全部ただの絵じゃんとは、うめざわしゅんによる短編漫画集『パンティストッキングのような空の下』に収録されている『唯一者たち』に登場するセリフである。二次元のイラストに対し否定的な態度を取りたいときにこのセリフが載ったコマが張られたりする。
10年前、当時6歳の女児にイタズラしようとして怪我をさせた平田洋一は罪の意識の苛まれつつも、未だにロリコンである自分は社会のどこにも属せないという苦しみの上に生きていた。
自暴自棄かつ露悪的な洋一はイタいくらいに屈託のないルイを「成人の女には何もしないから」と自室に誘い出し、そっち系のエロ本やエロゲーを見せつけることで自分が今でも密かにガチのロリコンであることをアピールする。
しかし、ルイの反応は「本物の人間は?」「だからぁ 洋ちゃんのコレ全部ただの絵じゃん」「何が悪いのかぜんぜんわかんない」と淡泊なもの。
これを機に「見て思うだけだ… 考えるだけならいいんだ…」と、YES!ロリータNO!タッチの精神を受け入れ、少しだが前向きになった洋一だったが、そんな折、近所で小さい女の子がイタズラされる事件が連続して発生し、任意で事情聴取を受ける羽目に。
その後イタズラの真犯人は捕まったものの、今回自分が犯行を起こさなかったのはたまたまで、次かその次は自分は犯人になるという思い込みから引きこもりになってしまう。
「俺は10年前から何も変わっていないからそれを起こす前に死にたい。でも存在がなくなるのはとんでもなく怖い。」と吐露する洋一に対し、ルイは「10年前傷つけた女の子に会いに行って直接謝罪してみたら自分が本当にしたこととちゃんと向き合えていろいろ決心つくんじゃない?死ぬも生きるも」と提案する。
掲示板
37 ななしのよっしん
2024/01/18(木) 18:22:31 ID: nDweVCdTd8
>>23
この言葉の元ネタは別として
最近の二次元作品の中に登場する「作中作を否定する人」は
基本的には『敵役、悪役』として出てきてると思う
そして善玉が「二次元を悪くいう人もいるけど、そんなに否定するものじゃないよ」と否定の否定して肯定するまでセットじゃないかな
特にラブコメだと、
オタクギャル×誠実男子とか、オタクくん×肯定ギャルとかある
ただ、90年代〜00年代後半くらいまでだと「一般的には否定されるけど俺達は大好きだ。楽しい!それでいいんだ!」みたいな感じで、敵役を否定したりはしない気がするけどね
38 ななしのよっしん
2024/01/18(木) 22:54:54 ID: yMxIr4MCZq
>>37
そりゃもう創作活動やってる奴なんて、だいたいが承認欲求モンスターなオタクなんだし、そんな奴の思想が反映されて作られた物語の世界観なんて「自分の好きなものを否定する奴=絶対悪」になるに決まってんじゃん
ていうかこの男にここまで不快感を感じるのは、同族嫌悪というか、「そりゃそういう嗜好の奴もいるかもしれないけど、下手に肯定して性犯罪者のお仲間認定されたら困る」っていう恐怖とか危機感も混ざってるのが原因な気がするな
39 ななしのよっしん
2025/01/20(月) 15:49:18 ID: HDgk2fr+ny
コマだけ見ると否定的だけど、作品全体を通してみると肯定の意味になるのかな
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最終更新:2025/12/07(日) 09:00
最終更新:2025/12/07(日) 08:00
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