十傑集走りとは、滑走に似たスタイルで走る走法の一つである。
概要
上半身を微動だにさせず、逆に下半身は残像しか見えない位素早く動かして走る様をこう呼ぶ。
元々は『8マン』等で「素敵走り」と呼ばれていたが、近年では『ジャイアントロボ THE ANIMATION~地球が静止する日~』の登場人物「十傑集」にちなんで「十傑集走り」と呼ばれている。ニコニコ動画ではこちらのほうが知名度が高いと思われるため、この名称で記載する。
ただし、厳密に十傑集走りと言う場合いろいろな要素が関わってくる。以下にその理想とされる形を軽く記載したので、参考にすべし。
十傑集走りへの道
- 【ステップ.1】「車より速く走る」
あの綺麗な走りを再現したいと気持ちが逸るのもわかるが、まず基本からマスターしなくてはいけない。
その最初の段階こそ、車より速く走ることである。
どんなに綺麗なフォームで走ったところで、速度が遅ければ意味がないのである。
まずは公道で日々車との競争に興じて走力を上げることからはじめよう。
余力のある人は次に超特急列車を目標にしよう。
- 【ステップ.2】「肉眼でうまく捉えられない程度の足の動作」
車よりも速く走れるほどの走力を手に入れた諸君なら到達しているやもしれない。
次は足を常人の肉眼ではよく捉えられないほどの速さで動かさなくてはならない。
これが出来ず、横から見た時に腰から下が渦巻き状になっている場合は失格である。
十傑集走りとしては見栄えが悪いため、頑張って疾走感をだそう。
- 【ステップ.3】「上半身を微動だにさせない」
ここでようやくこの走法最大の特徴である走法に移る。
どんなに速く走れたところで、身体が超高速で上下していたら他人からはどう見られるだろうか?
格好がつかないし、上下振動による余計な体力消耗は避けたい。
これを実践するためには、足で地面を踏みつけた時の反動を腰より下で食い止めなくてはいけない。
足踏み鍛錬を繰り返し、上下の振動幅を少しずつ少なくしていこう。
- 【ステップ.4】「急停止は速やかに」
曲がり角で突然子供や車、そして転校生が飛び出してくることは普段の生活で多々あることである。
この時すぐに停止出来なくては大事故に繋がってしまう。
一番理想型は、止まると決めた瞬間その場でしっかり立ち止まることが出来るようにすることである。
しかしこの境地に達した人物は少ないので、まずは誤差30cmを目指そう。
また、道を間違えた時のためにも高速Uターンの練習も行っておくといいだろう。
- 【ステップ.5】「小物への影響は少なく」
こちらは拡張的なステップである。走りながらキセルを吸いたくなる事が日常ではよくあることだ。
が、もし中の灰が周囲に飛び散ってしまってはどうか? 走り方がよくても人間として格好がよろしくない。
そこで、これを外に撒き散らさない鍛錬が必要である。
とにかくいかに走行中に風の抵抗からキセルを守れるかにかかっている。
最初は人の少ないところでキセルをくわえながら少しずつ走り方に工夫をくわえていこう。
極めて行けば、いつの間にかキセルへの空気抵抗がなくなっているはずだ!
この走法をマスターすれば、通勤・通学の際の乗り物利用がほとんどにおいて不要になる。
この走法は地球温暖化対策としても非常に注目されており、世界的にも採用の議論が密かに行われている。地球環境清浄化に興味のある方は、是非極めて頂きたい。十傑集走りで北極の白クマさんを守ろう!
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このDVDには、今回紹介した十傑集走り以外にも、暮らしのためのトレーニング映像が収録されている。
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トレーニング風景
走法習得者達の、貴重なトレーニング時代の映像である。
著名な習得者