博士(とある魔術の禁書目録)とは、とある魔術の禁書目録に登場するキャラクターである。本名不明。
初出は15巻。学園都市の裏に潜む小組織『メンバー』のリーダー。世界の隅に隠れた美を見つけて、そっと愛でたりするのが趣味で、土御門舞夏が乗っていた清掃用ロボットに発情するまだまだ現役のお爺ちゃんである。
博士にとって、「世界の隅に隠れた美=アレイスター」であり、それ故、アレイスターの直轄部隊である『メンバー』のリーダーを務めており、その立ち位置上、他組織からは「アレイスターの犬」と称されるが、博士自信はそれを肯定している。
主な活動経歴は、学園都市独立記念日(10月9日)に、同じ学園都市の裏に潜む小組織『スクール』が反旗を翻したことによって、『メンバー』の構成員は反乱分子を潰す為に暗躍することになった。リーダーである博士は、『スクール』のリーダーであり、超能力者(レベル5)第二位の垣根帝督を『オジギソウ』と呼ばれる『ナノデバイス』を応用した反射合金の粒を用いて襲撃。殺害に成功した(と思っていた)博士は、「レベル5を失うのは惜しいが、それなら新しく作ってしまえば問題ない」と思っていたことを考えると、研究者としては相当の腕を持っていたに違いない。つまりそれは、能力者の素質関係無しに意図的にレベル5を生み出すことができると受け取ることができる。もしや22巻で発覚した滝壺理后の…(割愛)。
このようにそこそこの役割を持ったキャラクターであるのに関わらず、その登場数の少なさには定評がある。15巻では口絵カラー、挿絵の計二回描かれているが(『グループ』の土御門や海原、『アイテム』の面々と同等)、実のところ、彼は行間にしか登場していない。映像化するなら、数分にも満たないであろう。恐らく扱いは、出番はそれなりにあったが、口絵を手塩に取られたり、情けないやられ方をした『ブロック』のリーダーである佐久辰彦といい勝負。
博士の登場期間は僅かなものであったが、(見た目が)高齢キャラである為、見た目に比例して人生経験が豊富である。それ故、若き少年たちに自分の話を聞かせているシーンが二回ほどあるが、その姿はまさに人生の先輩と言えよう。
幾ら垣根さんがDQNだからって、あからさまに決め付けるのはよくないですよ…。
補足しておくと、博士は当初ヨーロッパの建築に憧れていた。膨大な時間と人員を使って『作品』を築くスケールの大きさに惚れたらしい。しかし同時に、細かな意匠の一つ一つを丁寧に理解することは、つまり見所が多すぎて疲れてしまうそうだ。だからこそ博士は、それ自体が芸術的な美しさを持ち、俳句のような詩的な美をも兼ね備えている上、たった一行を紐解くだけで余す所なく堪能できる数式に執着を抱き、今に至る。実に奥深い話である…。
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最終更新:2025/04/03(木) 08:00
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