危険な配合 単語


ニコニコ動画で危険な配合の動画を見に行く

キケンナハイゴウ

3.7千文字の記事

危険な配合とは、ダービースタリオンシリーズ恒例の警告である。種付け時に近交配過ぎると牧場長が警告してくる。

概要

ダービースタリオンシリーズではプレイヤーが所有する繁殖牝馬種牡馬を種付けして競走馬を生産する。
種牡馬の選択においては血統が重視され、インブリード(近交配)でクロス(が共通の先祖を血統表に持つ)を発生させることで得られるボーナスが強い作りに必須とされる。
組み合わせによっては複数のクロスを発生させて大きなボーナスを得られるが、近交配過ぎると牧場長が「危険な配合です」と警告してくる。おおむね、血量50%以上の場合に警告が出るらしい。

同様に競走馬を生産するゲームであるウイニングポストシリーズの場合、危険度というパラメータで表示される。こちらではインブリードの他にラインブリードという配合理論でも危険度が上昇する。
おおむね、血量50%以上の場合「極度の近です。別の配合相手を選んでください」というコメントが出てそもそも配合自体ができない。

血量という概念に関して説明すると、1世代前を50%2世代前を25%、…というように遡って計算したものの、インブリードの合計値である。要するに血統表の中で、複数回登場するの血が全体の何%を占めているか」を示す数値である。

詳しいことはインブリードの記事を読んでほしいが、上述の通り、競走馬の配合においては、一般的に血統表を5代前まで遡った中に同じが複数出現する場合、そのが○代前と代前にいるということを「○×」というかけ算で表記し、これを「クロス」と呼ぶ。科学的根拠は特にないらしいが、上手くクロスを作ると強いが生まれやすくなるとされており、現代の活躍は大抵の場合は何らかのクロスを持っている。

文章で書いてもわかりにくいので、実際の血統表で説明しよう。これは2021年クラシック世代狂気として話題人気を集めたメイケイエール血統表である。

ミッキーアイル
2011 鹿
ディープインパクト
2002 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
*スターアイル
2004 鹿毛
*ロックオブジブラルタル *デインヒル
Offshore Boom
*アイルフランス Nureyev
*ステラマドリッド
シロインジャー
2013 
FNo.2-w
*ハービンジャー
2006 鹿毛
Dansili *デインヒル
Hasili
Penang Pearl Bering
Guapa
ユキチャン
2005 
*クロフネ *フレンチデピュティ
*ブルーアヴェニュー
シラユキヒメ *サンデーサイレンス
*ウェイブウイン

この場合、(3代前)と、(4代前)にサンデーサイレンスが共通して出現するため、「サンデーサイレンスの3×4」となる。また、同じく(4代前)と(4代前)にデインヒルも重なっているので、「デインヒルの4×4」も加わる。

上記の血統表を見るとわかると思うが、1代前では先祖は2頭なので各50%、2代前では先祖は4頭なので各25%、3代前は8頭なので12.5%……というに遡るほどに割合は半々になっていく。
で、上記のメイケイエールの場合「サンデーサイレンスの3×4」は12.5%(3代前)+6.25%(4代前)=18.75%。「デインヒルの4×4」は6.25%+6.25%=12.5%
両方合わせると18.75%+12.5%=31.25%がメイケイエールの持つインブリードの血量という計算になるわけだ。
なんで足し算なのにかけ算で表記するのかって? この×は「掛け合わせる」って意味だからほら。

血量見表
世代 血量
1 50%
2 25%
3 12.5%
4 6.25%
5 3.125%

ただし、あまりに血を濃くしすぎると体質が弱かったり、極端な気性難だったり、繁殖力に欠陥があったりといった問題を抱えたが生まれてくるリスクが高くなるため、あまりに濃いインブリードは避けるのが普通である。ダビスタで警告が出るのもそういった事情を反映している。

しかしインブリード自体にルール的な規制があるわけではなく、特にの場合、濃いインブリードを持つと繁殖成績が良くなる傾向があったりするので、現代でもときどきびっくりするような危険な配合のが走っていたりする。

ちなみに競走馬の場合、も同じ兄弟(全兄弟)はクロスの計算上は同じとして扱う。両が同じである以上、含まれる血量は変わらないという理屈である。

実在競走馬の例

コロネーション(トウルビヨンの2×2) 1946年
凱旋門賞などを勝利したが繁殖力に問題があり、子供は生まれてこなかった。詳細は記事参照。
インスヨルカ(クーンスジエストの2×2) 1973年
16戦0勝。繁殖入りしたが産駒は5頭。そのうち出走したのは↓とサンクインルーラー(3戦0勝)の2頭いる。
ヤチヨポーセレン(シャイニングルカクイーンスジェストニセイの1×2とクーンスジエストの2×3×3) 1980年
↑の子なのだが、シャイニングルカクイーンスジェストニセイの全という狂気の極みのような配合。人間で言うと、兄妹の間の伯父の子を産んだということになる。意味がわからん。血量でいうと87.5%。2戦0勝。
マイユートピア(エミールの2×1) 1937年
3戦3勝でダービー直前に引退したダービーミラクルユートピアが、エミールとの間に作った子。つまり息子の子。未勝利だが競走デビューはしたらしい(詳細戦績不明)。ちなみにミラクルユートピアは半メリーユートピアとの間にも産駒がいる(こちらはエミールの2×2)。
リトルジャスミンの1994(トドロキヒホウの1×2) 1994年
血統登録のみ。こちらはの子となる。これは牧場の手違いでつけてしまったらしい。
ショウナンパリオ(シンボリクリスエスの1×3) 2015年
祖父と孫の子ということになる(血量62.50%)。2戦0勝。
クルークベンセジュバ(アラブ(血量100%)、Jaeceroの2×2とGkehdahkの2×2) 1971年
兄弟クロス計算時に同じものとして扱うとみなすと、なんと1×1という狂気である。彼女はなんと繁殖牝馬として日本輸入され(産地はポルトガル)、孫世代には地方勝利を挙げた、さらには中央競馬で走った記録がある。アングロアラブなので既に競走馬としての血は繋がっていないが、地方で2勝を挙げた孫のオーシャンキング皇室用の乗用を生産する宮内庁御料牧場種牡馬入りし、2020年まで種牡馬として登録されていたのが確認されている。
なお、別の海外サイトexitではJaeceroの2×2は変わらないものの、Qkehdahk ex HendaがSui Yama、と別のになっており、2代までしかわからない日本の血統情報より信憑性がありそうに見える。ただしQkehdahkとSui Yama姉妹(どちらがかは不明)であるうえが同じであり、そのJaeceroでもあるという、もはや血量計算も面倒なほどの複雑さである。以外は全てクロスしていることになる。
Coronis(Durban・Heldifannの全姉妹2×1) 1935年
パーソロンの3代Heldifannと、トウルビヨンDurbanが全姉妹なので叔母と甥の子ということになる。1935年生まれの古すぎるなので戦績は不明。
マイネルレオーネ(ゴールデンサッシュ・サッカーボーイの全兄妹2×2) 2012年
11歳まで走り66戦8勝(うち障害競走30戦4勝、2022年中山GJ中山大障害でともに3着)。インブリードなのか400kg前後と障害としては記録的に小柄で、障害オープン勝利と、日本調教の大障害コース出走の最軽量記録を持っている。
ファーガス(競走馬)(ブライアンズタイムの2×2) 2019年
まさかの現代でのコロネーション配合。大井で現役(2024年11月現在41戦2勝)。
ワイズメアリー(ブラックタイドディープインパクトの全兄弟2×2) 2020年
キタサンブラックディープインパクトという基本血統情報だけでヤバいとわかる配合。4戦0勝で園田へ移籍、園田で1戦0勝で繁殖入り。
キタノグリエル(エアグルーヴカーリーパッションの全姉妹2×2とサンデーサイレンスの3×3) 2020年
しか異系がないという狂気の配合。4戦0勝で佐賀競馬へ移籍し佐賀で15戦1勝。
ファントムシーフ(デインヒルの3×3とHasili・Arriveの全姉妹3×3) 2020年
Dansili(デインヒル×Hasili)とPromising Lead(デインヒル×Arrive)という実質Dansiliの2×2という血統。2023年共同通信杯(GIII)勝ち

関連項目

この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

  • なし

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
琴葉茜[単語]

提供: こーらる

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2026/01/22(木) 17:00

ほめられた記事

最終更新:2026/01/22(木) 16:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP