剣城あきらとは (ケンジョウアキラとは) [単語記事]

剣城あきらとはアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』の登場人物である。　CV：森なな子

概要

9月24日生まれ。優しくボーイッシュな高校2年生。赤いショートカットとツリ目が特徴。

優しく仲間想いで、周りからも頼りにされており、口癖の「大丈夫？」「よしよし」にもそれが表れている。離れて暮らす病弱な妹のみく（CV：本渡楓）にはいつもチョコレートをあげている。また、その見た目と低音ボイス（演じる森なな子は宝塚歌劇団で男役だった経験があるためそれが活かされた形となる）から、女子のファンも多いようである。

両親がみくの世話をする関係上、離れて暮らさざるを得ないため、いちかの家の隣にある、祖母のトミの家に引っ越してきたのだが、その姿を見ていちかは一目惚れする……が案の定最終的に女性だと分かって撃沈。ちなみに漫画版でも同じ結果に終わっている。いちかちゃん、あなたはどこの花咲さんですか。なお、ゆかりさんは分かっていたらしく、この状況を面白がっていた模様（漫画ではいちかを完全にもてあそんでいた）。

その行動はまさしく天然ジゴロというか、あまりにもイケメン過ぎる。いちかの為にチョコを買ってあげたり、プリキュア達がピンチになったときに助けようとしてプリキュアに覚醒したり、おばあさんが指輪にはまっていたエメラルドを落としたと知って必死に探したり。そりゃいちかじゃなくても惚れますって。とはいえ、ネタバレOPで判明したけど、ドリームスターズでノーブル学園行ってゆいちゃんを壁ドンするのはどうかと思いますが。ただ、いぬチョコレートを見て「かわいい」というなど女の子相応の反応も示している。
ちなみに設定的には自分に似合うスタイルを貫いているゆえにこの姿を取っており、ボーイッシュだけれども母性でみんなを包み込むという位置づけになっている。

ところで男装の麗人寄りなボーイッシュな姿であることから大体の人は『ハートキャッチプリキュア！』の明堂院いつき（キュアサンシャイン）、あるいはゆかりと揃っての佇まいから『美少女戦士セーラームーン』の天王はるか（セーラーウラヌス）を連想したはず。しかし、この2人は一人称「ぼく」（いつきは変身すると「わたし」になるが）なのに対し、あきらは「わたし」で通している。さらに制服も前記2人が男子制服なのに対して、女子制服を着用している。これにはいつきやはるかのようなスタイルを想像していたファンを驚かせる形となった。私服とパティシエ服がボーイッシュなパンツスタイルであることも合わせると、私服はチュニックにスパッツ、あるいはパンツスタイルだけど若干ガーリーっぽさを持たせたいつきとは反対のファッションスタイルになっていると言えるだろう。

キュアショコラ

‐強さと愛を！レッツ・ラ・まぜまぜ！‐

「キュアショコラ！できあがり！」

剣城あきらが変身するプリキュア。オールスターズ方式で49人目（オールスターズ映画のキュアエコーを含むと50人目）のプリキュアになる。

「いぬチョコレート」って犬にチョコレートは禁忌とか野暮なことは言っちゃダメよ。^[1]のアニマルスイーツを用いて変身し、チョコレートがあしらわれた感じの王子さま的なコスチュームで、短いスカートの下にはショートスパッツが見える。犬耳と犬の尻尾がつけられ、チョコレート型の帽子を被っている。

犬だけあって嗅覚に優れており、敵の居場所をその匂いから判別することが可能。また、犬故にそのスピード性も持ち合わせている。クリームエネルギーをチョコのブロック型の足場にして空中の敵に追いつくことも可能。

決め技

ショコラ・アロマーゼ: ショコラの個人技。キャンディロッドのエネルギー充填状態でロッドの先端部にある赤い星を押して「キラキラキラルン、ショコラ・アロマーゼ！」と唱えることで、コロネのように渦を巻いたチョコレートの潮流を生み出して攻撃する。

脚注

*チョコレートの原料であるカカオには「テオブロミン」という成分が含まれており、犬（というかネコ目全般）はこれを代謝する速度が遅いため、有害とされている（そもそも1分間クッキングでもあきらが言っているが、スイーツどころか人間の食べ物を動物に与えること自体が問題である）。テオブロミンを大量に摂取すると中毒を起こし、最悪死に至る危険性もある。「少量ならば大丈夫」という意見も見受けられるが、何かあってからでは遅いので、犬に与えるならせめてカカオ成分を用いていない犬用のチョコレートにしたほうが無難だろう。