千秋庵とは、北海道にある菓子メーカーの屋号である。現在は北海道に2社存在する。
1860年創業の千秋庵総本家からのれん分けして1894年、小樽市に誕生した小樽千秋庵(1995年廃業)で修業した岡部式二が札幌で創業した。本家である函館とは孫の関係といえる。
函館のみでの展開を行っていた総本家と異なり、同じくのれん分けされた他の千秋庵を吸収合併し、札幌千秋庵ののれん分け由来の六花亭のある帯広と、総本家のある函館を除き、全道展開するに至っている。
また、北海道土産として「山親爺」「ノースマン」などのお菓子でも有名である。そのほかに和菓子も製造、販売されている。
本社は狸小路3丁目に近い場所にあるビルで、てっぺんに欧風の家をかたどったような屋根がつけられてる。1階が店舗兼喫茶スペースで、定時でピアノ演奏が行われるほか、地下からくみ上げられた水が無料で飲める。
そのほかに茶室、工場を備えている。
近くにある別館には、製菓士を訓練する短大として「千秋庵製菓短期大学校」が設立されている。ただし入学できるのは千秋庵製菓の製造部社員のみである。
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最終更新:2024/04/18(木) 12:00
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