北大路大五郎 単語

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キタオオジダイゴロウ

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北大路大五郎とは、『銀魂』に登場するキャラクターである。アニメ版の声優竹内順子。 

概要

江戸の寺子屋に通う少年で、坊ちゃん刈りのようなちょんまげに半目、 垂れた鼻水クラスの中でも立たないような大人しい容姿をしている。

そして三年生の夏休み
彼は一人のマダオと出会った。

マダオが咲くまで

夏休みの初日。明日から始まる夏休みに胸を膨らませていろいろな事を考えていた大五郎ラジオ体操に遅れてしまう。急いで公園へ行ったが、既にもいなかった。途方に暮れる大五郎へ『をくれ~』と唸りつつゾンビの如く近づく男が一人。それが大五郎マダオとの出会いだった。

働きもせずに公園でじっとしているマダオ大五郎は彼のめるままにを与え、マダオが咲くまでの観察日記をつけ始めた。その後、紆余曲折があってマダオの傍の小屋で飼う事になる。マダオを咲かせるため、母親からくすねてきたバーボン造作に投げつける日々が続いていく。しかし、マダオを飼いはじめてから十日経っても彼は咲くどころか芽が出る事すらく、母親も段々と大五郎が飼っているものがマダオだと気が付き始め、気味悪がっていた。

ある日、大五郎は三年前に別れたマダオである父親の事を思い出し、その昔話マダオへと話して聞かせた。マダオはどうして自分を拾ったのかと大五郎に問いかける。大五郎は彼に「父親を支えられず、を苦しめた事を後悔しているのかもしれない」と答え、そしてバーボンを置いて去っていった。

8月11日江戸台風が直撃する。大五郎マダオの事が心配になり小屋へと向かう。しかし、そこにマダオの姿はかった。大五郎裏に、「マダオの姿なんてもう見たくないんじゃないか」という言葉が浮かび上がった。そして母親の制止を振り切って大雨の中を飛び出し、マダオの姿を探す。また父親のようにマダオが堕ちていき、不幸になってしまう事が彼には耐えられなかったのだった。結局マダオを見つける事は出来ず、翌日に風邪を引いて寝込んでしまう。薄ぼんやりとした意識の中、また助けられなかった事に後悔し、を一筋流した。その時、大五郎の傍でそっとを拭いたのがマダオだった。母親も、あの大雨の中でマダオを探して、連れ戻してくれたのだった。マダオは、風邪を引いてまで自分を探してくれた二人に対してを流し、もうは飲まないと大五郎約束した。

あれからマダオは生まれ変わり、大五郎家事手伝いをしつつ、人雑誌を読み漁って積極的に職を探し始める。そんな日々は大五郎にとっても幸せで、父親のいない三年間を取り戻すかのように三人で温かく暮らしていた。

そして8月26日マダオはたった一人しか合格できない難関の企業面接へと向かう。
遂に、マダオの芽が出る日が来たのだった―― 

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