勝連城とは、沖縄県うるま市にあるグスク遺跡である。世界遺産、国史跡指定、続日本100名城(No.200)選定城。
勝連城 続日本100名城 200 |
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画像募集中 |
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別名 | 勝連グスク |
城郭構造 | グスク(山城) |
築城主 | 茂知附按司か |
築城年 | 12世紀~13世紀(諸説あり) |
廃城年 | 1458年(長禄2年) |
首里城、中城城とともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に指定されているグスクで、当時に登録された5つのグスクの中ではもっとも築城年代が古いグスクとされる。また、日本100名城・続日本100名城の最終番号の選定城としてお城ファンなどから認知されている。正式名称は「勝連城」と書いて「かつれんグスク」と呼ぶが、単に「かつれんじょう」と呼ばれることが多い。また、お城を紹介する書籍やお城専門情報サイトによっては「勝連グスク」と表記して紹介されることがある。[1]
勝連城は、勝連半島にある標高約98mの小高い丘に築かれた東西に細長いグスクで、大きく分けて5ヶ所の曲輪からなる。各曲輪の城壁は、「琉球石灰岩」と呼ばれる石灰岩を切石にして組み立て、曲線状になるように築かれている。丘陵西側の最も高い曲輪が一の曲輪で、その東側に二の曲輪と続き、階段状に低くなりながら三の曲輪、四の曲輪へと連なる。そして東の曲輪から再び高くなる構造となっている。
一の曲輪は眺望台となっており、眼下に中城湾や海中道路、その先には勝連城遺跡一帯と知念半島を見ることができる。また、北側は金武湾を囲む北部の山々やうるま市離島部の島々を見ることができる。
勝連城からは多数の出土品が発掘されており、特に中国から渡来した陶磁器が出土品の中で圧倒的多数を占める。他にも、東南アジア産の陶磁器類、朝鮮の磁器、大和系の瓦、グスク時代に生きていたと思われる人骨などが発掘されている。これらのことから、日本や中国、東南アジアと貿易をしていたことが明らかとなっている。また、出土品から12~13世紀に築城されたと考えられている。
琉球最古の歌謡集である「おもろさうし」には、勝連を鎌倉幕府があった頃の鎌倉の街に例えた歌謡をはじめ、繫栄していた様子を窺い知ることができる歌謡が数多く残されている。
現在は、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成遺産として発掘・整備が進められ、うるま市屈指の観光名所となっている。また、2021年(令和3年)10月14日に「あまわりパーク」と呼ばれる資料博物館が開館し、勝連城の出土品などがここで展示されている。2022年(令和4年)1月4日からは勝連城への入城が有料化された。
2022年(令和4年)1月4日から有料化されたため、入城料金が必要となる。
料 金 | 大人 (高校生以上) |
小人 (中学生以下) |
6歳未満 | |
勝連城跡 (常設展含む) |
一般 | 600円 | 400円 | 無料 |
団体(20名以上) | 480円 | 320円 | ||
常設展のみ | 400円 | 200円 |
ニコニコでは、ニコニコ超会議2022にうるま市が「沖縄県 超うるま」ブースを出展。その中で、勝連城で出土した人骨(頭蓋骨)と、鬼瓦の欠片を実物展示した。会場では勝連城の公式パンフレットの無料配布も実施された。また、VRアプリを作成し、アプリ内で勝連城の出土品を解説したり、勝連城の良さやアピールポイントを来場者に紹介した。
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最終更新:2025/02/14(金) 05:00
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