カテバヨカロウナノダァァァァッ
勝てばよかろうなのだァァァァッ!! とは、ジョジョの奇妙な冒険・第2部「戦闘潮流」での名言である。
柱の男の首魁カーズが発した名言。作中屈指の武士道精神を持つワムウとジョセフ・ジョースターの胸熱な激闘の後ゾンビ達が総力戦で疲弊しているジョセフとリサリサを潰そうとするが、カーズは先走ったゾンビ達を鏖殺し、散っていったワムウやエシディシのためにもフェアな条件で波紋戦士とケリをつけるよう、リサリサと一対一の勝負を申し込む。それに応じたリサリサは殺気ゼロのカーズに戸惑いながらも何とかカーズを仕留める。
…が、次の瞬間リサリサは何故か倒したはずのカーズの刃に刺されていた。
実はリサリサが倒したカーズは影武者で、本物はどこかに潜んでリサリサを不意打ちする隙を窺っていたのであった。(殺気が無かったのは自分で戦う気が無かったため。)狼狽するジョセフ達に放ったセリフがこの「どんな手をつかおうが…………最終的に…勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」なのである。
ワムウが卑怯な真似を嫌う武人で、正々堂々戦い読者を感動させた事や、それまでカーズが卑劣な本性を露呈していなかった事も相俟ってこの場面を最初に読んだ者はワムウ戦とのギャップに驚愕する羽目になる。利便性の高いセリフなので他のジョジョの名言と同じくパロディに使われる事が多いセリフである。
過程や方法を軽視し、結果のみを重視するという点で、第5部「黄金の風」の「真実に向かおうとする意志」とは対極に位置するセリフであると言える。カーズがディアボロに並ぶ悲惨な末路を辿ってしまったのもこんなセリフを言ってしまったせいだろうか。
掲示板
245ななしのよっしん
2022/04/04(月) 17:42:15 ID: hR9BIBj8q6
ジョセフの場合は「勝てばいい」というより「勝負よりも大事なものを知ってる」という感じだな。
相手が騎士道を重んじるなら尊重するし、死んでいった仲間には敬意を表するけど、それはそれとして逃げやイカサマを選んででも大事なものを守るしたたかさを持ってる。
246ななしのよっしん
2022/04/16(土) 18:18:45 ID: pQrwrlT4TO
ジョセフは卑怯なことを隠してないからね。オレは卑怯だぜ!とあけすけにしたうえで挑むから、その実かなり正々堂々としてる。
カーズは最後の最後まで卑怯を隠して自分を偽った本物の卑怯者。
戦術家の卑怯さと戦略家の卑怯さの違いといった感じか。
247ななしのよっしん
2022/04/16(土) 18:32:45 ID: ZCztkkYuU9
カーズは最初期から赤石を手に入れるのが第一としてワムウやエシディシの死の結婚指輪を下らんと称してるし
戦い方もショトロハイム隊に奇襲したり自分は戦わず吸血鬼たちにジョセフたちを襲わせようとしたりと
正々堂々とはしてなかったからキャラぶれは実はしてないんだよな
仲間意識の強さから同志への配慮で勝負を認めたりはするけど本人はずっと手段をえらばないタイプ
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最終更新:2022/07/07(木) 05:00
最終更新:2022/07/07(木) 05:00
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