出汁という言葉自体は、江戸初期の書物にすでに出ており、その頃には一般的に使われていたと思われる。
日本では魚介類、キノコなどの植物およびその乾物を煮出す、水に浸すことで抽出する。
鍋料理、煮物の味付けに使われるほか、うどん、そばなどの麺類のつゆの材料としても使われる。
第二次世界大戦後には、出汁とうま味調味料を粉末状にした「だしの素」が開発された。最近では出汁の材料を粉状にしたものも存在する。
欧米においても、牛肉、鶏肉、魚介類、野菜などからコンソメ、ブイヨン、フォン、フュメといった出汁を抽出する調理法が知れ渡っている。
中国では牛肉、豚肉、鶏肉、金華ハム、貝柱、エビから出汁を取る。
日本では出汁から来る旨さをもたらす味を「うま味」と称していた。
近代においては、その成分がグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などのアミノ酸や核酸の成分であることが解明され、うま味調味料として製品化された。
しかし欧米では、トマトやビネガーなどの酸味などが旨さをもたらすと長年信じられ、日本でうま味調味料ができてからも理解されることはなかった。
しかし2000年代に入って、味覚をキャッチする下に存在する味蕾のなかに、グルタミン酸を感じ取るものが発見され、欧米でもうま味の存在が認められ、その研究が進み始めている。
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最終更新:2024/09/09(月) 04:00
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