切れたナイフだよ!!」(どや顔)
1964年2月13日、神奈川県横浜市で生まれる。実家は横浜でも有名な老舗海苔問屋「つた金海苔店」。現在は出川の実兄が中心となって家業を継いで営業している。
日本のお笑いタレントの中でも「リアクション芸人」の代表格。『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』(日本テレビ系)で頭角を現して以来、いわゆる「汚れ役」を積極的に引き受け、女性雑誌「an・an」による『嫌いな男ランキング』殿堂入りという不名誉な称号にも、彼はネタとして「美味しい」と思っている。
「ヤバイよヤバイよ」「お前らにはつくづくだよ!」をはじめとする出川ならではのフレーズや、天然でポンコツな言動など、数々の笑いを視聴者に提供している。なお、出川自身は自分を天然芸人とは思っていない。
トークではしょっちゅう言葉を噛んで周囲からツッコまれ、東野幸治からは「笑い(芸人の話芸)の基礎が出来ていない」とこき下ろされているが、一方では場の空気を上手く読み立ち回るという、二番打者的な役割もこなすことができる。芸歴の割にレギュラー番組は少ないものの、どんな出演者にも合わせることができ、常に「何かやってくれる」という期待を抱かせる、バラエティ界の名バイプレイヤーと言える。
また、番組の流れで暴言を吐くことはあっても、普段は理不尽な悪口は言わず、共演者・スタッフを気遣ったり、リアクション芸のアドバイスをしたりするなど「実はいいひと」であることも知られている(ただし出川曰く、こういう美談は「営業妨害」)。ゆえに先輩・後輩問わず多くの芸人から高く評価されているが、その結果番組内ではぞんざいな扱いを受けるのもお約束である。
前述のように「ヨゴレ芸人代表」「嫌いなお笑い芸人」の名を欲しいままにしてきた出川であったが、『内村プロデュース』『アメトーーク』『ロンドンハーツ』(いずれもテレビ朝日系)などでの活躍により、コアなお笑いファンからは評価されていた。そして2007年にスタートした『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にご意見番としてレギュラー出演し始めた頃から、世間一般からの出川に対する評価も好転する。リアルガチで取り組む「男の挑戦シリーズ」、デヴィ夫人との名(迷)コンビぶり、出川イングリッシュを世に送り出した「パパラッチ出川」「はじめてのおつかい」などがお茶の間の爆笑を呼び、気がつけば「時代が出川に追い付いた」と言うべき人気を獲得するに至った。
2017年4月からは、念願であった地デジ全国区でのゴールデンタイムの冠番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)がスタート。こちらでも、出川の天然・ポンコツぶりやいいひとぶりが好評を博している。ついには出川とテレ東とのタッグで、裏番組『めちゃ²イケてるッ!』にめちゃイケが末期の落ち目状態だったとは言え視聴率で勝つ、という快挙を成し遂げた。
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最終更新:2024/04/23(火) 15:00
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