別海町(べつかいちょう)とは、北海道根室振興局管内の野付郡にある町である。
町と言ってもその面積は東京23区のおよそ2倍あり、北方領土を除く全国の市町村中9番目に大きい。
町名の由来はアイヌ語の「ペッカイ(川が折れる)」または「ペッカイェ(川を折る)」から。これは町内を流れる西別川が河口付近で折れ曲がっている様子を表したものと考えられている。町名の読みは、公的には「べつかい」とされているが、「べっかい」という読みも認められている。
主な産業は酪農。そこかしこに家族経営の牧場が建っており、生乳の生産量は日本一。牛たちは摩周湖の伏流水を一日にたっぷり100リットルほどの飲み、これが美味しいお乳を出す秘訣となっている。
人間の数約1万4千に比べ牛は約11万頭と、人間より牛の方が圧倒的に多く、道路には牛横断注意の看板が掲げられている。
昭和40年には1835戸あった酪農家も、飼料の高騰や牛乳消費量の減少、燃料費の値上げなどが重なり、令和3年には607戸まで減少。この現状を打破すべく、お試しの移住住宅や研修牧場など、町をあげて酪農家を目指す人向けの移住者支援を積極的に行っている。
酪農が有名だが、日本一長い砂嘴の半島・野付半島をはじめ雄大かつ幻想的な自然を有しており、「ここまで来ると、べつせかい」と、町名をもじったキャッチコピーを掲げ、観光客を募っている。
別海町は、町役場のある別海地区を筆頭として、町内の広い範囲に市街地・集落が点在している。
鉄道は通っていない。
かつて国鉄(JR)標津線が通っていたが、1989年に廃止された。その後、西春別駅の跡地が鉄道記念公園として整備され、鉄道車両や駅名標などが保存されている。その他、一部の駅では現在も遺構が残されている。
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最終更新:2024/04/25(木) 15:00
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