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凹型ベアリング(おうがた-)またはコンケイブベアリング(Concave Bearing)とは、ヨーヨーに使用される特殊なボールベアリングである。
コンケイブローラーベアリングは、内輪を凸面にすることで横方向の加重に対応したベアリングのことであり、ここで解説するものとは別物である。
金属製ヨーヨーメーカーのDif-e-Yoが開発した、側面がくぼんだボールベアリング。
これに対して、くぼんでいないベアリングを「フラットベアリング」という。
ストリングがベアリングの中心に固定され、ボディのフチに当たりにくくなる。
このことで、ヨーヨーが傾きにくくなり、スリープ時間が延びる。
当初は「スピンタスティクス・メイルストラム」や「バズオン・メネフネ」のように、ベアリングの上から凹型スプールをかぶせていたが、精度が悪くてスペック通りに動かなかったり、交換が利かなかったり、他機種に搭載できないなどの問題があった。
凹型ベアリングは内輪・外輪径が汎用のベアリングと同じであるため、サイズさえ合えばどんなヨーヨーにも搭載することができる。
凹型ベアリングはボディとの摩擦を減らすが、ストリングが中心に寄りすぎると、ストリングを何重にも巻き付けたときに逆に抵抗になってしまう。
そのため、底部は平らにしたり、凹部を曲線でなく直線で構成したり、あえてフラットで勝負したりと各メーカー趣向を凝らしている。
現在、競技ヨーヨーのハイエンドモデルに搭載されているベアリングは、ほとんどが凹型ベアリングである。
ただし、特許料を削減するためにフラットベアリングを搭載している場合がある。
また、One Drop YoYosのように、一定のこだわりをもってあえてフラットにしている場合もある。
ハンドスピナーに凹型ベアリングが搭載されていることがあるが、これはヨーヨーのベアリングを流用しているためである。ハンドスピナーに凹型ベアリングを搭載しても、凹面を持つことによるメリットは特にない。競技ヨーヨー専用のベアリングであるため、クオリティに一定の保証があるというだけである。
ベアリングサイズのアルファベットについては、ベアリング(ヨーヨー)の記事を参照。
Dif-e-Yoが開発した、元祖コンケイブベアリング。商標であるため、スペルを変えてある。
現在では他社も類似品を製造しているが、精度の高さからオリジナルも根強い人気を誇る。
Dif-e-Yoは現在ヨーヨーを作っておらず、コンケイブベアリングとその特許料が主な収入源であるほど。
他メーカーも、Dif-e-Yoのライセンスを取得して同様のベアリングを搭載している。
サイズはA・C・D。
ヨーヨーファクトリーのヨーヨーに搭載されているベアリング。
中央部が平らであるのが特徴。
ハイパーヨーヨーのヨーヨーファクトリー製機種と「ハイパークラスター」の一部機種にも搭載されている。
その際は「UFOベアリング」という名前になっている。
サイズはA・C。
NSKマイクロが製造する凹型ベアリング。独自に特許を取得している。
ヨーヨーリクリエーションが、日本精工と共同開発したベアリング。
凹部を曲面ではなく2段階の直線で構成することにより、ストリングを巻き付けたときに摩擦を減少させるとしている。
CLYWとiYoYoのコラボレーションベアリング。
凹部分がDSベアリングより細かい直線で構成されている。
YOYO.Yが販売するベアリング。
内部に8個ずつ2列のボールベアリングを搭載し、左右へのがたつきを抑えたベアリング。
その分摩擦は増えるが、フリースタイルに使う分にはあまり問題にならない。
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最終更新:2025/12/09(火) 22:00
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