北浜健介(きたはま けんすけ)とは、日本将棋連盟の係長所属の将棋棋士である。1975年12月28日生まれ。神奈川県出身。佐伯昌優九段門下。棋士番号211。
小学生6年生のときに小学生将棋名人戦で準優勝(決勝の相手は田村康介)。1994年、18歳で四段昇段(プロデビュー)。C級2組、C級1組をそれぞれ2年で突破しB級2組に昇級。
1999年から2000年にかけて新人棋戦で3度準優勝。2002年度の順位戦でB級1組に昇段。
持久戦調の将棋を好む居飛車党の棋士である。その棋風は、温厚な見た目や口調と裏腹に棋界随一ともいわれる鋭い攻め将棋である。2014年ごろからは振り飛車党になり、ゴキゲン中飛車などを主力戦法としている。
サッカーファンであり、特にスペインリーグ、FCバルセロナのファンである。
詰将棋を解くのが早く、詰将棋早解き選手権で、あの谷川浩司を抑えて優勝したこともある実力の持ち主。プロ棋士としては珍しく詰将棋をつくるほうも得意で、奨励会時代に中手数の17手詰が入選し、以来詰将棋にのめり込んでいったという。また、当時の選者は詰将棋界の変態鬼才、伊藤果であり、彼の影響も受けている。一方、尊敬する詰将棋作家は若島正とのこと(浦野真彦も影響を受けた棋士として挙げている)。以後、棋界随一の詰将棋好きとして知られる……のだが、子供の頃は解くのが大の苦手で、すらすら解けるようになったのは奨励会に入ってからとのこと。詰将棋の審美眼も確かで、将棋世界の詰将棋サロン選者も務めたこともある。近年では、詰将棋早解き選手権の問題出題側となっている。
詰将棋問題集『脳トレ〇手詰』シリーズは、北浜本人による自作集であり、後書きからみてもその詰将棋愛が感じて取れる。
その穏やかな風貌と謙虚な人柄からまるで係長のようだと言われることがある。2008年6月22日のNHK杯選手権(対石田和雄戦)での解説の加藤一二三を交えた感想戦は、中間管理職としての生き様を全国のお茶の間に見せつけた。
そんなためか、竹部さゆりが彼のことを、生放送で「北浜八段」と言うべき所をついつい「北浜係長」と言いそうになってしまった。なお、第39期棋王戦第一局解説の際に、視聴者から課長昇進の辞令が下りたが、本人はそれを固辞している(どうでもよかったようだ)。
その後も、叡王戦本戦で当時将棋連盟会長だった佐藤康光と対局した際にPVや観戦記で「会長vs係長」と煽られるなど、すっかり係長という愛称が定着してしまった。
掲示板
1 ななしのよっしん
2012/10/25(木) 06:29:07 ID: 5S+l76KdKD
出版当時はプロも読んで勉強してるとまで言われた「羽生の頭脳」を、
早稲田大学在学中(当時プロデビュー済み)の北浜さんが読んで、
「相横歩取りの先手勝ちとなってる所に読みぬけがあって後手勝ちの局面だ」と気付いて、
公式戦でその局面に誘導して(対戦相手は小野修一七段)新手一発で結論ひっくり返した(※)という逸話知って以来好きな棋士だ。
あの有名な羽生ですら間違えるのかというのと、それを覆せるなんてどんなにすごい人なんだろうと。
もっと活躍してほしいな。
※後に羽生が同一局面に誘導させられて後手の村山七段に同一手をさされ負けた
2 ななしのよっしん
2017/06/05(月) 11:32:23 ID: SHilFObzRZ
中飛車一本で勝率上がってるのすごいですね
さりげに注目してます
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最終更新:2024/04/26(金) 02:00
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