行方を追うと、世界えてどうかかわったのが正史なのか悩ましい状態になっている。

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