冷苞

「冷苞」（レイホウ ？ ～ ？）とは、後漢末期の劉璋の配下の武将であり、横山光輝三国志で

番兵を斬って逃げてきたのよ

の名言を残した人物である。

正史では

劉璋配下の武将として登場する。

蜀の地を奪わんと涪城を占拠した劉備に対して、呉懿・張任・劉璝（劉カイ）・鄧賢（トウ賢）らと共に涪に派遣された。

涪で劉備軍と戦った冷苞だったが、劉備軍に敗れ緜竹に撤退した。

その後、冷苞については歴史は語らない。

演義では

劉璋配下の武将として登場する。

蜀の地を脅かし続ける張魯を恐れた劉璋が劉備を招き、龐統（ホウ統）に命じられた魏延が、宴席の際に剣舞と称して劉璋を斬り殺さんとした時に、張任らと共に剣舞の相手を始めて事無きを得た。

劉備が蜀の侵攻を開始して高沛と楊懐を斬って涪水関を奪うと、劉循・呉懿・張任・劉璝（劉カイ）・鄧賢（トウ賢）・呉蘭・雷銅／雷同らと共に涪ではなく雒城に入り、鄧賢（トウ賢）と共に城外に陣を築いて待ち構えていたところを、抜け駆けを画策した魏延の攻撃をうけ、鄧賢（トウ賢）が現れた黄忠の百発百中の弓をくらって射殺される中、一旦逃亡したものの、雒城に戻る途中に魏延に発見されて捕らえられた。

劉備の前に引き立てられた冷苞は、

劉璝（劉カイ）と張任の両人は生死を共にせんと誓った仲でございます。
もしお許しいただけるなら、彼らのもとに帰り、説いて雒城をお渡しするようにいたします。

と言い、戻らなくてもアイツが信義失うだけでオレの仁義は傷つかねーしと判断した劉備から衣服や馬を与えられて解放された。

雒城へと戻ってきた冷苞は、捕らわれたと聞いていた仲間の前に現れると、

番兵を斬って逃げてきたのよ

と状況を捻じ曲げて報告し、劉備軍を今度こそは痛い目にあわせんと死亡フラグを成立させた。

そして、劉備軍を涪江を決壊させ水攻めにしようとする計画が立案・実行にうつされた際に、城外に出た冷苞はまたもや魏延に捕らえられ、

私は情によって君を赦した。
だが君はそれに報いなかった。今君を殺すのにハエを殺すほどの哀れさもない。

と劉備に断罪されて処刑された。残念ながら処刑の際に番兵を斬って逃げる事はできなかった。 

※その他「冷苞」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照

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関連データ

コーエーの三國志シリーズにおける冷苞の能力一覧。

能力一覧	統率	武力	知力	政治	魅力	陸指	水指	身体	運勢
三國志
三國志II		67	25		52
三國志III		66	23	20	53	64	21
三國志IV
三國志V
三國志VI
三國志VII
三國志VIII		82	58	42	38
三國志IX	72	83	66	33
三國志X	70	82	69	38	21
三國志11	71	82	68	37	23

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関連項目

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