「私を見つけてくれたのは、あなただけですよ」
八幡海鈴(やはた うみり)とは、メディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』並びにテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』『BanG Dream! Ave Mujica』に登場するキャラクターである。
Ave Mujicaのベースでありバンドのスケジュール管理などの裏方の作業も担当している。ステージネームは「ティモリス」。
花咲川女子学園の高校1年生。同じバンドの三角初華、MyGO!!!!!の椎名立希と同じクラスに所属。4月7日生まれ。身長158㎝。
通常よりも難易度の高い5弦ベースを使用する凄腕のベーシスト。その腕前はプロと遜色がなく、サポートとして30のバンドを掛け持つ(ただし稼動しているのは10バンドぐらい)。私服は皮ジャンに胸元をチラ身させた赤いヘソ出しのシャツ、タイトなミニスカートという高1にしては攻めた格好をしている。
常に敬語で話し、常にポーカーフェイス。性格は良く言えばクールで冷静沈着、悪く言えばドライで冷淡。合理的な思考の持ち主で何でも客観的に物事を捉え、人の気持ちを理解せず、仕切る割に自ら責任を負うことはしない。
バンドでもメンバーとの仲間意識が薄く、どこか一線を引いており、メンバーが揉めたときでも下手に介入せずに事務的に事を進めようとし、練習が終われば打ち上げになど興味を示さず、さっさと帰ってしまう。いわば傭兵のようなキャラクターである。
祐天寺にゃむから自分より素顔公開で話題になってると言われた際に「私も綺麗な顔してますから」と発言しているが、これも自惚れやナルシストというわけではなく、本当に美しい顔立ちをしているという客観的な事実を述べたにすぎないと思われる。若葉邸で森みなみ主演ドラマの上映会に参加した際は、うっすら目に涙を浮かべながら拍手し「最高です」と客観的事実として感想を述べている。
学校でも塩対応が基本なので他のクラスメイトとあまり話す描写はないが、立希のことは何かと気にかけており、自分の席で寝ている立希の頭にブリックパック飲料を乗せるなどよくちょっかいをかけている。また、立希のバンド活動のことも気にしており、経験者の視点からアドバイスを送っている。また、「自分のバンドで悩めることが羨ましい」という意味深な発言もしている。
長崎そよがバンドから脱退しようとした際は、立希の要請を快く承諾して臨時のベーシストとして参加。このバンドのベーシストが自分ではないと感じ取ると、すぐに身を引き、帰り際に高松燈に対して応援の言葉を耳元で囁いている。
一方、初華とはすぐ前の席でありながらほとんど接点がなく、Ave Mujicaに加入するまではまともに会話したことすらなかった。
立希たちのバンドが奇跡の復活を遂げた裏で豊川祥子からのスカウトを受けたらしく、音楽で自立することが目標の彼女にとって、メジャーで活躍できるバンドは魅力的だったことから承諾。MyGO!!!!!のライブを若葉睦と共に観覧した後、Ave Mujicaとしての活動をスタートさせている。
Ave Mujicaでは「ティモリス」というステージネームで活動。バンバーのスケジュール調整など、裏方の作業をきっちりこなしながら、変わらず他のバンドのサポート活動もこなしている。にゃむの暴走によってメンバーの素顔が晒された際はファンが「ディスラプションの海鈴!?」と反応しており、ガールーズバンド界隈ではそれなりに名の知れた存在のようである。
Mujicaでも良く言えばビジネスライク、悪く言えば仲間意識の薄さ・冷淡さが窺える言動をしており、睦が精神的に疲弊していることには気づいていたようだが、気に掛けることなく事務的にスケジュールをこなすように淡々と告げている。祥子とにゃむの対立が激化した際にも気に留めることなく、「喧嘩でしたら練習の後で、好きなだけどうぞ」と述べる。
一方でメンバーのことはよく見えているようでにゃむが人知れずドラムの練習に励んでいることも見抜いており、祥子がにゃむが練習不足という的外れな非難をしたときはこれを即座に否定。逆に祥子に対して「メンバーのことが見えていないのでは?」と指摘。あくまで中立的な立場を取っている。
彼女自身も週5でテレビで見かけるようになるほど多忙になっており、授業にも出席できないレベルになっていたようで立希からノートを写させてもらっている。
変貌した睦によってバンドがいいムードに包まれたときは「燃え尽きる前の線香花火」とその後の運命を予見しており、彼女の予感通り、睦が全くギターを弾けなくなったことが発覚したことをきっかけにメンバー間の食い違いが激化したAve Mujicaは解散。「Mujicaが自分の居場所になればいい」という考えは持っていたが、解散を食い止めようとはせず、淡々と会場を去っている。
解散後、解散の真相を聞きに来たメディアや祥子の行方を聞いてきた初華に対し、多少苛立ちを見せながら塩対応でかわす。睦の現状を知った立希から知っていたのか問われた際も何処までも傍観者的かつ他人行儀な態度を貫く。流石に見かねた立希から「海鈴、本当にムジカやってたの?」と問われると、立希が去った後でこれまで見せることがなかった荒い口調で不満を漏らしている。
「RiNG」を訪れた際に偶然CRYCHICの復活ライブを目撃し、ムジカのときとは違って満足そうに演奏する祥子と睦の姿を見て嫉妬の感情が芽生えるようになる。ライブ後、帰路につこうとする祥子と睦を呼び止め、まさかのAve Mujica再結成を打診する。しかし、睦の問題を考慮した祥子はこれを断る。
後日、学校で一連の出来事を立希に話すが、相変わらずのもの言いから「だって、海鈴……信用できないし」と言われてしまう。このことが余程効いたのか、やたら信頼されることにこだわり始める。その後、にゃむに会いに行くが、「仕切るわりに責任を祥子に押し付けていた」ことを指摘されると、過去の苦い経験も相まって立希に言われた言葉の意味を理解するのだった。
その後、他のメンバーにも再結成を誘うメッセージを送り、睦からは前向きな返信が帰ってくる。
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ここから先は、重大なネタバレを含んでいます。 ここから下はご自己の責任で突っ走ってください。 |
モーティスの人格となっていた睦と合流。駄々をこねるモーティスを自宅へと連れて行くと、ギターを弾けないモーティスに対して自分が教えると申し出る。だが、実際に教えていたのはギターの当て振りであり、モーティスには若葉睦を演じることを求めていた。
後日、モーティスとAve Mujicaをやることを宣言した初華を連れて祥子とMyGO!!!!!のメンバーが集まっていた「RiNG」を訪れる。睦を再び傷つけてしまうことを理由にAve Mujicaを拒否する祥子に対し、他のバンドのサポートを全部辞めてきたことを告げ、涙ながらにAve Mujica再結成に対する覚悟を訴える。そこへモーティスが睦の演技をすることで祥子の説得を試みるが、二階に居たにゃむが現れ、モーティスの演技をあっさりと見抜いてしまう。パニックを起こしたモーティスは思わず睦が消えてしまったことを吐露してしまい泣き出してしまう。モーティスそっちのけで話し合いを続けようとするが、立希に手を引っ張られて帰ってしまったモーティスを追うことになる。
その後、家でふさぎ込んでしまったモーティスに寄り添うものの、立希に言われたことをそのままやっているだけで言われたことの意味もモーティスの気持ちも理解できておらず、いつも通り事務的に淡々と一緒にいるだけだった。そのとき、祥子がやって来てAve Mujica再結成を告げる。復活ライブでは一人だけ満足そうに一人だけ微笑みながら演奏をしていた。
立希に「信用できない」と言われたのが余程クリティカルヒットだったのか、ここから数々の奇行が見られるようになり、クールでドライなキャラがすっかり崩壊。視聴者からは「おもしれー女」と認識されるようになる。
人生で一番最初に組んだバンドはスカウトが来るオーディションに出演できるほどうまくいっていており、メンバーも一致団結していた(ここたぶん本人の思い込み)。
実は海鈴が仕切り過ぎていたことがメンバーの反感を買っており、当日海鈴以外のメンバーがボイコットしてしまい、1人でステージに立つ羽目になるという最悪の体験をしている。
この出来事によってリスクヘッジで現在の多数のバンドを掛け持ちするスタイルに移行し、バンドではビジネスライクな関係に徹するようになった。
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最終更新:2025/03/25(火) 21:00
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