出席停止

出席停止とは、児童・生徒の授業への出席を学校・教育委員会が止めることである。

概要

何らかの理由で学校を休む欠席は出席しなければならない日数（出席日数）に対して響くが、出席停止になった日数は出席日数から減算されるため、欠席扱いにはならず皆勤賞は貰える。

• 年間の出席日数が190日でインフルエンザで10日出席停止になった場合、当該児童・生徒の出席日数・実際に出席した日数は共に180日となる。
• 年間の出席日数が190日で骨折で3週間欠席した場合、当該児童・生徒の出席日数は190日、実際に出席した日数は169日となる。

一般に出席停止となるのはインフルエンザ・おたふくかぜ・プール熱といった学校感染症に罹患した場合が多いが、学校教育法で

1. 他の児童・生徒に傷害、心身の苦痛または財産上の損失を与える行為
2. 職員に傷害または心身の苦痛を与える行為
3. 施設または設備を損壊する行為
4. 授業その他の教育活動の実施を妨げる行為

を繰り返し行い、改善の見込みが見られない場合に保護者の意見を聴取した上で教育委員会が出席停止を命じることができることを定めている。
高校以上にある停学は問題行動に対する懲戒の意味があるが、出席停止には懲戒の意味はなく学校内の秩序を維持し、他の児童・生徒の教育を受ける権利を保護するという意味がある。

なお出席停止になった場合も通常の欠席と同様に欠席補充の宿題が課される場合がある。

関連項目

• 学校