公転周期とは (コウテンシュウキとは) [単語記事]

公転周期とは、ある天体の周囲を天体が1周するのに要する時間である。

概要

我々が住む地球も太陽の周囲を公転しており、公転周期は天文学的な1年である。厳密には平均365.242...日であり、現在一般的な暦（グレゴリオ暦）では閏年を設けて端数を調整している。

地球以外の公転周期もその星の1年と形容することがあり、例えば水星の1年は地球の約88日、海王星の1年は約165年となる。

現在発見されている中で最も公転周期の長い天体ははちぶんぎ座の「2MASS J2 1265040-8140 293」で、恒星「TYC 9486-927-1」から1兆km（地球と太陽の距離の7000倍）離れており、1周するのに90万年かかると考えられている。

地球以外の惑星を舞台とした創作作品などでは、公転周期を地球と変えることによってさまざまなギミックを作ることがある。

システムの簡略化、わかりやすさ目的の変更。
現実世界での1年は52週+1日であるが、1週＝1ターンとする育成シミュレーションゲームなどでは、数字を切りよくするために1年を50週とすることが多い。この誤差について、公転周期が違って1年の日数が違うから、とこじつけられることがある
キャラクターの外観と年齢をずらす。
例えば、公転周期が地球の2倍の星で生まれ育った人のその星換算での10歳は、地球換算では20歳となる。
- ゲーム『テイルズオブジアビス』は架空の惑星「オールドラント」を舞台とするが、オールドラントの公転周期は地球のほぼ2倍と設定されている
- エロゲの「登場するキャラクターは全員 18歳以上です」の表現に対して、明らかに18歳未満のキャラクターだろうというツッコミが入ったときに、「公転周期が違うから」という苦しい言い訳がされることがある。