サンセイトウ
若手の保守派地方首長・地方議員の連合体「龍馬プロジェクト」の結成・運営や、インターネットチャンネル「CGS」での若者向け情宣活動などにより、保守・右派陣営における若手有望株として2010年代から注目を集めていた神谷宗幣により、2020年4月11日に結成された[2]。
綱領の第一として「天皇を中心に一つにまとまる平和な国づくり」を掲げ、世界唯一の皇統を日本のアイデンティティの根幹と位置づけ、自尊史観(自由主義史観/歴史修正主義)教育を進め、社会主義的な戦後システムや戦後国際秩序からの脱却を図ると提唱するなど、政治思想面では右派イデオロギーを党の政策・思想の核心に据えており、後述する党の中心メンバーや関係者も右派色の強い政治評論家や活動家によって占められている。(個々の議員でなく)党全体の政治思想面のスタンスを比較した場合、国会に議席を有する政党の中では最右派に位置する政党である。
他方で、相対的に立ち位置の近い、右派のミニ政党である維新政党・新風や日本国民党、日本第一党、新党くにもり、幸福実現党などと比較すると、これらの諸政党が民族主義や国家主義、排外主義的な政策や言動を正面に押し出して賛同を募るのと対照的に、これらの要素は積極的に表には出さない傾向が見られる。
参加型民主主義を積極的に訴え、憲法への緊急事態条項追加反対、脱農薬による食の安全など各論部分では従来左派が取り組むことが多かったテーマもアピールするなど、若年層・無党派層への間口を広げて参加を促し、サポーターや党員として党コミュニティに取り込んだ上で、セミナーや勉強会、研修ツアーなどを通じて、党のイデオロギーや思想、政策を浸透させ、「知った」「目覚めた」と称揚して自尊心に訴えかけ、自信と周囲への普及意欲を高めていくという手法を採用している。
また、党として新型コロナウイルス感染症のワクチン懐疑論・反ワクチン論や感染症対策緩和策を前面に押し出している点も大きな特徴であり、ワクチン推奨施策への反対、子供へのワクチン接種反対運動との連携、海外からの渡航者の入国制限撤廃、国内の行動制限撤廃、脱マスクなどを提唱している。そのため街宣活動などの場でも参加者はノーマスクで過ごすことが多い。
資金力の豊富さでも前述のミニ政党と一線を画しており、設立初年に8600万円の収入を計上[3]、2022年参院選においては約4億3365万円もの寄附を集め、その資金力を背景に全45の都道府県選挙区に1人ずつと比例区に5人の公認候補を擁立する(供託金額1億6500万円)という積極策を展開している。また2022年の党大会において「先行ペアチケット10,000円・党員7,000円・一般8,000円」という入場料を要求する[4]、「予祝」と称する参院選後の政治資金パーティーのチケット代として「SS席10万円・S席5万円(一般2万円)」という強気の値段設定を行うなど、党としても熱狂的な支援者からの集金力に自信を有していることが伺える。[5]
2022年6月時点で公称70,000人の党員・サポーターを擁しており(後述のとおり会費無料のサポーターから年4,000円の運営党員まで4等級あるが、いずれの等級が何人かは不明。なお2020年末時点の総務省届出の党費納入者数は2,502人)
熱狂的な支持者によるTikTokやInstagramを中心としたネット上での情宣活動、そして前述の積極擁立策も相まって、2022年参院選では選挙区で約202万票(得票率約3.8%)、比例区で約177万票(同3.3%)を獲得した。選挙区では得票率11.4%と善戦した熊本県選挙区を除き得票率一桁台に留まり、45候補全員が法定得票未満で落選、供託金没収点を上回ったのも定数の多い東京都・神奈川県・愛知県の3候補に限られたが、比例区では1議席を獲得、党内個人票1位の神谷が党初の国会議員となった[6]。
また、得票率2%要件をクリアしたことで政党要件の確保に漕ぎ着け、これにより今後、公選法上は次回参院選、政治資金規正法・政党助成法上では次々回参院選までは、選挙での優遇措置(衆院選での重複立候補許可や比例区の最低搭載人数撤廃)や政党交付金の支給を受けられる運びとなった。
なお、結成時はKAZUYA CHANNEL主宰の政治系Youtuber京本和也、政治アナリストの渡瀬裕哉らがボードメンバーを務めていたが、党が陰謀論に傾倒しているなどとして、いずれも退任・離党している。なお、彼らの退任理由について、参政党結成前に神谷と協力関係にあった右派系政治評論家の倉山満は以下のように述懐している。
…渡瀬・KAZUYAと決別したあたりから、神谷と参政党は振り切った。渡瀬・KAZUYAが批判したのは「陰謀論を許容するな。嘘を言いふらすことになるからだ」だったが、神谷は振り切った。私も直接言われたが、「陰謀論、スピリチュアル、ネットワークビジネス、そういうものを許容しないと広がりが無い」が神谷の言だ。事実、そちらの方向に振り切ってから、参政党の勢いは加速度がついて広がった。
…この党、確かにいいことも言っている。…しかし、ある候補者と熱狂的な支持者が「コロナウィルスは波動で治る」と訴えているのが聞こえてきたら、他人のフリをしたくなる。参政党は、いいことも言っている。いいことを言っているのではない。極端な「トンデモ」が混ざるので、「いいことも」言っているにすぎないのだ。しかし、参政党に投票するような人は、「いいことを」と「いいことも」の区別はつかない。ここに参政党のリアリズムがある。
…渡瀬やKAZUYAのファンなら、「コロナウィルスは波動で治る」「アメリカ大統領選で不正が起きたので、フランクフルトで米軍とCIAが銃撃戦を起こした」「プーチンはディープステートと戦う光の戦士だ」式のトンデモには耐えられない。しかし、そこに振り切ったのが参政党のリアリズムだ。
その他、党のアドバイザーとして、政治系ブログ「ねずさんのひとりごと」の著者・小名木善行、反ワクチン論の旗手の一人として知られる大阪市立大学名誉教授の井上正康、同じく反ワクチン論の論客であり地球温暖化懐疑論の提唱者としても知られる武田邦彦らが名を連ねている。
また、党の政治塾的な立ち位置である「参政党DIYスクール」の講師として、旧皇族の竹田恒泰、元航空幕僚長の田母神俊雄、愛国系文化人のケント・ギルバートなど、右派論壇の人士を多数揃えている。ただし前述の離党した京本和也や政治評論家の倉山満など、右派論壇の中で参政党に批判的な意見も一定数存在している。
2022年8月時点で9人の地方議会議員が所属している。なお、9人いずれも直近の選挙は無所属又は他党公認で当選しており、参政党公認で選挙に出馬・当選した議員は現時点ではいない。
なお、神谷事務局長が会長を務め、スタンス的に重なるところの多い「龍馬プロジェクト」には公称250人の地方首長・地方議員が所属している。
掲示板
257ななしのよっしん
2022/08/11(木) 22:23:57 ID: u+SaEcauNV
松田まなぶ(松田学)@参政党@matsudamanabu
> 安倍氏暗殺、統一教会問題、本日の内閣改造…
> 一連の流れの背後には巨大な力が働き、
> 政府筋もメディアも岸田政権も?真相に目を向けさせない…
> とても陰謀論では片付けられない。山口敬之氏が斬りました
>
> 組閣では清和会が岸田さんの草刈り場になった。
> 日本の国守り派を一層すべく、安倍氏暗殺が用意周到に計画され、
> 国民の関心を統一教会に向け、そして組閣が決定打に。
> 日本がここまで●●に支配されているとは…
> もう参政党しか日本を守れない。
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
258ななしのよっしん
2022/08/12(金) 09:48:12 ID: cPsrjC2/kz
259ななしのよっしん
2022/08/13(土) 12:18:40 ID: ZgRTgG93oj
>>255-256
まあカルトに限らず宗教ってのは論理性や科学的根拠を無視してしまうところが多分にあるよな
(もちろんカルトの場合はよりそれが顕著ではあるが)
確かに同性婚を認めると出生率が低下“しそうな気がする”というのは気持ちとしては分からんことも無いが、
真面目に考えれば同性婚という制度の有無で性的志向が後から変化する訳じゃないし、
同性婚を法制化した他国を見てもそれによって出生率が低下したというデータも無いので、
論理性や科学的根拠の観点で言えば「同性婚を認めると出生率が低下する」という主張は正しくない
(少なくとも正しいと証明することは出来ない)
これは参政党が主張する無農薬農業についても同じで、
abemaの番組でひろゆきから収穫量が激減すると指摘されてたが、
神谷さん(この前の参院選で当選した人)は「僕も農業やってるけど無農薬にしても収穫量は減らなかった」
などという反論にもなってない返ししか出来てなかった
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最終更新:2022/08/20(土) 05:00
最終更新:2022/08/20(土) 05:00
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