凧上げとは (タコアゲとは) [単語記事]

凧上げとは

概要（１）

遊びの一種。

骨組みのある凧（たこ）を
牽引等で風に乗せ、揚力で飛翔させるもの。
紙製が多いが、布・ビニールなど他の素材で作られるものも多い。

個人が飛ばして遊ぶものから、数メートル以上もある非常に巨大な凧も存在する。

正月・元旦など、冬の風物詩として有名。

大きな欠点として羽子板や独楽とは異なり、電線や障害物の無い河川敷など
広大な敷地が必要となるため、密集した住宅街や都心部では非常に困難。

和凧でないものは、そのまま英語でカイトとも呼ばれる場合もある。
通常の凧よりも操作性の良いスポーツカイトなどもある。

その他、生物のタコと同音異義語なため、子供の言葉遊びのネタにもされることも。

航空機ではないが、フィクションでは忍者などが乗っている場合もある。
派手な登場、偵察・攻撃・逃亡など。

非常に巨大な凧ならば人間程度の重量は持ち上げられなくもないが、非常に危険。^[1]
- 巨大ゆえに弱風では飛ばず、強力な風や牽引力が必要。特に離着陸は大変。
- 巨大なものは製造や個人携行が困難。隠密迅速な運搬が必要な際にも支障が出る。
発見され、狙われた場合は脆弱。
- 風向きや動きから、糸を繰り出している地上部分が推測されやすい。
  - 糸を固定した地上部分が破壊されたり、地上班が倒された場合は手も足も出ない。
  - 万一にも糸が切れればどこへ飛んでいくか分からない。
  - 紙製のものは骨組はあっても破損しやすく、燃えやすく、雨にも弱い。
操縦性に限度がある。
- 操舵装置がない場合、重心移動や糸の巻き上げ・繰り出し程度しか操作できない。
- 推進装置がなければ風の吹くままにしか動けないため、動きの方向性が読まれやすい。
重量物の運搬には向かず、重火器や推進装置の搭載が難しい。^[2]