准将 単語

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ジュンショウ

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准将とは、軍隊における階級の一つである。一般的に少将大佐の間に位置する階級。代将とも。

概要

元帥
大将
中将
少将
准将
大佐
中佐
少佐
大尉
中尉
少尉
准尉
曹長
軍曹
伍長

もともとは「将官レベル揮権を与えられた大佐」という位置づけであるが、現代の軍隊では概ね将官(「将軍」や「提督」)とみなす。ただしイギリスは例外で、佐官の最上級と見なしている。

陸軍では旅団長英語のBrigadierは旅団"brigade"に由来する)、海軍空軍では群などにあたる。詳しくは、軍隊における階級呼称一覧exitウィキペディア)を参照。

階級としての准将を置かない軍隊も多く、戦前日本海軍ドイツ防軍に准将はない。准将を置かないでは上級大将や上級中将を置く場合がある。(架空の国だが、例外的にゴールデンバウローエングラム朝銀河帝国軍には准将と上級大将が並存する。)

自衛隊の「将補」はやや紛らわしいが少将に相当する階級であるとされている。ただ、アメリカを始めとして准将の階級があるが多く、NATOでも士官の階級を共通化する動きがあることから、諸外との共同行動を視野に自衛隊にも准将を導入しようという動きがある。この場合、職務や給与の絡みで現在の制度では若干ややこしいことになっている一部の1佐が准将にあてられるのではないかと考えられる。

上記で述べた「NATOでの共通化」による階級符号では准将はOF-6にあたる。

海軍において

なお、英の陸軍ではOF-6は「准将」(英:Brigadier)だが、海軍では異なる。

英海軍

英海軍では「代将」(英:Commodore)と呼ぶ。

ただし、1997年英海軍の「Commodore」は「称号」から「階級」へと変わった。それに伴い、それ以前の称号としてのCommodoreを「代将」と、そして以後の階級としてのCommodoreを「准将」として、区別して訳す場合もあるようだ。

米海軍

米海軍ではOF-6はその一つ上の階級であるOF-7と共通して「少将英:Rear admiral)」となっている。

これは1899年に「Commodore」から変更されてOF-7と統合されたため。理由は「外海軍と付き合う時、こっちがCommodoreって名乗ったら将官としてじゃなくて佐官として扱われるんすよ。ムカつくんですけど?」という意見があったためだと言われている。

ただ論OF-6とOF-7では同じ「少将」でもしっかり区別されており、略称や徽章や給与は異なっている。

とはいえやっぱり紛らわしいためか、1982年にOF-6は「Commodore admiral」という役職名になった・・・が海軍軍人からは不評で一年もたたずに「Commodore」に変更。それでも不評のが多く、1985年にはまた「Rear admiral」に戻さざるを得なかった。原因は、「Commodore」という称号(階級ではない)が米海軍内で使用されており、そちらと紛らわしかったためと言われている。

この「Commodore admiral」の制度はわずか11かしか存在しておらず、この階級となった者が非常に少ないレアもの階級となっている。

主な准将・代将、および米海軍の少将(OF-6相当)

実在

架空

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最終更新:2024/10/05(土) 18:00

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