八咫烏(やたがらす)とは、神武天皇東征のとき、熊野から大和に入る険路の先導となったという伝説上の大カラスである。 三本足とされる。
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古事記によると、八咫烏は高木大神(たかぎのおおかみ)の命令で、神武天皇東征の際に一行を道案内するように命じられ、天より遣わされたという。
日本書紀には天照大御神が遣わしたと書かれている。
姓氏録によれば、八咫烏は賀茂御祖神社(下鴨神社)で祀られている賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)の化身と伝えられる。
和歌山県の熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三つの神社の総称)では、この八咫烏が神の使いとして祀られている。
ヤタはヤアタ(八咫)の略。咫(あた)は上代の長さの単位である。
ここでいう八咫は単に「大きい」という意味であるとされる。
また、八咫烏は、古代中国の伝説上のカラスである金烏(太陽の中にいるという3本足の赤色の烏。「赤烏」「黒烏」とも)と同一視される。
カラスは太陽と強い結びつきを持つ鳥とされる。
ギリシア神話では太陽神アポロンはカラスを使いとしており、アイヌの神話では、カラスが太陽を救うとされる。
八咫烏も太陽神(もしくは太陽神の使い)であると考え信仰されている。
カラスと太陽の結びつきについての理由は諸説あるが、太陽にある黒点をカラスだとする説がある。
八咫烏は日本サッカー協会(JFA)のシンボルである。
これは、明治時代に日本に初めて近代サッカーを紹介した中村覚之助が、熊野那智大社がある和歌山県那智勝浦町の出身であることを記念して制定されたものである。
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最終更新:2024/04/18(木) 11:00
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