北京オリンピック(2022年)とは (ペキンオリンピックとは) [単語記事]

北京オリンピック(Beijing Olympic)とは、2022年開催の第24回冬季オリンピック(XX IV Olympic Winter Games)である。

開催期間
- 北京オリンピック（第24回冬季オリンピック）：2022年 2月4日～2月20日
- 北京パラリンピック（第13回冬季パラリンピック）：2022年 3月4日～3月13日

概要

冬季オリンピック
北京オリンピック
正式名称
第24回オリンピック冬季競技大会
XX IV Olympic Winter Games
基本情報
開催国	中国
開催都市	北京市河南省張家口市
開会式	2022年 2月4日
閉会式	2022年 2月20日
競技種目数	7競技109種目
参加国・地域	---
新採用/追加競技
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オリンピックテンプレートボックス

中華人民共和国の北京市で開催される冬季オリンピックであり、世界でオリンピック史上初めて夏冬同一の都市で開催されるオリンピックでもある。メインスタジアムも2008年北京オリンピックと同一のものが使用される。

選考過程ではアルマトイ（カザフスタン）、北京（中国）、クラクフ（ポーランド）、リヴィウ（ウクライナ）、オスロ（ノルウェー）、ストックホルム（スウェーデン）の6都市が立候補したが、撤退が相次ぎ投票の段階では北京とアルマトイの2都市となった。第128次国際オリンピック委員会総会で北京44-アルマトイ40の僅差であったが北京が開催権を獲得した。

国名	都市名	1回目投票
中華人民共和国	北京	44
カザフスタン	アルマトイ	40

自然環境に依存した競技場を開催都市外に設置する例はオリンピックで時折見られ、冬季大会では特にその傾向が顕著であるという例にもれず、北京市以外の会場も利用することとなった。山間部の地形が必要な協議であるスキージャンプやスノーボードやバイアスロンは張家口市で行われる。また、北京市内ではあるが中心市街地からは遠く離れた延慶区にもアルペンスキーやボブスレーなど広大な面積を必要とする競技の会場が設けられる。

日本選手の成績

オリンピックの成績

メダル獲得者ないし上位入賞者を中心に、本大会における日本選手の主な戦績をまとめる。

日本は金3個、銀6個、銅9個の計18個のメダルを獲得した。

スキー

日本は5個のメダルを獲得。

フリースタイルスキー男子モーグル 堀島行真銅
フリースタイルスキー女子モーグル川村あんり 5位
スキージャンプ男子ノーマルヒル 小林陵侑金
スキージャンプ女子ノーマルヒル高梨沙羅 4位
スキージャンプ男子ラージヒル 小林陵侑銀
スキージャンプ男子団体日本 5位
スキージャンプ混合団体日本 4位
ノルディック複合男子個人ノーマルヒル渡部暁斗 7位
ノルディック複合男子個人ラージヒル 渡部暁斗銅
ノルディック複合男子団体 日本銅
- アルベールビルオリンピック以来28年ぶりのメダル獲得

スノーボード

日本は3個のメダルを獲得。

男子ハーフパイプ 平野歩夢金
女子ハーフパイプ 冨田せな銅、冨田るき 5位
- 冨田せなはこの種目で日本選手初のメダル獲得
男子スロープスタイル浜田海人 8位
女子スロープスタイル岩渕麗楽 5位
男子ビッグエア国武大晃 4位
女子ビッグエア 村瀬心椛銅、岩渕麗楽 4位
- 村瀬は日本冬季オリンピック女子史上最年少メダル獲得

スケート

日本は9個のメダルを獲得。

高木美帆は今大会4個のメダルを獲得し、冬季オリンピック1大会最多メダル獲得数を4個に更新。また通算獲得メダルは7個となり夏季オリンピックの北島康介、内村航平に並んで最多タイ。

スピードスケート男子 500ｍ 森重航銅
スピードスケート女子 500ｍ 高木美帆銀
スピードスケート女子 1000m 高木美帆金
スピードスケート女子 1500ｍ 高木美帆銀
スピードスケート女子 3000m 高木美帆 6位
スピードスケート女子 5000m 押切美沙紀 8位
スピードスケート女子団体追い抜き(パシュート) 日本銀
スピードスケート男子マススタート土屋良輔 6位、一戸誠太郎 8位
スピードスケート女子マススタート佐藤綾乃 8位
ショートトラック男子 1500m 吉永一貴 6位
ショートトラック女子 1500m 菊池純礼 8位
ショートトラック男子 1500mリレー日本 8位
フィギュアスケート男子シングル 鍵山優真銀、宇野昌磨銅、羽生結弦 4位
フィギュアスケート女子シングル 坂本花織銅、樋口新葉5位
フィギュアスケートペア三浦璃来・木原龍一組 7位
フィギュアスケート団体 日本銅
- フィギュアの団体および女子シングルはROC カミラ・ワリエワ（4位）のドーピング疑惑のため暫定的な順位。
- フィギュアペアの三浦・木原組は日本のペアとして初めての上位入賞。

そり競技（ボブスレー・リュージュ・スケルトン）

日本勢の上位進出は無し。

アイスホッケー

女子のみ出場。

アイスホッケー女子日本 6位
- 日本女子アイスホッケー史上初決勝トーナメント進出

バイアスロン

日本勢の上位進出は無し。

カーリング

女子のみ出場（ロコ・ソラーレ）。日本は1個のメダルを獲得。

カーリング女子 日本銀
- リザーブとして出場した石崎琴美は43歳でメダル獲得、葛西紀明の41歳を抜き冬季では歴代最年長メダル獲得者となった。

パラリンピックの成績

ロシアがウクライナに対して軍事侵攻を行うという異様な国際情勢の中で行われたパラリンピックは、「平和とは何か」についていつもの大会以上に考えさせられるものとなった（この影響でロシアとベラルーシの選手は全競技に出場できなくなった）。日本は金4個、銀1個、銅2個の計7個のメダルを獲得した。

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