勝ち組とは、
90年代後半ごろから、所謂「一億総中流社会」が崩壊し格差社会化が進み、社会的地位や収入に格差が生まれたことによって言われるようになった言葉。ものすごく富み、地位を築く人がいる一方で貧困層も目立ってきたためこう言われるようになった。
この言葉に批判的な意見もあるが、「世の中金」というのもまた事実である。金がなきゃ何もできないし、貧困の結果犯罪に走らざるを得ない羽目になることもある。あなたも綺麗ごとなど言わずに、勉強してしっかり知識と能力を身につけて、高い年収と地位を手に入れ勝ち組になれるよう努力してはいかがだろうか。
似た言葉に「上級国民」があるが、こちらはどちらかというと血筋や家柄も込みの言葉である。
第二次大戦後、ブラジルやアメリカの日系人で、日本の敗戦を受け入れられずに、本当は勝ったと信じ込んでいた人たちのこと。当時は情報が入って来にくかったこともあって、1950年頃まで存在しており、日本は敗戦したのだと認識している人々「負け組」を襲撃する事件も起きたりした。が、当たり前だが次第に敗戦した後の映像が入ってきたりして消滅に向かって行った。
ギンイチはパパの事を思う。あれがカチグミなんだろうか? 確かにギンイチの家は裕福な部類と言えた。ストリートの片隅からこちらを見上げる浮浪者たちは、まるで別世界の怪物のように恐ろしい。
でも、パパは毎日深夜に帰ってきては、トイレで泣きながら嘔吐している。この前、冷蔵庫のバリキ・ドリンクの奥に「ズバリ」のアンプルがしまわれているのも見てしまった。センタ試験でスゴイ級のランクをゲットしたとして、先にあるのはパパみたいな生き方なんだろうか?それはカチグミなんだろうか?
ロッカーで帰り支度をするまで、ギンイチはそんな出口の無い問いを反芻し続けていた。
「ニンジャスレイヤー」は、技術が発展した一方、環境や貧富の差が著しく悪化した未来の日本都市「ネオサイタマ」が舞台。
そのためカネモチは「カチグミ」と呼ばれマケグミを蔑む一方、些細な問題でムラハチ(所属組織による社会的制裁)にされる激しい競争社会に疲れ切っている。
作中ではカチグミ・サラリマンがモブとしてよく登場するが、一般人の被害者として、かなりの確率でニンジャやヨタモノなどに殺される。マッポーの世であるネオサイタマではこのような出来事はチャメシ・インシデントなのだ。
ニコニコにあるのでしょうか。
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最終更新:2025/03/21(金) 19:00
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